from 師範代Shinya
(→前回の続き)
僕が英検1級の面接用に練った対策は、次の方法でした。
①できるだけたくさんの正解例を、音読で刷り込む
②音読の時にはタイマーをセットして、2分間話しつづける感覚を身体で覚える
③ステップ①&②で型が十分に身に付いてから、自分の意見を英語で言う練習をする(いきなり英語で)
という流れです。
それまで一番最初にやっていた「日本語で自分の意見を言う練習」は抜きました。
理由は3つあります。
1つ目:2級~準1級対策で、すでに自分の意見を出す練習は十分に積んでいたので、その時間を「正解例文の音読」に充てた。
2つ目:日本語と英語では、同じ内容を言う場合でもかかる時間が少し違う。英検1級のスピーチでは2分間という制限時間があるため、最初から英語で話した方が、正確な時間を測りやすい。
3つ目:どのぐらいのレベルの英単語を使えば点が取りやすくなるのか?を肌感覚で知るためにも、最初から英文でやった方が都合が良かった。
以上の3つです。
もちろん、ベストなやり方は人によって違うと思いますが、僕の場合は上記の理由で、とにかく最初は正解例をインストールすることだけに専念しました。
僕が使った音読素材
英検1級の面接対策で僕が使った音読トレーニング用の素材は、
・過去問6回分
・市販の1級対策教材
の2種類でした。
それぞれの英文の正解例を各60回音読しながら、「点が取れる例文」の、
①リズム
②長さ
③ボキャの種類
を身体に刷り込んでいきました。
また、自分が言いやすいと感じる例文は暗記できるまで音読を繰り返して、実際に面接を受けている気分で暗唱しました。
とにかく、いきなり自分の意見を言うのではなく、まずは正解例をしっかり身体に刷り込むことを重視しました。
2回の面接対策で、ガッツリ練習
僕は初めての英検1級の挑戦では、筆記試験で1度落ちました。
でも筆記試験が終わって結果が出る前から、受かった場合に備えて面接対策を始めました。
結果が出る前にすぐ始めれば、約1ヶ月は面接対策の期間があります。
その後、筆記試験の不合格通知が届いてからも、元から予定していた1ヶ月間は、面接対策を続けました。
ちなみに筆記試験の結果は、不合格A(当時の表記方法)で、あと少しで合格ラインにいることが分かりました。
そこで僕は、すぐにまた次の回の1級に申し込み、面接対策練習を切り上げて、再び筆記試験対策を始めました。
そして2度目の筆記試験を受けた直後、また結果が出る前に面接対策を始めました。
そのため、面接対策は2回(丸2ヶ月間)できたことになります。
一発合格したかった理由
僕は、英検1級の面接試験に関しては、何としても一発合格したいと思っていました。
その理由は、「会場の遠さ」です。
僕が当時住んでいた地元の静岡では、英検1級の面接会場がありませんでした。
筆記試験は家の近くの会場で受けられるのですが、2次試験は県内になく、一番近くて東京に行くしかありませんでした。
かかる交通費も労力も時間も、県内の会場とは比べものになりません。
それこそ、丸1日がかりです。
しかも、大きいのは労力だけではありません。
英検は受験料が級によって違います。
最高レベルの1級になると、受験料はかなり高額です。
(現在の価格は1万1,800円)
筆記試験に1度受かれば、その後3回までは面接だけ受けられる仕組みですが、受験料はフルにかかります。
僕は、この労力とお金を考えると、どうしても面接で一発合格したかっったのです。
だから、これまで以上に気合いを入れて対策しました。
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From 師範代Shinya(新村真也)
(やり直し英語達成道場 師範代)
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一級って、とてつもなく凄いんですね。
なんの世界も、一級になると、途端に合格率が下がりますよね。
英検一級すごいなー。
いつか、そこに行かれる日を目標に頑張ります。
どの世界も、一級になると急に合格率が下がりますよね。
だからこそ、受かった時の喜びもひとしおです。
Setsukoさんも、「そこに行きたい!」と思うということは、可能性があるという証拠です。
You can do it!