【英語にもあった!「本音とタテマエ」世界でバズッたイギリス英語の真の意味④】

 from 師範代Shinya

(→前回の続き)

※オンライン英会話レッスンで、20代のイギリス人男性の先生がシェアしてくれた、「イギリス英語のウラの意味を翻訳する表」の続きです。

⑨リアクション

1.イギリス人が言うセリフ

Very interesting.
(とても面白いですね)

2.他の国の人にはこう聞こえる

They are impressed.
(彼らは感心している)

3.イギリス人の真意

That is clearly nonsense.
(それは明らかに無意味だ)

これは、皮肉の表現ですね。
言い方にもよるとは思います。

笑顔で言うよりも、しかめっ面で低い声のトーンで言うと、このニュアンスが出そうです。

⑩相手からアドバイスやお願い等を受ける

1.イギリス人が言うセリフ

I’ll bear it in mind.
(私は、それを覚えておきます・考えておきます)

※相手からアドバイスされたり、お願いされたりした時に、「心にとどめておきますね。」とか、「考えておきますね。」というニュアンスで使われるフレーズです。

2.他の国の人にはこう聞こえる

They will probably do it.
(たぶん彼らはそれをやってくれるだろう)

※自分のアドバイスやお願いが受け入れられたと感じる。

3.イギリス人の真意

I’ve forgotten already.
(私はもうすでに、あなたに言われたことを忘れました)

※受け入れるつもりはないよ、というニュアンスです。

日本文化でよく使われる、「前向きに検討します」に近い表現だと思います。

実際には前向きではないし、断る確率の方が高いけど、その場で面と向かって「NO!」と言うには角が立つ時の、逃げフレーズです。

⑪共同作業がうまくいかなかった時

1.イギリス人が言うセリフ

I’m sure it’s my fault.
(それは間違いなく、私の責任です)

2.他の国の人にはこう聞こえる

Whey do they think it’s their fault?
(なぜ彼らは、それを自分たちの責任だと思うんだ?私の責任なのに)

3.イギリス人の真意

It’s your fault.
(それは、あなたの責任ですよ!)

これも日本的ですよね。

日本語でも、相手が自分の非を認めて謝ってきた時に、

「すみません、私の不手際で・・・」

「いえいえ、こちらこそ、申しわけありません」

みたいなやりとりがよくあります。

これはあくまで、相手への気遣いであって、「本当はどちらに非があるかを明確にする」という目的のフレーズではありません。

ただこの感覚は、アメリカ人には通じません。

でもイギリス人になら通じそうですね。

Aさん:I’m sure it’s my fault.

Bさん:No,no,no! It’s my fault.

Aさん:No, no! It’s my fault.

みたいなやりとりを、英語でできるということです。

面白いですね!

⑫相手を誘う(誘っているように見せる)

1.イギリス人が言うセリフ

You must come for dinner.
(あなたは夕食を食べに、我が家に来るべきです)

※自宅に誰かを招待した時に、家のキッチンなどを褒められて、その流れで「こんど夕食にでも来てくださいね」と言うのに近い感覚のようです。

2.他の国の人にはこう聞こえる

I will get an invitation soon.
(私は近いうちに、夕食に招待されるだろうな)

3.イギリス人の真意

It’s not an invitation, I’m just being polite.
(これは招待ではないですよ。ただ私は礼儀正しく振る舞っているだけです)

僕はこれを聞いた時に、京都の表現を思い出しました。

京都では、「お茶でもいかがですか?」と言われたら、「ありがとうございます」と受けてはならない、と聞いたことがあります。

「お茶でもいかがですか?」の真意は、「もうそろそろ、帰ってくださいな」という意味らしいです。

「お茶を出さなければならないほど、あなたはここに長く居すぎた」ということでしょう。

もちろん、これは極端な例なので、日本でも必ずしもそういう意味になるとは限りません。

本当にお茶を出すつもりで言われることの方が多いでしょう。

イギリスでも、若い人たちはこんな遠回しな言い方はしないと言っていました。

とはいえ、こうして見ればみるほど、日本文化とイギリス文化は似ていて、面白いな~と感じます。

次回は最終回として、、全15フレーズのうち、最後の残り3つを詳しく見ていきましょう。

 

・・・つづく

 

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