from 師範代Shinya
(→前回の続き)
プレゼンの「型」を練習したことで、僕は自分の意見が出しやくなるのを感じました。
毎回決まった型に当てはめて自分の意見を考えると、アイデアが出やすくなるのです。
むしろ、何の型もない状態でいきなり自分の意見を話そうとする方が、難しいと感じることが分かりました。
僕が作文練習を繰り返す中で気付いたことは、
「いきなり英文を書き始めると、撃沈しやすい。」
とういうことです。
普段やっていないことをいきなりやろうとしても、うまくいかないのは当たり前です。
実は僕も最初はいきなり英文を書き始めようとしたのですが、自分の意見は出て来ないし、思いついても、それをどうやって英文にしたらいいのか?まったく分かりませんでした。
ペンが止まったまま、時間だけが過ぎていくもどかしさを感じました。
何とかムリヤリひねりだして書いても、なんだか子供の作文のような内容になってしまうのです。
でも、体系的な練習を始めたことで、この状態を打破できました。
僕が行った体系的な練習法をまとめると、こんな感じでした。
↓↓↓
①自分の意見を考える訓練(ここが最初のハードル)
普段から日本語で自分の意見をブツブツ言う。英検問題だけではなく、ネットニュースなど見た時にも、その場で反論を考えてみる。
自分の意見を言う時には、必ずテンプレの型にはめてブツブツ言う。その時に、カンペキにキレイな文章にまとめようとしない。適当でいいから、とにかく素早くアイデアを出す。
②正解例の英文パターンを身体に刷り込む(これをやらないと、子供の作文みたくなってしまう)
作文の正解例を毎日音読する。1例文あたり60回~80回程度。その時に、ボキャブラリーや言い回しなども一緒に覚える。
フォーマルな英文の「型」を身に付ける。
③自分の意見を英語で書く
ステップ①と②が慣れてきたら、いよいよ自作英文を書き始める。①で素早く意見を考えて、②で刷り込んだ型や英単語を使って書く。
逆に、①と②が十分でないうちは、自作英文は書かない。
ペンが止まっている時間がムダになるので、その時間を①と②に振り分ける。
以上の3ステップです。
一見遠回りのようですが、実はこれが一番確実だと気付きました。
少なくとも僕はこの方法で、2級→準1級→1級と順調に進むことができました。
1級の1次試験では1度落ちましたが、その時にも落とした原因は長文読解で外した問題が多かったからで、作文パートは合格点に達していました。
僕は自分が英検準1級に受かったタイミングで、大手の英会話スクール講師に転職しました。
人によって得意な場所は違う
そのおかげで、自分以外の大人の生徒さん達を英検合格をサポートするチャンスに恵まれました。
自分以外の性格タイプの人たちをたくさん見ることで、得意&不得意は人によって違うことが実感できました。
意見をその場で素早く考えて言うのが得意なタイプの人もいます。でも、アドリブが得意な人は、英文法が苦手なことが多いです。
いざ英文にしようとすると、英単語が出て来なかったり、文法がめちゃくちゃになってしまうのです。
また逆に、英単語力と文法力は高いけど、自分の意見を考えるのが苦手なタイプもいます。
その場合は、自分の弱点を強化するような形で練習すると、うまくいく確率がアップすると分かりました。
アドリブが得意なタイプの人は、とにかく音読で正解例の型とボキャブラリーを練習してもらいます。
英文法が得意でアドリブが苦手な人は、とにかく日本語で自分の意見を言う練習をしてもらいます。
詰まっている箇所を特定して、スムーズに流れるようにすれば、必ず作文はスムーズにできるようになると分かりました。
集中力がないと書けない
もう一点、大事なのが作文を練習する「時間帯」です。
これは僕自身、何度も作文しながら気付いたことですが、英作文は集中力がないと書けないことが多いです。
仕事が終わって疲れた状態で、帰りの電車の中で英作文しようとしても、アイデアは思いつかないし、英単語も出てきません。
でも、朝に頭の中がスッキリした状態で書き始めると、自分が納得できる英作文ができ上がります。
そこで僕は、
・朝の通勤電車の中では自分で意見を考えて英作文する練習
・帰りの通勤電車の中では、正解例を見ながら音読する練習
というように、時間帯で分けるようにしました。
本番でも最初に作文をやる
これは、英検を受ける本番の時にも同じです。
筆記試験の中で作文問題は、一番最後に印刷されています。
でも、前半の問題で集中力を使い果たして疲れた状態で書き始めると、なかなか上手に書けないことが分かりました。
2級の時には何とか受かりましたが、準1級からは、英作文を書くタイミングを入れ替えました。
試験がスタートしたら、まずはいきなり英作文から始めるのです。
もちろん、ちゃんと制限時間を設けます。
すると、集中力が高い状態で、納得いく英作文が書けました。
最初に納得いく英作文が書けると、気分が乗ってきます。
「一番配点が高いパートを上手にできた」という心の余裕が、その後のリズムを作ってくれるのです。
その勢いで最初のページに戻ってボキャ問題から解いていくと、とても良いペースで進められることが分かりました。
以上が、僕が英検の作文体験談です。
次回の記事では、面接の体験談をお伝えします。
・・・つづく。
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From 師範代Shinya(新村真也)
(やり直し英語達成道場 師範代)
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