from 師範代Shinya
(→前回のつづき)
※国際結婚をしている Mrs. Eats さんのYouTube動画を見た感想のシェアの続きです。
前回までの記事では、Mr.イーツさんが日本に移住してきた後に感じた「カルチャーショックの体験談」と、「今後日本に移住予定の外国人へのアドバイス」を、日本語で要約してお届けしました。
6つのアドバイスの中でも、
・日本語をできるだけ早く身に付ける
・現地の友達を作る
というのは、ホームシックを防ぐのにとても有効な手段だなと思いました。
僕が今まで出会った外国人の友達で、日本に長く住んでメンタルがやられずにいる人たちには、共通点がありました。
①日本に来る前から、本国で何年も日本語を勉強していた。日本に着いたその日から、街の看板が読めて、英語を話せない日本人ともコミュニケーションが取れた。
②日本語はほとんど話せないが、英語を話せる日本人を見付けて仲良くなるのが上手く、どんどん友達を増やして、日本人の彼女も作って、周りに助けられながら生活している。
この2つのパターンのどちらかに当てはまる人が、日本に3年以上住むことができていました。
そしてこれは、逆パターンでも言えると思います。
日本人が海外に移住するケースも同じ
僕たち日本人が海外に移住しようと思った時に、事前にいかに英語力を上げておくか?は、とても大事です。
現地に着いたその日に、いきなりコミュニケーションが取れると、ホームシックを防ぐことができます。
僕は自分が31才でカナダに留学した時には、このパターンでした。
日本で英語力をある程度(TOEIC735点)まで上げておいたおかげで、ホームステイ先のファミリーとも仲良くなれました。
スクールの多国籍の友達と一緒に、週末に出かけられました。
もし、あの時ほとんど英語が話せない状態で留学していたら、おそらく1ヶ月も経たないうちにホームシックにかかっていたかもしれません。
僕はカナダに3ヶ月間滞在しましたが、一度も「日本に帰りたい」と感じたことはありませんでした。
もちろん、いくら英語が話せても、その後1年、2年と住み続けるに従って、だんだんカナダという国の文化や社会システムに不満を持つ日が来たかもしれません。
実際、僕のホストファミリーも、よくTVでニュース番組を見ている時に、プンプンしながらカナダ社会への不満を漏らしていました。
だからきっと、僕もあのままカナダに残っていたら、不満を感じる日が来ていたでしょう。
とはいえ英語が話せたことで、最初の数ヶ月で感じる精神的なダメージを軽減できたことは、間違いありません。
また、英語力がなくても海外でホームシックにかからずにうまくやっている日本人のYouTube動画などを見ると、やはり「英語が話せなくても、ノリと勢いで現地人と仲良くなった」というような体験談を話していることが多いです。
6つのステージは、英語学習にも通じる
今回、Mr.イーツさんが紹介していた「異文化を受け入れるまでに通るステージ」は、英語学習にも似た部分があると思います。
①最初は英語学習に大きな希望を感じて、勉強しているだけでワクワクする。新しい英単語を覚えるたびに、自分がレベルアップしている感が味わえる。
②だんだん現実が見えてきて、「このペースで上達しても、いったいいつ英語が話せるようになるのやら・・・」と感じるようになる。ここで閉塞感が出てくる。
③あきらめて、現実を受け入れ始める。英語をマスターするためのラクな近道はないことが分かり、確実な勉強法でコツコツ積み上げ始める。
④だんだん英語力が上がるに従って、小さな喜びを感じるようになってくる。当初は1年以内に合格予定だった英検準2級を、2年後に受かるなど。伸びのペースが思っていたのとは違う反面、望んでいた結果は少しずつ出てきて、ヤル気を取り戻す。自分の理想を、現実の方に合わせるようになっていく。
⑤現実と理想のバランスが取れるようになってきて、等身大で自分の英語を見れるようになる。あきらめるわけでもなく、期待しすぎるわけでもなく、バランスが取れたものの見方ができるようになる。
という流れです。
僕はこれをさらに細分化して、「英語学習者8つのステージ」というコンセプトを作っています。(8つのステージを詳しく知りたい場合はこちら)
この、現実を受け入れられるのが早ければ早いほど、確実に英語力を積み上げていくことができるようになります。
現実を受け入れられないと、「魔法の近道メソッド」を探すことに多くの時間とお金を注ぎ込むことになります。
あなたは今、どのステージにいるでしょうか?
どのステージからであっても、新しいステップを踏み出すことはできます。
Mr.イーツさんが英語で話す動画を見て、自分の今の英語リスニングの立ち位置を確認してみましょう。
すでに僕の記事で下地知識が入っているので、理解度がアップすると思います。
↓↓↓
(完)
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