from 師範代Shinya
(→前回の続き)
前回の記事でお伝えした「思考練習=アイデア出し練習」は、後に外国人と深く会話するのにすごく役立ちました。今でも役立っています。
まずは日本語でパッと自分の意見が思いつくようにならなければ、英語で書いたり言ったりすることはできません。
僕たち日本人は、自分の意見を考えて発表する訓練を学校で受けていないので、英検の作文の時だけいきなりやるのは、ムリがあります。
また、文化的にも日本では「人前で自分の意見をズバズバ言う」ことを良しとしません。
「口は災いの元」ということわざがある程、日本文化では「自分の言いたいことを言わない」ようにする傾向があるのです。
でも、英語の文化では「相手に伝えること」を何より重視します。
そして、異文化交流を前提とした英語コミュニケーションの基本は、「ちゃんと言わないと分からない」です。
何もかもが日本と反対ですね。
これは、僕がカナダに留学した時にも感じました。
他の国の留学生たちは、子供の頃から自分の意見を堂々と言う訓練を受けているので、自分の意見を思いつくまでのスピードがめちゃくちゃ早いのです。
まるで空気を吸うかのように、当たり前に自分の意見を主張してくるのです。
しかも、その意見と反対の視点を先生が振ると、その視点を取り入れながら、さっきとは真逆の意見を出してきます。そのスピードも電光石火です!
僕は、最初このスピード感に圧倒されていました。
でも、日本人の僕も訓練すればできるようになると気付きました。
最初は自分のアイデアをひねり出すのが苦しいのですが、だんだん慣れてくると、サクサク快適にできるようになるのです。
1ヶ月たつ頃には、僕も自分の意見を素早く思いついて、クラスの前で発表できるようになっていました。
僕はカナダから帰国した後にも、英検の過去問で作文や面接のお題を見て、すぐにその場で日本語で自分の意見を考える練習をしました。
また、ネットやテレビでニュースを見るたびに、自分の意見を考えてぶつぶつ言うようにしていました。
それも、あえて「賛成&反対両方」の意見を言ってみるのです。
別に誰に向けて言うわけでもないので、誰からも批判されません。
変なことを言ってもいいわけです。
それに、英検は英語力を測るテストなので、意見自体はジャッジされません。
だから、安心して色んな意見を出せます。
実際にやってみるとわかりますが、やればやるほど自分の意見を考えるのが早くなり、口からポンポン出てくるようになります。
「プレゼンの型」を身に付ける
思考練習の次に僕がやった英検対策は、「プレゼンの型」を身に付けることでした。
英検の作文や面接で点を取るためには、適当に自分の意見をダラダラと言うだけでは減点されてしまいます。
せっかく良い意見を思いついても、型がめちゃくちゃだと、伝わらなくなってしまいます。
ちゃんとロジカルに順序立てて言う必要があるのです。
そこで大事なのが、型に沿っていくことです。
①まず、自分の意見を主張する。
②その意見になる理由を2~3種類言う。
③最後に、また自分の意見を主張する。
このサンドイッチ形式の型が、英語のプレゼンの基本です。
これは、僕がカナダのビジネスプレゼンクラスで学んだ型です。
そして、英検の作文も、これとまったく同じ型で書かないと点が取れません。
英作文の練習=英語プレゼンの型を身に付けること
と言っても過言ではないのです。
と言っても、型を覚えること自体はそんなに難しいことはありません。
型には「決まり文句」があります。
たとえば自分の個人的な意見を言うときであれば、
In my opinion, (私の意見では)
とか、
I think (私は思います)
といった決まり文句から始まり、理由を述べるときには、
First,~
Second,~
Finally,~
というように、順序を表すフレーズを言うだけです。
そして最後に締めくくりとして、
In conclusion, (結論として)
というフレーズを入れます。
この型に沿って自分の意見を当てはめていけば、キレイにまとまります。
そして、この型を身に付けるために僕がやったのが、
「例文の音読」
でした。
例文の音読は、英検2級、準1級、1級とレベルに関係なく役立ちました。
むしろ、レベルが上がるごとに重要度を増していきました。
僕は、2級と準1級までは、過去問の音読だけで乗り切りました。
作文に関しては、過去問3年分(年3回×3年=9回分)の音読を繰り返すだけで、準1級まで合格できました。
英検1級にトライした時には、さらに例文ストックを増やすために、別途で「英検1級作文集」を買って音読しました。
↓↓↓
「英検1級英作文 予想問題Ⅱー二次試験にも役立つー」
(↑クリックすると、アマゾンの販売ページに行けます)
この本には音声は付いていませんが、僕が1級を受験するレベルになった頃には、ネイティブ音声なしでも問題なく音読できるようになっていました。
何度も繰り返すうちに、最初は苦手だった英作文が、だんだん得意パートになっていきました。
・・・つづく。
※【本日3/25(土)21:00〆切】僕が試した英検対策法(作文&面接)を、あなたもこのセミナーで体験しませんか?
↓↓↓
「【英検準1級&2級向け】英作文&面接で自分の意見をスラスラ書ける&言えるようになる!Zoomセミナー」はこちらをクリック
※本日3月25日(土)〆切です。気になった方はお早めにお席を確保してくださいね!
※このブログに読者登録をしていただくと、最新の記事を1日1回、メールでお届けします。読者登録はこちらをクリックしてください。
↓↓↓
From 師範代Shinya(新村真也)
(やり直し英語達成道場 師範代)
※もくじは、こちら
自己紹介は、こちら
いつか、私もこの一級英作文問題集を使う日が来る事を夢みて、頑張ります。
きっとその日がやって来ますよ!
応援しています!