【僕が英検1級を目指すようになった流れ⑨】

from 師範代Shinya

(→前回のつづき)(→この記事のシリーズを1話目から読む

多読が習慣になってしばらくは、僕は英検から離れていました。

当時は、TOEIC900点ゲットに力を入れていたので、ボキャビルも音読素材も、TOEICのみに絞っていました。

ただ、多読用の素材だけは、TOEICのビジネス長文ではなく英字新聞でリアル情報を読んでいました。

これは個人の好みや環境も影響すると思いますが、「無味乾燥なビジネス文書」を多読用に使うのは、僕にとってはツラいと感じました。

何というか、「勉強のための勉強」をしている感が出てしまうのです。

もし僕が、貿易事務などの仕事をしていて、日常的にビジネス文書のやりとりをする立場だったら、TOEICの長文をもう少し面白く感じたかもしれません。

「あっ!この言い回し、いいじゃん!マネしよう!」

みたいになるはずです。

でも、英会話スクールの講師としての仕事では、英語を使う機会は「話すこと」がメインです。

レッスン中は英語オンリーなのはもちろん、同僚の外国人講師とのミーティングも英語オンリーです。

でも、「社外の人と英語でビジネス文書のやりとりする機会」はありません。

だからこそ、当時はビジネス長文に対して、まったく「当事者意識」が持てませんでした。

今の方が海外と接点が多い

独立した今は、海外の企業とやりとりする機会がけっこう頻繁にあります。

①海外のガジェットメーカーからのレビュー依頼

②僕の動画セミナーをアップロードしているVimeoの担当者(英語のみ対応)

③YouTube本社からの重要な連絡(なぜか毎回、英語オンリー)

④自分が学びたいビジネススキルを教える教材を、海外企業から買う(英語版オンリー)

⑤同じ教材で学んでいる人だけが入れる、世界版Facebookグループでの情報交換(英語オンリー)

などなど、独立前には予想していなかったほど、英語を使う機会があります。

しかも、自分宛に書かれた内容であれば、すごく真剣に読みます。

今なら、TOEICの長文も違って見えるかもしれません。

実際のビジネス英語は、めちゃカジュアル

ただ、実際に僕がこれまで海外のメーカーや企業の担当者とやりとりしてきた経験の範囲内では、

「ビジネスメールは想像以上にカジュアルなノリだ」

ということです。

TOEICの長文のような堅い言い回しはほとんどなく、「Hey, Shinya!」みたいな、友達とやりとりする時の近い感じで話が進んでいきます。

僕も堅い表現があまり好きではないので、向こうに合わせて軽いノリでやりとりしています。

業種によっても違いはあるかもしれませんが、TOEICのビジネス長文のような雰囲気のメールは受け取ったことがありません。

とはいえ、最初はちょっと堅すぎるぐらいの言い回しから始めて、慣れて関係が築けてきたら、ちょっとずつカジュアルにしていくというのが、日本人の気質にも合うような気がします。

その点で、TOEIC長文はビジネス文書のテンプレとして使える価値があると思います。

TOEICの先にあるもの

話を戻します。

僕がTOEICで930点前後を安定して取れるようになってきた頃、ビジネス系の英単語や音読素材に飽き始めてきました。

そこで、音読もまた「英字新聞路線」に戻すことにしました。

英検準1級を取った時には、速読速聴英単語Core1900を音読しました。

おかげで、だいぶ読解力が上がりました。

英字新聞を読める喜びも体感できました。

後は・・・速読速聴英単語シリーズの最高峰に君臨する、

「Advanced 1000」(現11100)

です!

もう、ここまで来たら、後は好奇心でした。

別に今のままでも、英字新聞で情報を取れます。

TOEIC930点取れているし、「日本社会に英語力を証明する」という点では、特に不満はないです。

ただ、「この先にある世界を見てみたい!」と思い始めました。

どうせやるなら、また資格試験を目標にするのも、モチベーションの維持に役立ちそうです。

次に目指すとしたら・・・TOEIC満点?英検1級?

TOEIC満点ホルダーでさえも恐れる試験

当時の僕には、周りにTOEIC満点ホルダーの同僚(日本人・バイリンガル)がいっぱいいました。

その人達が口を揃えて言っていたセリフがあります。

それは・・・

「TOEIC満点を持ってても、英検1級の英文が全然読めない。分からない。」

というものです。

実際、英検1級を持っている先生の数は、極端に少ない状態でした。

僕の周りでTOEIC900点ホルダーの先生は全体の9割以上でしたが、英検1級ホルダーの先生は、おそらく全体の1割いるかどうか?ぐらいだったと思います。

そんな、世にも恐ろしい英検1級の世界を、覗いてみたい。

自分の力をどこまで上げられるか?

どこまで通用するか?

試してみたい。

別に資格試験そのものに、こだわりはない。

けど、自分が英検1級のバトルフィールドで戦える力を手に入れることはできるのか?

それを確かめてみたくなってしまいました。

 

・・・つづく。(→この記事のシリーズを1話目から読む

 

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