from 師範代Shinya
(→前回の続き)
※最近新しく発売された「パワー音読トレーニング」シリーズの本のレビューの続きです。
「パワー音読トレーニング:入門編」のテキストの中から、僕が気に入った英文を引用します。
Okay,
I’d better practice
for at least 5 minutes
tonight!
That’s how
I gain momentum!!意味:今晩最低5分は練習しとくか!そうやって勢いがつくから!
いかがでしょうか?けっこう短いですよね。
これなら、音読するのもそんなに苦ではないでしょう。
これは、まさに英語学習者がつぶやくのにピッタリな言葉だと思います。
英語の勉強も、最初にやり始めるまでが一番大変です。
最初にページを開いて英文を音読し始めるまでの、「よっこらせ!」の部分が、一番エネルギーが必要なのです。
だからこそ、「まずは5分」と決めて、動いてみるのです。
その5分をクリアしたら勢いがつくので、あと5分、10分と伸ばしていくことは割とカンタンにできます。
そう自分に言いきかせながら、この英文を音読するのです。
僕にとっては、とても感情が込めやすいなと感じます。
このように、パワー音読入門編のテキストには、自分ひとりで感情を込めて音読しやすいような内容の英文が満載です。
パワー音読の6ステップ
では実際に、パワー音読の6ステップを見ていきましょう。
ステップ①は、チャンク音読と呼ばれる手法です。
さっきの英文の改行されている場所を1かたまりとして、まるで一語であるかのように「意味のかたまり」としてとらえながら、一息で速く読み上げます。
Okay,
I’d better practice
for at least 5 minutes
tonight!
That’s how
I gain momentum!!
一行がこのぐらいの長さの英文なら、かたまりで読み上げるのもいける気がしませんか?
これを30秒間行います。
ステップ②は、ノーマル音読です。
行で区切らずに、音のつながりを意識しながら、モデル音声のマネをしながらオーバーラッピング(モデル音声と同じタイミングで声出し)していきます。
テキストにあるノーマル音読用の英文は、さっきの英文のように改行さえてはいません。
代わりに各英単語の語尾の部分(弱く読まれる部分)に色がついているので、どこが弱く読まれるか視覚的に分かりやすくなっています。
発音を意識したオーバーラッピングを30秒間続けたら、次のステップに入っていきます。
ステップ③はささやき音読です。
これは、声を出さずにひそひそ声(空気音)だけを使って音読していきます。モデル音声は使いません。
これは、やってみると分かるのですが、空気音だけで音読していると、子音の音がすごく強調されるようになります。
特に、t や d などの、空気を鋭く短く出す音に対して、有効です。
この本の復刻前のアマゾンレビューで、「ささやき音読を、自分の生徒たちにやらせてみた、キッズ英会話の先生」の体験談が書いてありました。
ささやき音読の効果は、劇的だったそうです。
子ども達の子音の発音改善に、ものすごい効果を発揮したと書いてありました。
僕の「ささやき音読」体験
実は、僕もささやき音読の体験が今までに何度かあります。
といっても、メソッドとして行っていたわけではありません。
僕は年に2~3回ぐらいは風邪を引きます。(最近は、娘が保育園で風邪をもらってくるので、回数がもっと増えています)
僕は声を使う仕事をしているので、風邪のウィルスがある状態で声を出すと、高い確率で声帯がやられます。
そして、声がかすれてしゃべれなくなるのです。
1度声が出なくなると、、3~4日ぐらいは声を温存しなければなりません。
その期間にも、自分の英語トレーニングはこなします。
以前は、メニューを音読以外の多読やリスニングに替えていました。
でも最近は、音読トレーニングを引き続きやることが増えています。
音読トレーニングと言っても、、声が出ないので強制的に「ささやき音読」になります。
でも、ささやき音読を4日ぐらい続けた後に声出し音読をやると、明らかに感覚が違うのです。
確かに、子音の発音が良くなっている感覚があります。
僕は自分の経験からも、ささやき音読は強力だと思います。
・・・つづく。
今回紹介したパワー音読の入門編(初級)はこちら↓↓↓
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From 師範代Shinya(新村真也)
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