from 師範代Shinya
(→前回のつづき)
ネイティブ英語のカベを超えるために、僕が買って音読で仕上げた1冊のテキストがあります。
それは、
というタイトルの本です。
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残念ながら、この本はすでに絶版になっています。
ただ、アマゾンで検索すると、中古で状態の良さそうなものがいくつも出てきます。
一応、新品でも売られているようです。
アマゾン上で新品は「コレクターズアイテム」と表記があるので、プレミア価格になっているようですが、今これを書いているタイミングでは、価格は元の値段とほとんど変わりません。
ただ、新品の在庫はすぐになくなってしまうでしょう。
僕は自分がTOEIC900点を超え、英検1級に合格した後に、本屋さんでこの本を見かけて、おもわずタイトルに惹かれて買ってしまいました。
理由は、当時まさに自分が「ネイティブ英語の壁」を強く感じていたからです。
この本を立ち読みした時に、ネイティブ英語の最大の謎が、1つ解けた気がしました。
「TOEIC900点&英検1級を超えたら手にするのに、ふさわしいテキストだ!」
と思ったのです。
その後、実際にやってみたら、思った以上に英文がシンプルでカジュアルなものが多いことに気付きました。
中級者(TOEIC換算で700点前後)ぐらいでも十分に楽しめて、身に付けることができるでしょう。
英会話が好きな人であれば、TOEIC600点台でも十分に理解できる英文だと思います。
他の「ネイティブ表現テキスト」との違い
こういった「ネイティブ表現」を集めたテキストは、他にもいくつか選択肢がありました。
でも、僕がこの本が一番良いと思った理由は、他にはない要素があったからでした。
その要素とは、
「まとまったストーリーの文脈の中で覚えられること」
です。
この本の英文は、すべて会話体になっています。
友達や同僚などとの会話が1分程度の英文にまとまっていて、その中にターゲット表現(ネイティブ表現)がちりばめられているのです。
この作りが、僕の心に刺さりました。
文脈主義
僕は当時、Z会の「速読速聴英単語」というシリーズを音読していました。
レベル1のBasic2400から始まり、レベル2のDaily1500、レベル3のCore1900、そして最後のレベル4のAdvanced 1100まで、すべて音読で仕上げました。
速読速聴英単語シリーズの最大の特徴は、「文脈主義」です。
英単語をブツ切りで覚えるのではなく、まとまりのある文章の中でストーリーごと覚えていくのが、文脈主義です。
僕が実際に体感している文脈主義のメリットは、いくつかあります。
1.ドラマの台本を読み上げるような感覚で、音読トレーニングがやりやすい。
2.ストーリー性のある英文の方が感情移入しやすく、ターゲット英単語&表現が、記憶に定着しやすい。
3.自分が会話やメールの中でそれぞれの表現を使うシーンが生き生きと想像できる。
ということです。
文脈主義のメリットをまとめると、
1.勉強しやすく
2.記憶に残りやすく
3.自分の英会話や書き言葉の中で使える確率が高くなる
と、3拍子揃っているのです。
文脈主義の速読速聴英単語シリーズを使ってきたからこそ、僕は英検1級まで合格することができたのです。
そんな経験があったので、僕は新しいテキストも「絶対、文脈主義がいい!」と思っていました。
そして、この本「日本人でも超えられる:ネイティブ英語の壁」の作りは、まさに速読速聴英単語シリーズと同じ形式を採用していたのです。
慣れ親しんだ文脈主義のテキストで、ネイティブ表現を学べるというのは、僕にとってこの上ない魅力でした。
・・・つづく。
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