from 師範代Shinya
(→前回の続き)
※最近新しく発売された「パワー音読トレーニング」シリーズの本のレビューの続きです。
音読の集中力と記憶力を極限まで高める「パワー音読」のメソッドを始めて試す人のために作られたテキストが、1冊目の「入門編」です。
このテキストでは、パワー音読の6つのステップをやりやすいように作られています。
①6つのステップを踏むのに必要な英文の作り
②感情を込めやすい英文の内容
③3分以内でトレーニングが完結する長さ
この3拍子揃った英文になっているのです。
実際にテキストの英文を見てみると、英文の短さに驚くかもしれません。
大きめの文字で書かれた英文が、3~5行程度ある感じです。
普通のスピードで読み上げたら、5~10秒程度で読み終わるでしょう。
短い英文ながらも、パンチの効いた英文になっています。
まず、使われているのは中学英語レベルです。
ボキャブラリーも文法も、中学英語レベルなのに、「言えそうで言えない表現」が揃っています。
パラパラとページをめくっていくと、いかに中学英語で言いことを言い表せるかを実感します。
いくら中学英語とはいえ、とてもこなれた表現なので、パッと見て一瞬で意味を取るのはムズカしいかもしれません。
読むのならまだしも、聞いて一瞬で理解するのは、かなり難易度が高いと思います。
①6つのステップを踏むのに必要な英文の作り
各ユニットの英文は、パワー音読の6ステップを踏むのに最適なようにデザインされています。
パワー音読のステップ2では、「英文のかたまりを、まるで1つの英単語のように一息に発音する」という練習があります。
これを実行するためには、英文のかたまりが視覚的に分かりやすい方がやりやすいです。
このテキストの英文は、英文のかたまりの区切る場所で改行されているので、とても読みやすいです。
改行されているところまでを、一気にまとめて発音すればいいからです。
②感情を込めやすい英文の内容
この本の例文は、英語学習者が感情を込めて音読やすいようにできています。
・まずは5分から始めよう。そこで勢いがつけば、時間を延ばしていける。
・年齢は関係ない。何事も、遅すぎるなんてことはない!
・モチベーションを保ち続けることが、何より大事。
など、読んでいてうなずいてしまう例文が満載です。
自分自身に言いきかせながら、気持ちを込めて音読することができます。
③3分以内でトレーニングが完結する長さ
音読初心者にとっては、長すぎる例文だと、途中で疲れて集中力が途切れてしまいやすいです。
でもこの本の例文は、ナチュラルスピードで読み上げると5~10秒で完結します。
とても短いです。
え?もう終わり?もう少しやりたい!
と感じるぐらいのラインを狙ってきているので、集中力が保ちやすくなっています。
また、短いと言っても、もし暗記しようと思ったら、けっこう手応えを感じるぐらいの絶妙な長さです。
次回の記事では、実際に僕が心を動かされた例文をいくつかピックアップしながら、実際のパワー音読の手順をご紹介ます。
・・・つづく。
今回紹介したパワー音読の入門編(初級)はこちら↓↓↓
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From 師範代Shinya(新村真也)
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