「英語が好き」なら必ず上達する理由【実写版シティーハンターから学んだ「好き」のパワー②】

 from 師範代Shinya

(→前回の続き)

ここしばらく話題になっているネットフリックスの日本映画「シティーハンター」を見て気付いたこと。

それは、「好き」という感情の持つパワーです。

この映画のヒット要因は色々あるとは思いますが、僕が見て一番に感じたのは、「出演者や演出スタッフが本当にシティーハンター好きなんだろうな」ということです。

シティーハンターは、今40代~50代で、当時リアルタイムでアニメを見ていたにとっては、記憶に強烈に残っていると思います。

その記憶を呼び起こさせるのに十分な、演出と演技でした。

特に主演の鈴木亮平さんが、主人公の冴羽リョウを見事に演じ切っています。

別に顔の形が似ているわけではないのに、見始めてしばらくたつと、冴羽リョウに見えてくるのです。

ストーリー自体はちょっと雑にも関わらず、鈴木亮平さんの演技が強烈すぎて、強引に感動させられてしまいました。

1つ1つの動作、表情、アクションシーンでの立ち回り、華麗な銃さばきなど、どれを取っても冴羽リョウのイメージそのものなのです。

本当に、アニメから飛び出してきたかのような仕草に、驚きました。

さらに言うと、おちゃらけモードになった時の声さえも、本物の声優さんに似ているのです。

最初、僕は自分の耳を疑いました。

一瞬、吹き替えか?と思いましたが、何度か巻き戻して聞いているうちに、鈴木亮平さん本人の声だと分かりました。

好きじゃないとできない徹底ぶり

この完全コピーの役作りは、シティーハンター好きじゃないとできないと思います。

単に「役者の仕事としての役作り」では到達できない、細かい部分が徹底して再現されているのです。

気になって後から調べたら分かったのですが、鈴木亮平さんは子どもの頃からシティーハンターを見ていて、冴羽リョウのモノマネをしていたそうです。

つまり、子どもの頃から役作りの練習をしていたと言えます。

だから、こんなに完成度の高い演技が披露できたのです。

僕は今回、シティーハンターを見て改めて「好きのパワー」を思い知らされました。

英語も「好き」が一番大きな上達要素

これは、英語学習にも通じる部分があります。

僕がこれまで見てきた大人の英語学習者の中には、大きく4パターンいます。

①英語が好きで、英語が中上級レベル

②英語が好きではないけど、英語が中上級レベル

③英語が好きだけど、英語が初心者レベル

④英語が好きではなくて、英語が初心者レベル

この中で、勉強を長く続けられる人はどのパターンの人だと思いますか?

答えは、①と③です。

英語が好きではない人は、たとえ一時的にガンバって英語力を高めても、会社に要求されるTOEICスコアをクリアしたり、必要な英語力を手に入れた後は、英語学習から離れてしまうパターンが多いです。

逆に好きで英語を勉強している人は、欲しい結果が手に入っても入らなくても、とにかく英語を続けます。

勉強自体が楽しければ、結果が出なくても辞める理由にならないからです。

英語が大好きな人の中にも、すぐ上達を感じられる人と、長年勉強してもなかなか上達実感が持てない人がいます。

「英語は好きだけど、何年も上達しないから、自分には才能がないんだろうな・・・」

と思っている人も多いです。

日本のことわざにも、

「好きこそものの上手なれ」

「下手の横好き」

という、2種類の相反する表現があります。

僕は、これはどちらも正しいと思っています。

「下手の横好き」というのは、「上達する過程にいる人」のことを指すと思うのです。

始めたばかりの頃は、誰だって初心者です。

英語を好きになることはすぐできますが、上達はすぐできません。

だから、英語が好きな人たちの中から「まだ発展途上の人たち」を切り取って見れば、下手の横好きに見えるだろうし、「発展しきった人たち」を切り取って見れば、「好きこそものの上手なれ」に見えます。

でも、「英語が好きな人たち」に共通することは、勉強を続けられるパワーがあることです。

僕は、これが一番大事だと思うのです。

僕は英語学習を始めてから、今年で19年目になります。

19年続けられたのは、やはり英語が好きだからです。

そして、僕の周りにいる英語好きな人たちも、スピードの差こそあれ、最終的には自分が欲しい英語力を手に入れています。

そして、手に入れた後にも、英語学習を続けるのです。

だから、自分が想像していなかったレベルまで到達できています。

ゴールの先にある英語力

英語学習はどうしても効率を追い求めるあまり、いかに最短でゴールに到達するか?を考えてしまいがちです。

でも、本当に世界が開けるのは、「ゴールに到達した後にも勉強を続けた後に得られるもの」だと思います。

それこそが、英語で世界へのドアを開くカギになると思うのです。

自分が最初に設定したゴールの先・・・想像できなかった英語力の高さに自分が到達した時に、本当の意味で「自分の世界が広がった感覚」が味わえると思います。

もしあなたが「英語が好きだけど、なかなか上達しない」と思っていたら、英語が好きな時点で、すでに大きな強みを持っているのです。

そして、今は英語があまり好きになれない場合でも、上達する過程で楽しくなってきて、すっかりハマッてしまう・・・なんてこともあります。
大事なことは、今英語が好きか?好きじゃないか?に関係なく、「いかに楽しく英語を学ぶか?自分を飽きさせないか?」を工夫し続けることです。

答えは、十人十色だと思います。

英語を楽しみながら勉強している人たちと交流することで、自分に合う勉強スタイルが見えてくることもあります。

もし他の英語学習者の方々と交流したい場合は、僕が開催している月イチZoomセミナーにご参加ください。

次回は、6月に「半年に1度の音読大会」を企画しています。

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From  師範代Shinya(新村真也)

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