From 師範代Shinya(新村真也)
https://ei-tatsu.com/the-first-day-at-school-rv/
初日は日本人同士で集まって、ゆる~い感じで始まった僕の留学生活。
2日目はいよいよ、レベルジャッジで振り分けられたクラスへ行きました。
僕が取るのはビジネスクラス。日本で希望していたとおりのクラスです。
朝、ウキウキしながらクラスルームに入ると、そこにはすでに何人かの生徒たちが来ていました。
どこの国の人たちだろう?
「Hello!」
すかさず僕の方から声をかけ、自己紹介し合いました。日本にいる頃に「外人バー」で培ったノリがまたここで役に立ちました。
僕らが自己紹介し合っている間にも、部屋には次々とクラスメイトがやってきて、出身国と名前を紹介し合いました。
その結果、わかったこと。それは、アジア人は僕ひとりだということです。
他のクラスメイトは、スイス、ドイツ、チェコ、スペインなどのヨーロッパ系の人たちと、ブラジル、メキシコなどの南米系の人たちでした。
みんなブロンドヘアーに青い目をしています。僕は完全に「アウェイ」な感じがしました。
(ぬぬ!!さすがビジネスクラス!!日本人がいないどころか、アジア人は俺一人か!望むところだ!!)
と気合いを入れていると、そこにカナダ人の先生が入ってきました。
金髪の40代くらいのテキパキした女性で、キャリアーウーマンぽい雰囲気です。
速い英語
僕が一番驚いたこと。それは、みんなのしゃべる英語のスピードの速さでした。
先生もクラスメイトも、ものすごい速くて、聞き取れないのです!!
先生はネイティブなので、まだ聞き取れる部分もチョロチョロとあります。
でもクラスメイトのしゃべる英語はそれぞれの出身国の母国語のなまりがあるので、90%以上が聞き取れません。
でも、周りのみんなを見ると、ちゃんと理解して話しているように見えます。
「先生とクラスメイト」、「クラスメイトとクラスメイト」は意志疎通ができている様子。
でも、僕は誰とも意志疎通ができていません・・・
ぬぉ!!なんだこれは!!
見えない!!みんなの英語が速くて見えない!!
それはまるで、マンガ「北斗の拳」で、本気を出したケンシロウのパンチが見えなくなったニセのトキ=アミバになったような気分でした・・・
読むのも速い!!
レッスン内容は、「日常会話」ではなく、ビジネスに関する雑誌の切り抜きを先生が配り、それを読んで、グループディスカッションするという形式でした。
英語がびっしり書かれた記事を渡され、先生がタイマーをセットし、鳴るまでの間に目を通します。
(おっ!けっこう読めるぞ!!イケるぞ!日本でやった多読の成果が出たか!)
そんな風に思っていたら、まだ僕が3分の1も読み終わる前から、先生のアラームが鳴りました!
「Stop!!」
(え?!もう??いやいや、そんな・・・無理だよ!)
ふと周りを見ると、みんな読み終わって記事を机に置いています。
(マジ?!みんな、もう読み終わったの?)
そのすぐ後に、みんなでのディスカッションが始まりました。僕は、まったくついていけず、ボロボロでした・・・
2日目の衝撃!
そんなことがあったため、僕の2日はベコーン!とヘコんだスタートとなりました。ぬる~い雰囲気だった初日の昨日が、はるか遠い過去の出来事のように思えてきました・・・
この日、精神的に大きなダメージを受けた僕は、すっっかり意気消沈し、夕飯の席でホストファミリーにグチりました。
「俺はクラスの中で一番できないヤツだった。日本ではデキる方だと思ってたのに・・・世界へ出たら、自分はこんなもんか・・・これじゃあ、とても英語で仕事なんかできそうにないや・・・」
そんな僕の発言を聞いて、ホストマザーのフローレンスが突然、怒り出しました!!
(以下、実際の会話は英語です)
「何言ってるの?あんたがデキないヤツだなんて、誰が言ったの?」
「いや、誰かが言ったわけじゃないけど・・・」
「自分でそう思ってるだけでしょ?自分がそう感じたってだけでしょう?」
「まあ・・・」
「私たちは、あなたの英語力が低いなんて思ってない。今までいろんな生徒たちを受け入れてきたけど、あなたの英語力はその中でも飛び抜けて高いわよ!」
「そうなんですか?」
「そうよ!あなたは自分の力を分かっていない。あなたが今、私の職場に来たら、立派に働けるだけの英語力があるわ。」
「えぇっ?」
「あなたのクラスメイトは、ヨーロッパ系とラテン系の人たちでしょ?彼らの母国語は英語に近いのよ。文法も単語もね。だから、彼らが英語を学ぶのと、アジア人が英語を学ぶのは、大きな違いがあるの。」
「なるほど・・・」
「あなたの方が彼らよりよっぽど努力している。」
「ありがとう・・・」
「それに、今までラテン系やヨーロッパ系の生徒も受け入れたことあるけど、彼らの英語がそんなに上手だとは感じなかったわ。けっこういい加減な英語をしゃべる人も多いし。」
そうなのか!!
僕はこのとき、この家にホームステイして本当に良かった!!と思いました。
この日のフローレンスの激励により、僕は元気を取り戻すことができたのです!!
そしてその後、僕はフローレンスの言葉が真実であることを知ることになりました・・・
・・・つづく。
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(やり直し英語達成道場 師範代)
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