【カナダでの恐怖体験②】

 
From  師範代Shinya(新村真也)
 
※毎週日曜日は、過去に投稿して好評だった「僕が31歳でカナダに留学した時の体験談」のブログ記事をお届けします。
 

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僕が留学先のカナダのバンクーバーで、週末のバスツアーに参加したときのこと。
 
その日は、日帰りツアーでしたが、ちょっと遠出をするので、朝6時に駅前にバスが止まるエリアに集合することになっていました。
 
真冬の2月のバンクーバーは、6時前の時間帯はまだ真っ暗です。ほとんど夜中みたいな感じです。
 
でも、バスは早朝から運行しています。僕は5時台の始発バスで早めに現地に行きました。
 
着いた時間は5時半ちょっと前。集合が6時なので、まだ誰も来ていません。バスもいません。
 
日本だったら、こういう時はかなり早めに来ている人がちらほらいるのですが、ここはカナダです。そんな人はいません。バスも添乗員さんも見あたりません。
 
待っている間、ずっと立ってるのも寒いので、そこら辺を散歩しながら身体を暖めることにしました。
 
まだ暗い中、異国情緒あふれる通りを、街灯の電気がぼんやり光っている光景は幻想的でした。
 
僕は気分が良くなり、ポケットからウォークマンを取り出して、ゆったりした音楽を聞きながら海沿いを歩くことにしました。
 
このとき僕は、「絶対やってはいけないこと」を2つしてしまったことに、気づいていませんでした・・・

危険ゾーン

バンクーバーには、夜暗い時間帯に入ってはいけない危険ゾーンがいくつか存在します。
 
その中の筆頭は、「ガスタウン」と呼ばれる地域です。
 
ここは、僕が入学した語学学校で、初日の日本人だけを集めたオリエンテーションの中で何度も「夜行ってはいけない」と言われたエリアでした。
 
僕は、そんなところに行くつもりはなかったので、それを聞いた時には他人事だと思っていました。
 
ところがなんと、このバスツアーの集合場所はガスタウンのすぐそばだったのです!(それを知ったのは後になってからですが)
 
僕はこの時には、そんなことは知らずに、警戒心はゼロでした。
 
まさか、学校の手配した旅行会社のバスツアーの集合場所が、そんな危険なエリアのそばなわけない!と疑ってもいませんでした。
 
たしかに、バスが来る場所自体は、一番電気が多く明るい場所で、大きくて広い建物もあり、夜でも建物の警備員がいるので、安全だということが後でわかりました。
 
でも僕は、散歩するためにその場所から離れてしまったのです。しかも、ガスタウンの方向へ向かってしまいました!そうとも気づかずに!!
 

危険な行為

もうひとつ、僕がやってしまったこと。それは、「ウォークマン」です。僕はこのとき、歩きながら音楽を聴くために、イヤホンをしていました。
 
イヤホンは、薄暗くて視界が悪い中で、人間の唯一の危険察知機能である「聴覚」を奪ってしまいます。
 
しかも、ウォークマンはより良い音質を楽しむため、「ノイズキャンセル機能」がついています。
 
これは、周囲の騒音を限りなくゼロに近づけて、音楽のみが聞こえるようにするテクノロジーです。
 
しかし、音楽好きにとってはすばらしいこの機能は、完全に外界の音から僕の聴覚をシャットアウトします。
 
僕は、早朝のバンクーバーの幻想的な光景に酔いしれながら、ウォークマンでバラード曲をかけ、ノイズキャンセル機能を発動させました。
 
実はこのとき、自分の背後に危険が忍び寄っているとは知らずに・・・
 

美しい海

しばらく歩いたことで、僕の身体は暖まってきました。早朝の冷たい空気が顔に当たり、さわやかな気分です。
 
ふと左側見ると、海が見えます。暗闇に水面がキラキラ光って、美しいです。
 
海沿いには、人が落ちないように胸の高さくらいの柵が張られています。
 
僕は、音楽を聴きながら柵に両肘をかけて、正面の海を見て幸せな気分になっていました。
 
そして、ふと思いつきました。
 
そうだ!せっかくだから、ここは海の水の音を聞いてみよう!きっと静かな中で耳を澄ませば、自然の音が楽しめるはずだ!
 
そして僕はウォークマンの電源を切って、そのとき初めてイヤホンを耳から外しました・・・
 
 
・・・つづく
 
 

 

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