【あの名著が大改訂!速読速聴英単語Basic2400 新Ver.4が登場!】

from 師範代Shinya

「あなたの英語力を大きく伸ばしてくれた音読教材は何ですか?」

と聞かれたら、僕は迷わず、

「速読速聴英単語シリーズです」

と答えます。

速読速聴英単語シリーズ4冊を音読で仕上げたことで、僕の英語力はTOEIC300点レベルから、975点まで上がりました。

さらに、超難関試験の英検1級も取ることができました。

速読速聴英単語シリーズは、累計175万部を突破している、超ロングセラーです。

きっとあなたも、1度は本屋さんで見たことがあるでしょう。

タイトルまで覚えていなくても、なんとなく表紙の色やデザインが記憶に残っているかもしれません。

そんな速読速聴英単語シリーズの初心者向けレベル「Basic2400」が、2023年3月に、大改訂されて登場しました。

今回でバージョン4になります。

2015年にバージョン3が登場して以来、8年ぶりの改訂になります。

同じ本が熟成されていく、珍しいシリーズ

速読速聴英単語シリーズの特徴は何と言ってもこの「バージョン改訂」の仕組みがあることです。

人気の本の改訂版が出ることはありますが、普通は1回のみです。

オリジナル版と改訂版、2冊で終わりです。

でも、速読速聴英単語シリーズは違います。

1冊が改訂を重ねて、バージョン3,4,と熟成されていくのです。

読者の意見を参考にしながら、みんなが高く評価している部分はそのままに、変更の要望の多い箇所は変えることで、どんどん進化&熟成されていきます。

何度も改訂を重ねるメリットは、何と言っても「完成度の高さ」です。

バージョンを重ねるごとに、より緻密に、より時代に合った内容&使い勝手になっていきます。

変わる部分&変わらない部分

速読速聴英単語シリーズは、改訂するたびに変わる部分と変わらない部分があります。

改訂しても変わらない部分は、「文脈主義」です。

文脈主義とは、英単語を文章の中での使われ方まで含めて覚える方法です。

たとえば、

vacation = 休暇

という単体の意味で覚えるのではなく、

I’m going on vacation for a week.

(私は1週間休暇を取る予定なの)

という文章の中で覚えた方が、記憶に残ります。

さらに、vacation を使う時にセットになる表現「go on」まで一緒に覚えることができます。

英会話では、英単語が単体で使われることはありません。

必ず文章の中に組み込んで話されます。

自分が話すときにも、相手の英語を聞くときにも、必ず文脈の中で登場するのです。

だったら文脈の中で覚えた方が効果的です。

さらに、文脈も単体ではなく、ストーリーがあった方がより記憶に定着します。

たとえば、先ほどの

I’m going on vacation for a week.

(私は1週間休暇を取る予定なの)

という例文が使われているストーリーは、こんな感じです。

(以下、Basic2400 Ver.4より引用)

※隣の家の人との会話

A:Will you do me a favor?
(お願いがあるんだけど)

B:Sure. What can I help you with?
(いいよ。何を手伝ったらいいかな)

A:I’m going on vacation for a week.
(1週間ほど休暇を取る予定なの)

Could you pick up the newspaper at my front door on Monday and Wednesday?
(月曜と水曜にうちの玄関のところの新聞を取りに来てくれないかしら)

B:Yes, I’d be happy to do that.
(わかった、喜んでやるよ)

というストーリーです。

これは、アメリカの映画やドラマなどでよく見かけるやりとりですね。

こういったストーリーの中で覚えると、vacation という英単語が、とたんに彩り豊かに見えてきます。

「そういえば、隣の家の人との会話で使われてたなぁ~」

というように、場面全体が思い浮かぶようになります。

また、vacation と共に思い出すフレーズや英単語もたくさんあります。
お願いごとをする時に使える表現、

Will you do me a favor?

などは、使う場面も使い方もリアルに想定できるので、ストーリーの中で覚えるのはとても有効なのです。

これが、文脈主義です。

速読速聴英単語シリーズがたとえ何度改訂を重ねても、この文脈主義は変わりません。

変わる部分

逆に変わる部分は、

・英文の内容

・使い勝手

・ネイティブ音声

などです。

たとえば英文の内容は、時代の変化によって変わります。

特にインターネットやスマホが急激に普及したことで、新しい表現が生まれたり、10年前の例文が時代遅れに感じることもあります。

そういった時代の変化に対応して、英文がブラッシュアップされていきます。

また、文字のフォントやレイアウトなども、さらに見やすくなるように工夫が重ねられていきます。

さらに今回のバージョン4では、新しく文法解説のコラムが加わって、文法書を引く手間が省けたりするなど、使い勝手が向上しています。

次に音声です。

1つ前のバージョンまでは、ネイティブの音声CDが付いていましたが、今回のバージョン4ではダウンロード形式になっています。

さらに、各ページにQRコードがついて、スマホのカメラで読み込みができるようになりました。

こういった感じで、時代に合わせて柔軟に変化しつつ、大事な部分は変えずに受け継ぎながら、進化しているのが速読速聴英単語シリーズなのです。

その最新版が、今回のBasic2400 Ver.4 というわけです。

 

・・・つづく

 

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