from 師範代Shinya
(→前回の続き)
前回の記事で、「僕のYouTube動画の中で一番のお気に入りを、生徒さん達がZoom上に集まって発表してくれるイベント」を開催してもらい、みんなの声を聞いてモチベーションが復活した話をお伝えしました。
みんなの投票で、僕のチャンネルの動画の中で「ベスト10」を決めるというイベントです。
その結果、分かったことは、「心に響く動画は、ひとそれぞれ違う」ということでした。
再生回数の多い動画に票が集まるのではなく、かなりバラけたからです。
その人の英語レベル、モチベーションの高低、英語学習のゴール、見るタイミングなど、色んな要素が組み合わさって、「心に刺さる動画」が決まるんだなと、改めて分かりました。
確かに僕も、自分が過去に読んだ本や見た動画で、タイミングによって心の動き方が分かることは経験したことがあります。
たとえば、ある本を最初に読んだ時には、まったく頭に入ってこなくて、サラッと流した程度だったけど、数年後に改めて読んだら、めちゃくちゃ自分に当てはまって、夢中で読み進めた・・・なんてこともありました。
また、同じ本を読んでも、刺さるページや章がまったく違うこともあります。
だからこそ、「その時に自分が良いと思った内容を出す」ことも大事なんだと分かりました。
自分が言いたい内容 VS みんなが聞きたい内容
もちろん、世の中のトレンドを元に情報発信の内容を変えていくことも大事だとは思います。
実際に僕は以前、ユーチューバー向けセミナーに参加して、YouTubeの中でのトレンドを見るデータのリサーチ法も学びました。
これはすごく勉強になって、日本の英語学習者がどんなことに今関心があるのか?を知ることで、そこに合わせたトピックの動画を作ることができるようになります。
自分が発信したい内容だけでは、「誰も聞きたくない情報」を連発する可能性があるからです。
ただ、そこだけに振りすぎると、だんだんエネルギーがなくなっていく副作用も経験しました。
自分のチャンネルなのに、何だか自分が「データの数字に動かされている」ような気になってきたのです。
データの数字は、多数派の人達の意思なので、多数派の人達に自分が動かされているような感覚です。
すると、だんだん力がなくなっていくような感じになります。
英語学習に例えると、「TOEICの点数を上げるために、自分がまったく興味が持てないビジネス英単語をひたすら暗記している時のような、誰かにやらされている感覚」に近いです。
それを、YouTube動画作りで感じていました。
(一方で、ブログ記事は別にデータを気にせず自由に書いていたので、そういうストレスはありませんでした)
それに、データ重視に振って作った動画が、必ず再生回数が多いとは限りません。スベることもあります。
すると、落胆が大きいのです。
自分が好きなことを話す動画がスベっても、「あ、需要がなかったか」で済ませられます。
でも、データ重視で作った動画がスベると、「なぜ!せっかく世の中の流れに合わせて作ったっていうのにーーー!!」と悔しさが大きくなるのです。
経験してみなければ分からなかったこと
これは、経験してみて初めて気づいたことなので、データ重視の方向に一度振ってみたこと自体は後悔していません。
ただ、こっちだけに全振りするのは、副作用が大きいなと感じました。
その経験を経て、僕は世の中の流れに合わせるだけではなく、自分が好きなこと、良いと思ったことを発信することもある程度は必要だと、最近になって気づきました。
どちらか一方に偏るのではなく、バランスが大事だと分かったのです。
今回のイベントで、みんなのお気に入り動画ベスト10の結果がバラけたことで、そのことを改めて感じさせてもらえました。
バランスが大事
僕は今年は、改めて自分の好きなことを発信する比重を上げていきたいと思います。
実はそのイベントの前に、僕はあるテストを受けていました。
そのテストで、少しワクワク感を取り戻しつつあったのです。
そのタイミングで、今回のベスト10のイベントに参加して、さらにモチベーションが上がりました。
もしかして、僕が「ワクワクの種」を取り戻したからこそ、今回のイベントが引き寄せられたのかもしれない、とさえ感じています。
そのテストとは、「パッションテスト」と呼ばれるものです。
自分の情熱を取り戻す「パッションテスト」
アメリカのベストセラー作家、ジャネット・アットウッドさんが作ったテストで、本は全米ベストセラーになりました。
パッションテストは、文字通り自分のパッション=情熱を発見するテストです。
子どもの頃には、みんな情熱に従って生きています。
興味があるものに没頭したり、その時々で興味があること、好きなことに幅広く手を出してみたり。
「こうすべき」という社会的な概念が子どもにはなく、「失敗に対する恐怖」も大人より少ないので、好きなことに何でも全力投球できます。
でも、大人になるにつれて、人はだんだん自分の情熱を封じ込めてしまうようになるのです。
そして、長年封じ込めているうちに、自分で自分の情熱がどこにあるのか?分からなくなってしまいます。
それが、ほとんどの大人が経験していることなのです。
そして、この情熱をもう一度掘り起こして目に見える化するのが、パッションテストです。
これは、英語学習のモチベーションにも大きな影響を与える、素晴らしいツールだと、僕は確信しました。
・・・つづく。
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From 師範代Shinya(新村真也)
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