from 師範代Shinya
(→前回の続き)
英検1級の対策は、これまでとは別格でした。
TOEICで900点以上持っている状態からの対策スタートでしたが、それでも「準備時間は最低1年以上取らないと、とてもじゃありませんが受からないだろうな・・・」と感じました。
・ボキャ問題に出る英単語は、ネイティブでも使わないようなマニアックなものが多数
・長文問題は、大学の論文みたいな専門的な内容
・作文問題は、より高度で複雑な社会問題
・リスニング問題も、1文がすごく長く、しかも内容も学術的なものが多数
・面接では、お題を与えられて1分の準備をした後、2分間しゃべり続ける「即興プレゼン」をする。その後は、自分の発言に対して2人の面接官が深掘り質問や反論を浴びせてくるので、素早く答え続ける。
というように、準1級までとはまた別次元の内容でした。
特に、正解が分かりづらい作文と面接は、これまでい以上に頭を使う必要がありました。
英検1級の作文内容ってどんな感じ?
英検1級の作文の内容は、この記事を書いている時点での最新の過去問を英検協会のサイトで見ると、
「賛成か、反対か?→:工業化は、総合的に見て、人類に良い影響を与えている。(過去問より引用)」
という内容です。
準1級までのように、ヒントになるトピックも一切書いてありません。
ただ、「3つの理由を書く」とだけ指示があります。
そして、英文の長さは200~240文字です。
これは、なかなかの長さです。
しかも、使うボキャや文法も、それなりに高度でフォーマルな雰囲気を醸し出さないと、点が取れません。
英検1級の面接問題ってどんな感じ?
面接問題も、作文とほぼ同じような雰囲気です。
お題は5つの中から好きなものを選びます。
過去問の面接問題を見てみると、
(以下、過去問より引用)
1.肉を食べることは、道徳的に正当化できるか?
2.日本の経済は、製造業に依存しすぎているか?
3.個人の努力は、社会を良い方向に変えられるか?
4.芸術に対して、十分な公的資金が注入されているか?
5.インターネット上の過激思想に立ち向かうために、もっと対策を打つべきか?
というような内容です。
「え~!そんなこと考えたことないよ~!」
という内容が、ほとんどだと思います。
どれも、カンタンに思いつくような内容ではありません。
日本語でも、聞かれてパッと答えるのは難しいですよね。
これを1分間の準備の後、2分間話し続けるのです。
ゆっくり考えながら話した場合、話すスピードは100WPM(1分あたり100語)と考えると、2分で200語です。
文字数は、作文とほとんど変わりません。
準1級までは、作文で書く内容と面接で話す内容の間には、レベルと長さの開きがありました。
じっくり考えられる作文の方が、面接に比べて長く難しい内容でした。
でも、1級になると、作文と面接の内容は違いがほとんど出ません。
つまり、作文対策と面接対策は、ほぼ同じになります。
むしろ、作文の方が「面接官からの深掘り質問&反論」がない分、ラクかもしれません。
作文を余裕でクリアできる力がない限り、面接に受かることはないでしょう。
以上を踏まえて、僕はガッツリ対策を練ることにしました。
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From 師範代Shinya(新村真也)
(やり直し英語達成道場 師範代)
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