from 師範代Shinya
(→前回のつづき)(→この記事のシリーズを1話目から読む)
英文にスラッシュが付いたことが一番目立つ変更点ですが、まだまだ他にもたくさんあります。
細かい部分ですが、やり込むほどに便利さを感じる部分が改訂されているのです。
1つずつ解説します。
各ユニットの冒頭にテーマが付いた
今回のVer.4からは、各ユニットの一番最初に、日本語でテーマが付きました。
たとえば、
U1:初対面のあいさつをする
U2:再会のあいさつをする
U3:別れのあいさつを言う
などです。
これらは、英文自体のタイトルとは別です。
英文タイトルの和訳は、
U1:新しい隣人に会う
U2:隣人たちは再び顔を合わせます
U3:来客が別れを告げます
といった感じで、場面に合わせたものになっています。
ユニットによっては、タイトルの文章からテーマが予想できるものもあります。
でも、予想しづらいものもあります。
たとえば、
U27:タイトル=おばあちゃんの誕生日の朝食
となっています。
タイトルからは、この英文のテーマが見えてきません。
本文を読み込んで初めて分かることです。
誕生日のシーンであれば、
・お祝いの言葉を伝える
・プレゼントの受け渡し
などが考えられます。
でも、実はこの英文のテーマは、「寝ている人を起こす」です。
早起きしたおばあちゃんが、まだ寝ている孫のベンを起こすシーンなのです。
おばあちゃんがベンに向かって、
「私の誕生日の朝食を食べ損なうよ~早く起きてきなさい」
といったことを言うわけです。
日本語テーマを先に読んでおくことで、
「この英文を音読して身に付くゴール」
が明確になります。
英文全体の理解度も上がります。
小さな文字でも大きな学習効果があるのが、この「日本語テーマ」なのです。
これが加わったのは大きなメリットです。
英文の理解度クエスチョン
次に加わったのは、「英文の理解度クエスチョン」です。
1ユニットにつき、1つずつ書いてあります。
本文が始まる前に、
Q:英文 Why is Ben buying flowers?
といったように英文で書かれています。
右ページの一番下に質問の日本語訳があり、回答例は英語で書いてあります。
このQの活用法は、
①事前にQを読んでおき、本文から情報を取るつもりで、目的意識を持って読むことで集中力を上げる。
②英文を最後まで読んだ後に、全体の理解度をチェックする。
2通りあります。
質問の内容は、後ろのユニットに進むごとにだんだん難しくなるスタイルです。
前半の方のユニットでは、Yes / No で答えられる質問が多めに収録されています。
例:スーとマイクはお互いに初めて会いましたか?
Yes, they did.(はい、そうです)
といった感じです。
後半の方のユニットでは、より複雑な質問になります。
例:メアリーはどのようにジーナの誕生日を知ったのですか?
Gina told Mary a long time ago and Mary made a note to remind herself.
(ジーナがずっと以前にメアリーに教えていて、メアリーは思い出すようにメモしておいたのです)
といったように、だいぶ長くなっていきます。
そして、英文の回答例は赤い文字で書かれているので、付属の赤い半透明シートを使うと、答えを隠して質問を読むことができます。
こういった「読んだ英文に対する質問に答える」というのは、英検などの資格試験の練習にもピッタリです。
セクションの最後にも穴埋めクイズ
この本は、ユニットを10~15前後まとめて、1セクションに区切っています。
各セクションの最後には、ここまで学んだ英単語の定着度をチェックする「まとめクイズ」が付いています。
しかも、このクイズは、英語オンリーです。
日本語訳を当てはまるものではありません。
会話文の中で一部の英単語に穴があいていて、選択肢の中から選ぶというスタイルです。
例(本より一部引用)
Aunt: I’m ( 1 ) for the airport now.
Ben: Aunt Carol, I really enjoyed our time together. I’ll ( 2 ) you.
( 1 ) asking, leaving, moving, working
( 2 ) buy, go, miss, win
というような感じです。
これは一部なので、実際にはもう少し会話が続きます。
こういった「会話の穴埋め形式クイズ」は、英検の問題でよく見かけるスタイルなので、試験慣れするのにも役立つと思います。
以上が、新たに加わった便利ポイントです。
次回は、さらに細かい部分を見ていきます。
・・・つづく。(→この記事のシリーズを1話目から読む)
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