from 師範代Shinya
ここ最近、円安の影響で「海外転売」が増えています。
日本で買った品物を海外で売ると、円とドルの金額差で、利益が出るからです。
そのため、外国人観光客が日本の商品を買い占めたり、日本の転売ヤーが買い占めて海外に輸出したり、といった現象が起こっていると聞きました。
実際に、僕の趣味の1つであるカメラの業界も、この「海外転売ヤー」たちからターゲットにされています。
特に海外で人気の富士フイルムのカメラは、新型が出るたびに転売ヤーによって買い占められ、海外の人々の手に渡っているそうです。
さらに、最近はソニーやキヤノンなど他のカメラメーカーも、海外市場に合わせて定期的に既存商品の値上げを行っています。
特に新型のカメラは、日本円での価格が高くなっていて、僕も新型が出るたびにチェックしているのですが、買う意欲がそがれるほど高いです。
たとえば、最近発売されたキヤノンの新型コンデジは、15万円もします。
コンデジで15万円は、さすがに高すぎです。これではコンデジ本来の使い方である、「無造作にポケットに入れて、気軽に持ち出す」という気にはなれません。
そんな中、カメラよりもさらに転売される確率が高いジャンルの新商品が、最近発売されました。
世界中にファンがいる、ゲーム機です。
最も海外転売されやすいゲーム機
ゲーム機は、日本製品の中でも特に、海外転売されやすいジャンルです。
実際に、ソニーのプレイステーション5も、発売されてからすぐに、買い占めが起こりました。
発売日からなんと3年間にわたり、海外転売が続いていたそうです。
そのため、「プレステ5が欲しくても買えない!」と怒ったゲームファンの間でソニー批判が起こりました。
でも、メーカー側は対策のしようがないということで、転売市場が落ち着くまでに3年もかかったのです。
そんな前例がある中、今年6月に、ニンテンドーが主力ゲーム機の「スイッチ」の新型、スイッチ2を発売しました。
ニンテンドーは、世界中のゲームファンの間で知らない人はいないと言っていいぐらい有名な会社です。
そのため、スイッチ2の発売前には、日本のゲームファンの間で大きな心配事が2つありました。
①また在庫を買い占められて、何年間も手に入らない状態が続くのでは?という心配。
②海外価格に合わせて、日本価格も大幅値上げになるのでは?という心配。
ちなみに、現行品のスイッチ1の上級モデルの価格は、今のアマゾン価格で3万7,000円です。
スイッチ2が1より安い可能性はゼロなので、どのぐらいの値上げ幅になるか?が気になるポイントでした。
発売前のウワサでは、6万~7万円ぐらいになるのでは?と言われていました。
小型ゲーム機に7万円は、かなりの出費です。
特に子どものいる家庭では、クリスマス時期でもないのに7万円のプレゼント代は、かなりの痛手になるでしょう。
ちなみに、スイッチ2の発売は、世界中のニュースになっていました。
僕は毎日、オンライン英会話レッスンで世界中の先生たちと話します。
そんな中で、必ずと言っていいほどフリートークの話題になりました。
しかも、僕が持ち出した話題ではなく、向こうから振ってきたのです。
アメリカ、イギリス、南アフリカなどの国々の人達が、スイッチ2の発売を心待ちにしていたのです。
(僕のお気に入りの先生たちが、みんなゲーム好きというのもありますが)
ニンテンドーが取った、最強の転売対策
そんな中、ついにスイッチ2が発売されました。
みんなが驚いたのは、その価格です。
なんと、日本価格だけ圧倒的に安くしてきたのです!
海外価格は、ウワサ通り6万9,980万円でした。
一方で、日本限定モデルは4万9,980円という、予想をはるかに下回る価格で出してきたのです!
同じモデルでの2万円引きは、とても大きいです。
でも、日本価格で安くしたら、それこそ海外転売ヤーのターゲットになってしまうでしょう。
ところが、なんとニンテンドーは海外転売ヤー対策を仕込んできたのです。
それは、国内モデルは「日本語のみ対応」にしたことです。
つまり、画面に表示される言語はすべて、日本語しか出てきません。
日本語が読めなければ、初期設定すらできない仕様にしたのです!
これにより、海外転売ヤーたちは、出鼻をくじかれました。
日本で安く買って本国に持ち帰っても、それを欲しがる人の数は激減します。
・・・つづく。
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