
from 師範代Shinya
(→前回の続き)
6年使い続けてきた、ダイソンのスティック型のコードレス掃除機が突然壊れたことで、僕は新しい掃除機を買わざるを得なくなりました。
同じダイソンブランドで買い換えることも考えましたが、これまで使ってきたV10というモデルが大きくて重く、音がうるさいので、他のメーカーも検討することにしました。
僕は掃除機メーカーに関しては全然詳しくないので、試しにガジェット好きなイギリス人の先生に聞いてみました。すると、
「ダイソンと並ぶメーカーなら、シャークが有名だよ。価格では、ダイソンの方が高いイメージがあるけどね。」
というコメントが返ってきました。
僕はシャークというメーカー名を聞いたことがなかったので、アマゾンで検索してみたら、日本でも売られていて、評価も高いことが分かりました。
確かに、価格帯はダイソンよりは手が出しやすそうです。
価格はモデルのグレードによってバラバラですが、全体的な傾向として、
・一番高いブランド=ダイソン掃除機
・次に高いブランド=日本メーカー(日立など)の掃除機
・ブランドの中では割と安め=シャーク掃除機
という立ち位置のように見えます。
僕は、そのイギリス人の先生と一緒に各ブランドがどこの国の発祥か調べてみました。
どの国で発明されたか?
ちなみに、シャーク掃除機のメーカー名は、正式には「シャーク・ニンジャ」となっていました。
シャークという名前自体もサメというところで、日本的な発想ではないなと感じていましたが、ニンジャという言葉を聞いて、「これは絶対に日本メーカーではない!」と直感しました。
日本の製品は、サムライという言葉を付けることはあっても、ニンジャという言葉はあまり付けません。
まして、社名にニンジャを入れるなんて、よっぽどニンジャ関係のアイテムを作っていない限りは、普通は付けないでしょう。
僕はなんとなく「アメリカっぽいな」と感じました。
というのも、僕がこれまで会ってきたアメリカ人男性の多くは、ニンジャ好きが多かったからです。
好きというより、文化の一部として定着しているようにも見えました。
武道や格闘技に詳しくないアメリカ人の前で、僕がちょっと空手やカンフーっぽい動きをしただけで、「Oh! Ninja!」と言われることが多かったからです。
一般アメリカ人にとって、身体能力の高い動きや、東洋的な動きをした場合、それは「Ninja」というカテゴリーに分類されるようです。
これは、アメリカだけではなく、他の国でも似たような傾向があります。
子どもの頃から、「カッコいい動き=Ninja」と植え付けられているので、そのイメージがあるようです。
おそらく、シャークニンジャの創業者も、そんな子ども時代を過ごしたのかもしれません。
あるいは、マーケティング戦略的に、ニンジャと付ければ、みんな「特殊な性能を有した秘密道具」みたいなイメージを持ってくれると想定したのかもしれません。
シャークニンジャの役員の顔ぶれ
レッスン中にイギリス人の先生が、英語のサイトでパッと調べて、ページをシェアしてくれました。すると、
・シャークニンジャ=アメリカ発祥
・ダイソン=イギリス発祥
ということが分かりました。
やっぱり!僕の直感は当たりました!
シャークニンジャの会社組織表みたいなページを見せてもらったのですが、役員一覧の顔写真には、日本人どころかアジア系の人は一人もいませんでした。
白人メインでたまに黒人、インド系などの顔ぶれが映っていました。
みんなニンジャに憧れているのかもしれません。
ダイソンは、発明者がダイソンという名前で、そのままブランド名にしたそうです。
イギリスとアメリカの違い
この情報を得て、僕の中でシャークニンジャに対する興味がムクムクと湧き上がってきました。
6年間イギリスのダイソン掃除機を使い続けたんだら、次はアメリカのシャークニンジャに行く。
これは僕の中で、自然な流れのように感じました。
同じ西洋でも、イギリスとアメリカでは文化が全然違います。
英語の発音スタイルも違うし、ボキャブラリーさえも違うことがあるのです。
英語の違いはこれまでずっと研究してきましたが、今回はガジェットを通してアメリカとイギリスの文化の違いを体感してみるのも面白そうです。
僕はこのタイミングで、アメリカ文化から生まれたシャークニンジャの掃除機テクノロジーを、自分で体感してみたくなりました。
・・・つづく。
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From 師範代Shinya(新村真也)
(やり直し英語達成道場 師範代)
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