
from 師範代Shinya
最近、街中のお店のディスプレイや音楽などが、クリスマスムードになってきました。
クリスマスは世界的なイベントなので、この時期になるとアメリカやイギリスなどの英語圏の国でも、同じようにお店のディスプレイがクリスマス仕様になってくるそうです。
僕は毎日オンライン英会話レッスンを受けていて、内容は毎回フリートークです。
いつも最初の挨拶 How are you? の後には、その時々でリアルタイムで起こっていることを報告し合います。
その話題が、最近はクリスマスになってきました。
クリスマスやバレンタインなどの、西洋から輸入された文化について話すたびに、僕は毎回、日本のユニークさを実感します。
日本は海外文化を取り込むのが大好きですが、その時に独自にアレンジする傾向が強いです。
決してそのままダイレクトに文化を持ってこないのが、面白いところです。
毎回、驚かれる日本のクリスマス習慣
ネイティブの人達が毎回驚くのが、日本ではKFC(ケンタッキーフライドチキン)をクリスマスに食べる人が多いことです。
西洋ではクリスマスにターキー(七面鳥)を丸焼きにして食べる習慣があります。
でも日本では七面鳥はメジャーではないので、代わりにチキンを食べている、と伝えると、「チキンだったとしてもなぜKFCなの?」と不思議がられます。
西洋の人達にとっては、KFCは特別感がなく、ただのファーストフード店というイメージが強いようです。
現地のKFCも、日本のようなゴージャスなクリスマスパックを売り出すようなことははく、通常営業だそうです。
先日も、イギリス在住の先生と話した時に、「日本ではKFCのチキンをクリスマスに食べるって聞いたけど、本当なの?」と聞かれました。
本当だと伝えると、
「もし、イギリスで家族がクリスマスにKFCに行こう!なんて言ってきたら、なんか悲しく感じちゃうな」
と言っていました。
そこで、僕が日本のKFCのクリスマスパックについて説明したら、すごく驚いていました。
こんなゴージャスなクリスマス仕様のKFCは、見たことがないそうです。
日本の文化に根付くように、アレンジを加える
日本のKFCがクリスマスを利用したマーケティング戦略を始めたのは、なんと1974年だそうです。僕が生まれる前からあったとは、驚きです!
当時は、クリスマス文化が日本に徐々に広まりつつあって、新しい西洋の文化として新鮮味があったそうです。
クリスマスを一般家庭で楽しむ家庭は増えてきていたのもの、まだ「よくあるイベント」ではなく、「おしゃれな西洋行事」という位置づけが近かったようです。
今で言う、ハロウィンに近かったのかもしれません。(ハロウィンもだいぶ定着してきましたが、まだまだコスチュームを着てイベントに繰り出す人は多くないでしょう。)
さらに、日本には七面鳥を焼いて食べる文化がありません。
七面鳥を焼くためのオーブンも一般家庭にはありませんでした。
その結果、人々は「クリスマスって何を食べればいい?」という悩みがあったのです。
KFCが新鮮な提案をした
そのタイミングで、KFCがターキーの代わりにチキンを提案しました。
家庭の食卓を、手軽に豪華にする手段として、新しいクリスマスのスゴし方を提示したのです。
当時の日本人の目には、「外国っぽくて新しい!」と、魅力的に映ったのです。
その後、1980年代にクリスマスを祝う習慣が日本中に広まって定着していき、KFC文化も同時に広まっていきました。
そんな歴史の背景があるからこそ、日本では当たり前のようにクリスマス=KFCという図式が出来上がっているのです。
クリスマスの話題は、盛り上がる
他にも、クリスマスの位置づけは日本では、
・ロマンチックな恋人たち寄りになっている
・大規模な祭りはやらない
・そもそも祝日じゃないから、みんな普通に仕事に行く
などの話をすると、すごく盛り上がります。
クリスマスは元は宗教的なイベントですが、今では誰と話題にしてもまったく問題ないぐらい、普通のイベントになっています。
少なくとも英語圏の人達と話す時には、安全な話題と言えるでしょう。
日本と西洋のクリスマスの違いポイントは多いので、ネタは尽きません。
一度英語で説明できるようにしておくと、毎年この時期に英語力をブラッシュアップすることができるので、オススメです。
僕もこれからクリスマス当日まで、このネタをこすり倒しながら、英会話のフリートークを楽しんでいきたいと思います。
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From 師範代Shinya(新村真也)
(やり直し英語達成道場 師範代)
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