
from 師範代Shinya
(→前回の続き)
そんなDさんから、「文法は絶対必要だよ。」と言われたことで、僕はついに、自分も文法を学ぶ決心をしました。
とりあえず、Dさんが読んだと言っていた「ロイヤル英文法」という分厚い文法書を読むことにしたのです。
ところが、これがかなり苦戦しました。
そもそも、本が超分厚くて、1ページあたりの紙が薄いのです。
トータルページ数は覚えていませんが、ものすごい数で圧倒されたことだけは記憶にあります。
「え?Dさん、これ全部読んだの?」
僕はさっそく不安になりました。
おそるおそるページをめくって、何となく読めそうなところからつまみ食い読みをしてみました。
ところが・・・
ムズカしい!!!
漢字の文法用語が多すぎて、全然理解できません。
そもそも、当時の僕の文法知識は、
「主語と名詞って、何が違うの?」
というレベルでした。
中学校で習ったはずですが、あれから14年の年月を経て、すっかり忘れていたのです。
そんな状態でロイヤル英文法を読むのは、かなりの苦行でした。
「やはり、自分はDさんとは違う・・・これを読み切る根性がないと、英語が話せる日は来ないということか・・・」
と、めちゃくちゃヘコみました。
さらなる精神的ダメージ
ちょうどこの時期に、僕は自分でまいた種で、さならる精神的なダメージを受けました。
僕は当時、1年間の成果を試すべく、TOEICテスト(リスニング&リーディング)を受けたのです。
外国人バーでのカジュアルな英語は聞き取れなくても、テストっぽい英語ならもしかして聞き取れるかも?
と思ったからです。
英会話スクールで実施していた模試テストを受けました。
実は、僕は密かに心の中で、良い結果を期待していました。
良い点が取れる根拠は、こんな感じでした。
↓↓↓
自分はこの1年間、外国人バーでネイティブたちが繰り広げる「早口でカジュアルな会話」の中に自分を放り込み、揉まれてきた。
ネイティブたちの会話は聞き取れなかったけど、テストのナレーション英語はきっと、もっとゆっくりハッキリしゃべってくれるはずだ。
だから、「おぉ!けっこう聞き取れるじゃん!いけるじゃん!」みたいになるだろう、と。
・・・ところが、結果は散々でした。
いきなりパート1のリスニングから、ほぼ全滅では?と思うぐらい、まったく聞き取れません。
そのまま進んでパート2,3,と行きましたが、リスニングの手応えは、ほぼゼロでした。
後半のリーディングパートに入る頃には心がボキボキに折れていました。
ふて腐れ気味にリーディング問題を見ると、そこには僕が見たこともない英単語がぎっしり並んでいます。
本文を読んだところで、ぜんぜん分からない。
本文どころか、質問文すら解読できない。
何を聞かれているのかすら分からないなんて・・・
もう、残りの試験時間は、自己嫌悪との戦いでした。
本当にツラい、地獄のような時間でした。
超初心者レベル認定
採点結果は、990点満点中、超初心者レベルの300点。
分かっちゃいたけど、やっぱりヘコみました。
ちなみにTOEICは、適当に塗り絵して全部同じ選択肢にしても、確率的に250点ぐらいは出るらしいです。
正直、自信を持って正解を選べたのは、200問中1つもありませんでした。
「ここまで差があるものなのか・・・」
僕は、すでに折れかけている心に、追い打ちをかけられた気分になりました。
この時、実は僕はもう、英語学習そのものから離れたくなってしまいました。
ちっとも芽が出ない種に、水をやり続けているような気分になってきたのです。
しかも1年間も!
もう精神的に、限界でした。
フラッと立ち寄ったラーメン屋での奇跡
ちょうどそんなことがあった数日後、たまたまお昼休みに上司と一緒に立ち寄った個人経営のラーメン屋さんで、奇跡的な出会いがありました。
ラーメンを注文した後、何気なく手に取った週刊誌の中に、英語学習に関する記事があったのです。
ちょっと気になって読み始めたら、どんどん引き込まれていきました。
そこ書いてあったことをざっくりまとめると、こんな感じでした。
・英語習得は、勉強というよりも、武道やスポーツに近い。
・①知識を得る→②スキルに変える反復練習→③対人試合をする、という流れで、初めて上達する。
・①の知識は、文法と英単語。文法は覚える範囲が限られているので、文法の方を先にやるのが良い。
・②のスキル練習は、「音読」でをする。ただし、文法が理解できていない英文を音読しても、効果は半減する。
・③の試合は、英会話。これだけ繰り返しても伸びない。
という内容でした。
僕は学生時代に武道にハマっていたので、この理論がものすごくしっくり来ました。
しかも、外国人パブで話した英語の達人のDさんの言っていたこととも、ピッタリ一致しているのです!
さらにその記事には、こんな気になることが書かれていました。
「文法は、学校で習うようなルールの暗記をしなくても、ちゃんと身につく。それは、ネイティブのイメージで覚えること。」
文法ルールを暗記しなくてもいいだと?
そうか!まだ道はあるのか!
これはもう、やるしなかいじゃん!
と、僕は思わずガッツポーズを取ってしまいました。
目の前にいた上司が、
「なんだ、嬉しそうだな。その雑誌に面白いこと書いてあった?」
と聞いてきました。
僕は、自分が英会話をやっていることを会社の誰にも言っていませんでした。
全然違う記事の話で適当にごまかて、その場をやり過ごしました。
オススメ本をすべて注文
僕はさっそく帰宅後すぐに、紹介されいていた本をすべて、アマゾンで注文しました。
紹介されていた本は、森沢洋介先生の名著「英語上達完全マップ」
そして、文法に関しては、大西泰斗先生とポールマクベイ先生の共著の、「ネイティブスピーカーシリーズ」の何冊かです。
当時の僕の心に最も深く響いたのは、
「ルールを暗記しなくても、英文法は身につけられる」
というコンセプトです。
この分厚いロイヤル英文法を読まなくてもいいんだ!
暗記しないで行く道があるんだ!
そう思うだけで、大きな希望の光になりました。
それまでは、文法を身につける道は1つしかない、と思っていた僕にとって、これはかなり大きな衝撃でした。
このラーメン屋での出来事が、僕にとって人生の転換ポイントになったのです。
・・・つづく。
P.S.
今回の話の中で出てきた、
「文法は暗記ではなく、ネイティブのイメージで身につける」
という考え方。
実はこれ、僕が今お伝えしている内容の原点になっています。
当時の僕は、この考え方に出会ったことで、
・分厚い文法書を前にして感じていた絶望感
・何をどう勉強すればいいのか分からない迷い
・やっても伸びないという無力感
ここから一気に抜け出すことができました。
そして今では、その「イメージで理解する英文法」を、
誰でも体感できる形にまとめています。
もしあなたが、
・文法が苦手で止まっている
・覚えてもすぐ忘れてしまう
・英会話につながる実感が持てない
こう感じているなら、
一度この体験をしてみてください。
知識ではなく「感覚」として文法がつながると、
英語の見え方が一気に変わります。
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