【僕が英検1級を目指すようになった流れ⑩】

from 師範代Shinya

(→前回のつづき)(→この記事のシリーズを1話目から読む

TOEIC900点ホルダーの人達でさえ恐れて避けようとする、世にも恐ろしい「英検1級」の世界を、覗いてみたい・・・

自分の力をどこまで上げられるか?

このモンスターのボス相手に、どこまで通用するか?

試してみたい。

今はまだ歯が立たなくても、ロールプレイングゲームのように、コツコツ経験値を積み上げていけば・・・

HPと攻撃力を上げて、勝てるようになるかもしれない。

しかも、英検1級の場合はゲームのラスボスと違って、HPをゼロまで削り取る必要はありません。

7~8割ぐらいまでHPを削り取れば、勝つことができます。

戦闘中に1~2回ぐらい「会心の一撃」が出れば、勝機が見えてくるかもしれません。

そう思いました。

TVゲーム感覚で楽しむ

こういう資格試験を受けるときには、僕はいつもTVゲーム感覚でやるようにしています。

ゲーム上の最終目的はもちろろん、「最終面のボスを倒して、全面クリアすること」です。

それが、プレーヤーに課せられたミッションだからです。

でも、ゲームを楽しく感じるのは、「全面クリアした瞬間」だけではありません。

むしろ、その過程を楽しむのが、ゲームなのです。

ゲームを楽しむ人達にとっては、「ミスをして敵にやられる」ことでさえ、エンタメの一部なのです。

「あー!やられた-!!」

「こんな仕掛けがあったとは!!」

「よーし!次は引っかからないぞぉ~!」

といった感じで、ミスを楽しみます。

そして、何度もトライするのです。

毎日TVゲームの電源を入れる子供達は、

「早く最終面のボスを倒さないと・・・そのためには、ミスは許されない・・・」

などと、重い気分で始めるわけではありません。

むしろ、「今日はどんな冒険が待っているんだろう?」といった感じで、ワクワクしながらスイッチを入れています。

楽しいから、親に怒られてでもやめずに続ける。

続けるから、上達する。

上達するから、さらに楽しくなる。

さらに楽しくなるから、やめずに続ける。




という無限ループになります。

このゲーム感覚を英検に応用することができれば、必ず1級を倒せる力が付くはずです。

1度もプレイしないまま、練習だけしてもダメ

僕が子供の頃、TV番組にひっぱりだこの「高橋名人」というゲームの達人がいました。

高橋名人は当時、ファミコンのコントローラーのボタンの連打テクニックがすごいことで有名でした。

1秒間に16連射 という、大技を繰り出す高橋名人は、子供達の憧れになりました。

高橋名人をモチーフにしたおもちゃやお菓子が爆発的に売れました。

僕も当時、高橋名人のグッズがオマケについているお菓子を買いました。
キャラメルか飴のおまけで、「連射の練習用のダミーコントローラー」が付いているやつです。

ただ、バネが入っているだけの質素な作りの小さなコントローラーのボタンを、何度も連射しながら練習しまくりました。

「普段からこれで練習しておけば、いざ本物のファミコンゲームをプレイした時に、すごい力を発揮できるに違いない!友達から賞賛を浴びる日は近い!」

とワクワクしながら、練習に明け暮れました。

ちなみに、僕の家にはファミコンがありませんでした。

価格が高すぎて、親に買ってもらえなかったのです。

だから、たまにファミコンを持っている友達の家に行って、やらせてもらっていました。

当然、僕が一番ヘタでした。

普段から練習する機会がないからです。

でも、高橋名人の連射ボタン台を手に入れた今なら、いつも自分をヘタだとからかってくる友達に、一泡吹かせてやれるかもしれない!

そう思って、猛練習しました。

そしていざ、本番でゲームをプレイしてみると・・・・

いつも通り、すぐに撃沈しました・・・

周りの反応は、「いつも通りじゃん」という感じで、特に変わりありませんでした。

僕がすぐにやられた原因は、明らかでした。

ゲームのコントローラーは、ボタン連射だけできれば良いわけではなかったのです。

十字キーと呼ばれる、方向を決めるボタンとの連動によって、初めて連射が効果を発揮するのです。

でも、十字キーとの連動タイミングは、実際のゲームをプレイしながらでないと、身に付けられません。

ゲームをプレイしないで、部分的にボタン連射だけを練習しても、意味が無かったのです。

僕がゲットした「高橋名人の連射台」は、今思い返せば、単なる「エンタメ商品」でした。

友達同士で高橋名人のマネをして、盛り上がるためのエンタメ商品です。

実際のゲームを上達させたいなら、やはりゲームをやらないとダメなのです。

英検1級をいきなりプレイする

僕は、英検1級に挑戦しようと決めたとき、「高橋名人の練習台の体験」を思い出しました。

自分には英検1級の問題を解くのはまだ早い。

けど、一度も経験がない状態で、英単語や読解の勉強をしても、どう役立つのかがイメージできない。

せめて、どんなゲームか?だけでも知っておくために、まずは1度、ダメ元でプレイしてみよう!

そう決めて、まずは英検1級の過去問にトライしてみました。

もちろん、結果はボロボロでした。

気持ちいいぐらい、まったく読めませんでした。

何の対策もしていないので当然ですが、ここまで読めいないものなのか!と笑いがこみ上げてくるほどでした。

一応、僕もTOEIC930点あるのですが、ここまで手も足も出ないのかと、面白くなりました。

一方で、リスニングの方は割といける感じがしました。

もちろん、まったく分からない問題もけっこうあります。

でも、リーディングのように「全問歯が立たない」とまでは感じませんでした。

最初にこの感覚をつかんでおくことは、大事だと思います。

その後に、ボキャビルや読解などの勉強に入っていくことにしました。

 

・・・つづく。(→この記事のシリーズを1話目から読む

 

p.s.10月に英検を目指す人のための自習会&交流会を開催します。詳細はこちらをクリックして下さい↓↓↓

 
—————————————
 

※このブログに読者登録をしていただくと、最新の記事を1日1回、メールでお届けします。読者登録はこちらをクリックしてください。
    ↓↓↓

 

 

From  師範代Shinya(新村真也)

やり直し英語達成道場 師範代)

※もくじは、こちら

自己紹介は、こちら

こちらですアップ

 

 

 

 

 

師範代Shinyaの書いた本

↓↓↓

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください