from 師範代Shinya
何の英語の原文かというと、「セールスレター」と呼ばれる種類の英文です。
セールスレターというのは、カタログ通販やネット通販サイトでよく見かける文章のことです。
「このアイテムを手に入れると、どんな素敵な未来が待っているのか?」
そんなワクワク感を、文章で伝える。
それが、セールスレターの役割です。
セールスレターは、あらゆる業種で商品やサービスを提供するのに必要になる文章術です。
まったく同じものでも、言い方を変えるだけで印象が変わることはよくあります。
たとえば、以下のパンを説明する2つの文章のうち、どっちの方が食べたくなりますか?
↓↓↓
①おいしいパンです。
②外側はサクサク、中はふんわり食感。ひと切れ口に入れただけで、口の中いっぱいにバターの風味が広がるパンです。
この2つを読んで、①と②のどちらの方のパンを食べてみたくなりましたか?
おそらく②の方が、自分が食べている時のイメージがつきやすく、おいしい体験ができそうな感じがすると思います。
同時に、サクサク食感が好みではない人は買わないので、それも良い効果をもたらします。
説明不足が原因で、サクサク食感がキラいな人も買ってしまい、後から「おいしくなかった」とクチコミサイトに書かれてしまうのを防ぐこともできるからです。
情報は多い方が、お客さん側も自分に合うかどうかをジャッジしやすくなります。
セールスレターの文章は、できるだけ詳細にアイテムの魅力を伝えるために、普通よりも長くなる傾向があります。
そのため、1種類のパンを売るのにA4用紙3ページの手紙を書くことさえあるのです。
勉強が楽しいジャンル
僕は10年前からこのセールスレターの文章術を勉強していますが、奥が深くてとても面白いジャンルです。
仕事でやっている人はもちろん、趣味で勉強している人もけっこう多いみたいです。
ちなみに、このブログ記事も、セールスレターの一部のメソッドを使って書いています。
読者の方々から「シンヤ先生の文章は読みやすいですね」と言っていただけることが多いのですが、実は僕は学んだメソッドに従って書いているだけです。
セールスレターには、決まったルールや型が何パターンかあって、その型に当てはめて書くと、より読みやすく、アイテムの魅力が伝わりやすいな文章が書けるようになっています。
歴史に残るセールスレター
セールスレターを勉強する人たちの間では、
「実績のある名作セールスレターを元に勉強するのが、一番の近道」
と呼ばれています。
セールスレターは、もともとアメリカで生まれて世界に広がった文章術と言われています。
そのため、「歴史的なセールスを記録した有名なセールスレター」は、アメリカ人のコピーライターが書いたものが多いです。
・ウォール・ストリート・ジャーナル(ビジネス日刊紙)
・アメリカンエキスプレス(クレジットカード)
などはアメリカ生まれですが、日本でも有名なので、聞いたことがあると思います。
実は、ウォールストリートジャーナルとアメリカエキスプレスカードが世界レベルで有名になった理由は、「天才コピーライターが書いた名作セールスレターが理由」と言われています。
アメリカンエキスプレスカードのセールスレターは、同じ文章で12年間も新規ユーザーを集め続けて、1,100億円もの売上を作ったそうです。(ケタが凄すぎて、リアルにイメージできませんが)
もちろん、その12年間で他のセールスレターも試されました。
「天才コピーライターが書いた元のレター」と「新しいコンセプトで書かれたレター」を戦わせて、どっちが成績が優秀か?をデータ測ったそうです。
その結果、なんと元のレターが12年間も圧勝し続け、150種類の他のレターを打ち負かしたそうです。
伝説の最強レターをマネする
ボクシングのヘビー級の世界で言えば、マイクタイソンやモハメド・アリのような、他を圧倒する伝説のファイターが、セールスレター界にはいるのです。
ということで、今でもコピーライターの間では、
「自分でゼロから考えるよりも、天才コピーライターが書いたセールスレターを元にアレンジした方が、結果が出る」
と言われています。
日本でも、アメリカの名作セールスレターを日本語訳したバージョンを元に、新しいレターを書いているプロの人たちが多いです。
もちろん、僕もこの名作セールスレターを使って勉強しました。
最初は日本語訳版を読んでいたのですが、正直あまりしっくり来ないし、「本当にこれで人々の心をつかんで売れたのか?」と疑問を感じる部分がいくつかありました。
ところが、初めて英語の原文を読んだ時に、衝撃を受ける発見があったのです!!
それは、
「英語版の方は読んでいてワクワクしてくる!買いたくなる!」
ということです。
英語版と日本語訳版は、同じセールスレターでもまったく違って見たのです。
英語の原文と日本語訳の違いの大きさ
僕はこの時ほど、英語と日本語の違いを強く感じたことがありません。
まさに衝撃でした!!
と同時に、「英語の原文のニュアンスが分からないまま、日本語訳だけで勉強しても、効果は半減じゃないか!」と思ったのです。
・・・つづく。
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From 師範代Shinya(新村真也)
(やり直し英語達成道場 師範代)
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