From  師範代Shinya(新村真也)
 
(→前回のつづき)
 
前回までの記事で、全6チャプターの構成を解説しました。
 
 
全例文の本数は、473本になります。
 
 
基本の文型を身につけるには、十分なボリュームだと思います。
 
 
かといって、「すごく多い」という印象でもありません。
 
 
効率重視で必要最低限の例文数に抑えられている感じです。
 
 
比較対象としては、僕が瞬間英作文トレーニングで仕上げた「中学英語で24時間話せる」という本は、上下巻合わせてトータル例文数は2,000本近くなります。
 
また、同じく例文の音読で仕上げる人が多い英単語帳「DUO3.0」の例文本数は、560本です。
 
 
それを考えると、「一億人の英会話」のテキストの例文数は少ない方だということを感じられると思います。
 
この1冊を仕上げるのは、決して大きな負担ではないはずです。
 
 

知識をインストールしながらスキルに変える

この「一億人の英会話」は、大西先生から直接イメージ英文法を学びながら、同時に音読や瞬間英作文トレーニングもできてしまいます。
 
 
このアイデアは、僕の中では超画期的です!
 
 
知識を入れたら、すぐにその知識をスキルに変えるトレーニングができるのです。
 
 
今までは別々のテキストでやるしかなかった作業を、同時に1冊のテキストでできてしまいます。
 
 
これは学習者目線で考えるとすごくラクです。
 
 

例文は自然な日常会話

このテキストの例文は、どれも映画のセリフに出てきそうな「生の英語」という印象です。
 
 
おそらくこの例文は、ネイティブの共著者デイビッド・エバンス先生が考え抜いて書いた例文では?と推測しています。
 
 
場面は色々です。
 
 
Our boss liked your presentation.
(ボスは君のプレゼンが気に入っていたよ)
 
 
という感じで同僚に対して言うセリフや、
 
 
I am always here for you, no matter what.
(僕はいつでも君の味方だよ、何があろうとね)
 
 
という感じの、恋人や親友に対して使えそうなセリフ、また、
 
 
Turn off the TV. You have homework to finish.
 
(テレビを消しなさい。宿題終わらせなくちゃいけないよ)
 
 
という、子供に対して使うセリフなど、色んな場面で使える例文が満載です。
 
 
「どうせ声出しするなら、できるだけ自然なネイティブっぽい英文で練習したい」
 
 
と思っている英語学習者の方には、バッチリはまると思います。
 
 
もちろん、これは文法の本でもあるので、必要以上に砕けた表現や、文法ルールにそわない例外的な言い回しは出てきません。
 
 
あくまで「文型を学ぶのに使える例文」という範囲の中で、できるだけ自然なネイティブ表現の例文にしてある印象です。
 
 
「堅苦しい教科書英語っぽい例文」ではなく、かといって「カジュアルすぎて文型を意識しづらい例文」というわけでもない、ちょうどその中間を取ったような例文だなと感じました。
 
 
このあたりの絶妙な「バランス感覚」が、単なる「ネイティブ表現集」の例文とは違うと感じます。
 
 
どの例文も、覚える価値があると思います。
 
 

より多くの人達に受け入れられやすいスタイル

これまで大西先生の著作を何冊も読んできた僕の視点から見ると、今作の「1億人の英会話」は、そのタイトル通りのコンセプトで作られたことが伝わってきます。
 
 
つまり、「できるだけ多くの人達に受け入れられるように配慮されている」ということです。
 
 
初期の頃の大西先生の本は、かなり個性的でエッジが効いていました。
 
 
日本語の解説もカジュアルな口調で、英語の例文もかなり砕けた表現が多く入っていました。
 
 
イラストも個性的で、まさに「大西先生ワールド」にどっぷり浸かるような感覚で読み進める本が多かった印象です。
 
 
僕は個人的にこの「大西先生ワールド」がとても気に入っていました。
 
 
「お堅い勉強スタイル」で英文法を学ぶのがどうしてもイヤだった当時の僕にとっては、大西先生の砕けた日本語口調と、カジュアルな英文がすごくハマりました。
 
 
ニヤニヤしながら読み進めたのを覚えています。
 
 
「こんなに楽しくカジュアルに英文法を身につける方法があったんだ!」
 
 
という喜びで、次々と本を読んでいきました。
 
 
マンガを読むような娯楽感覚で英文法を学べたのは、僕にとって「大西先生ワールド」が居心地の良い空間だったからだと思います。
 
 
ただ、個性的であるがゆえに賛否両論あって、このカジュアルな雰囲気が合わないと感じる人も一定数いました。
 
 
エッジを効かせることは、一部の熱狂的なファンを作り出す一方で、万人ウケしづらくなるリスクもあります。
 
 
その点、今回の新作「1億人の英会話」では、だいぶエッジを削って穏やかにした印象です。
 
 
日本語の解説の時の口調は丁寧になり、英語の例文も「場面を選ばずそのまま会話で使っても問題ないレベル」まで丸くなりました。
 
 
文字のフォントも細めの明朝体や丸ゴシックが中心で、視覚的にあっさりして読みやすい印象です。
 
 
また、イラストも女性的で優しい雰囲気になりました。
 
今までの大西先生の著作にあった「男性的でワイルドな空気」が全体的に減った感じがします。
 
 
今回の「1億人に英会話」の本は、より多くの人達に広まる可能性が大だと思いました。
 
 
・・・つづく。
 
 
 
 

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