from 師範代Shinya
毎日音読トレーニングをしている人にとって、その年の最後の音読を「音読納め」と呼びます。
(僕が勝手に名付けています)
去年の末、まさに12月31日に、「音読納め大会」をオンライン上で開催しました。
始めて3年目を迎えた、人気のイベントです。
毎年参加してくれているメンバーもいます。
音読納め大会でやることは、とってもシンプルです。
1人ずつ順番に、音読を披露し合います。
聞いている人たちは、みんなでホメ言葉をかけます。
これは「お祭り」なので、とにかく楽しむことが最優先です。
優劣を競いません。
ダメ出しもしません。
とにかく皆で「楽しむ」こと。
それが音読納め大会です。
音読は何でもOK!
音読の素材は、人それぞれ違います。
・自分が普段音読しているお気に入りのテキストの中から、気に入ったユニットの英文を使う
・好きな海外有名人のインタビューをコピーして演じる
・自分の趣味と同じトピックの英文を音読する
・自分で書いた英文日記を音読する
などなど、人によってまったく違います。
また、1人で音読する必要もありません。
誰かと組んで、ペアで披露するのもアリです。
とにかく音読納め大会は、自由です。
唯一の制限は、「1人あたりの持ち時間が1分以内」ということです。
これは、イベントを時間内に終わらせるためと、あまり長い例文は覚えづらい、という2つの理由があります。
そうです。
音読納め大会の英文は「覚える」のが基本です。
これまでに経験したことがない程、1つの英文をやり込む
音読納め大会で披露する時には、みんな英文を暗記してきます。
もちろん、途中で抜けてしまうこともあります。
その場合は、原稿を見てもOKのルールです。
(たとえ日本語でスピーチする時でも、次に何を言うか?を忘れてしまうことはよくあるからです)
ただ、ずっと英文を見たまま下を向いて読み上げると、気持ちを込めづらくなります。
音読納め大会は「お祭り」なので、うまくやることよりも、みんなの気持ちが乗ることを最優先しています。
気持ちが乗るためには、暗唱がベストです。
暗唱するために選ぶ英文
暗唱することを前提に英文を選ぶと、みんなこういう英文を選ばざるを得なくなります。
↓↓↓
・自分が好きな内容の英文
・自分の興味と合う英文
・音読していて気持ちが乗る英文
・これまで音読してきた英文の中で、自分が得意でうまくできたと感じる英文
・ちょっと背伸びしたレベルだけど、「将来、こんな内容が英語で自由に話せたらいいな」と思う英文。
これらの中で1つでも条件を満たす英文を探すことになります。
ふだん英語の勉強をしていると、自分が100%大好きな英文だけをやり続けることはできません。
1冊のテキストを音読する過程では、必ず自分が興味が持てる英文と持てない英文が出てきます。
でも、音読納め大会では、好きな英文だけを集中して思い切り音読練習することができます。
練習の過程が大事
人は、具体的な目標が決まると、そこへ向けて行動できるようになります。
音読納め大会でみんなの前で披露する英文を決めた後は、
「みんなの前で恥をかきたくない!」
という気持ちが燃料になって、練習を続けられるのです。
暗唱できるようになるまで1つの英文を音読し続けると、その過程で英語力が上がります。
その英文で使われている文法や英単語などのエッセンスを、するめのように噛み尽くすことができるからです。
発表する場に向けて練習した経験自体が、実は貴重なのです。
本番でうまくできるかどうか?よりも、ガンバった過程が実力と自信を生みます。
本番での楽しい雰囲気
そして今回の音読納め大会の本番は、とても楽しい時間になりました。
みんなバッチリ練習してきて、自分至上最高の音読を見せてくれました。
英文のテーマに沿ったコスチュームを着たり、小道具を用意して演出を盛り上げてくれたメンバーもいました。
本当にお祭りムードです。
中には今回で3回目の参加になるメンバーもいて、みんなそれぞれに工夫を凝らしているのが伝わってきました。
何より良かったのは、みんなの表情と声のトーンです。
英文に感情を込めて、自分の言葉のようにしゃべっていました。
表情や身振り手振りも豊かで、まるで映画のワンシーンを見ているかのような気分になるパフォーマンスを見せてくれたメンバーもいました。
他の英語学習者の「本気の音読」を聞く機会は、なかなかありません。
人の音読を聞くことで、すごく良い刺激になります。
そして、自分の音読をみんなに聞いてもらうことで、英語を話す楽しさを実感することができます。
英会話で外国人の先生と話すのとはまた違った、面白さと緊張感を味わうことができるのです。
参加者の声
最後に、今回の音読納め大会に参加してくれたメンバーの声をご紹介します。
↓↓↓
giriyasuさん
いい緊張と気持ち良さを感じ、発表することができました。
大会に向けての準備も自分の血肉となって、普段の学習よりも力が入るので、とてもいい大会だと思います。
優しい皆さんが見守る中での発表でしたので、リラックスして話しました。題材が特になかったので、皆さんそれぞれの個性が出て面白かったです。
定期的に開催してほしいです。
Isamuさん
始まる前は結構緊張しました。自分の番でもやっぱり緊張して、音読を楽しむという余裕はなかったです。
しかし、普段見ることのない他の人の音読を見て、「ああこんな風に音読やっているんだな。こんなに楽しく音読をやるのだな。」など、色々参考になることもあり、「自分ももっと音読を始め、英語学習をもっと頑張ろう!、皆のようにもっと音読上手くなろう!」という気になり、今後の英語学習のモチベーションアップにつながりました。
また、このようなイベントがあればまた、参加してみたいと思います。
keroさん
3回目の音読納め大会でした。普段の自習会でご一緒しているお友達と2人で会話文に挑戦しました。
毎日少しずつ読み合わせ練習を重ねだんだんと自分たちのの気持ちを乗せて話せるようになり、嬉しかったです。
また、他の皆さんの工夫を凝らした発表も素晴らしかったです。 このような企画をして下さりありがとうございました!
Shinobuさん
楽しかったです。また挑戦したいです。
こーじさん
1年間頑張ってきた。って区切りをつけるのに良かった。
akiさん
発表は緊張しますが、楽しかったです。来年はもっと上手く発表したい。
以上、音読納め大会に参加してくれたメンバーの声でした。
音読納め大会は年に1回のイベントですが、オンライン通学コースでは、毎週音読を発表する場があります。
もし興味があったら、チェックしてみてください。
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From 師範代Shinya(新村真也)
(やり直し英語達成道場 師範代)
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