英検1級の面接で僕が使った「強引に自分の得意分野のトピックにつなげる手法」とは?【僕の英検体験談:面接編⑨】

from 師範代Shinya

(→前回の続き)

英検1級の面接本番で、僕は「強引に自分の得意分野のトピックにつなげる手法」を使うことにしました。

ハイリスク&ハイリターンな手法ですが、僕は長時間待ち続けたこの面接タイムを「攻めの姿勢」で行きたかったので、この手法を選びました。

「日本の経済は、今後回復していくか?」

というトピックを選び、ムリヤリ自分の得意分野につなげることにしました。

日本経済から逆算して、こんなロジックを1分間の間に組み立てました。
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自分が取る結論:日本経済の回復は難しいだろう(こっちの意見の方が答えやすいと判断)

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・理由①
日本では少子化が進み、世界で一番早く高齢化社会を経験する国になるから。人口と経済は連動しているので、日本の人口が減れば、日本の経済も低迷するだろう。

↓↓↓

・理由②
少子化が進んでいる原因の1つに、日本人の晩婚化&非婚化がある。日本文化では、子供を持つためにはまず結婚という考え方があるので、婚姻数が増えない限り、出生率も増えないだろう。

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・理由③
日本の適齢男女が結婚しづらくなっている理由として、男女それぞれの希望条件のミスマッチがある。85%以上の婚活女性が男性に希望する「年収600万円」に到達している独身日本人男性は、全体の3.5%しかいない。

一方、婚活男性は女性に若さを求める。40~50代以上の男性でも、20代女性を希望するケースは多い。一方、95%以上の婚活女性は、同年代~前後3才までの男性を希望している。

という感じです。

多少強引さはあると思いますが、何とかロジックは通るかなと思って、この方針を考えました。

この流れを、最初の1分間の準備時間で決めたのです。

こうやって書くと、すごい頭の回転が速いと思われるかもしれません。

でも実は、からくりがあります。

元からよく知っていたことをつなぎ合わせただけ

理由①~③は、僕がこれまで10冊以上読んだ婚活本の中に書いてあった内容です。

さらに僕は、これらの情報を英語で外国人の同僚に説明する経験を積んできました。

英検1級の対策を始めるよりずっと前から、ランチタイムの話題として英語で話してきました。

自分にとって最も興味のあるトピックだったからです。

つまり、これまで積み重ねてきたことを「面接スピーチのテンプレ」に当てはめて組み立てただけでした。

その後のディスカッションがラクになる

最初の「2分間スピーチ」は、我ながら「さすがに強引かなぁ~」と感じながら話していました。

でも、テンプレに当てはめてしゃべっていったら、何となくロジックが通っているような雰囲気になりました。

これまでタイムマネジメントの練習を積んで、2分間がどのぐらいの長さかを身体で覚えていたので、制限時間をフルに使って話すことができました。

そして、メインのパートである質疑応答が始まりました。

日本人の面接官は、「深掘り質問の役」で、ネイティブの面接官は「反論の役」でした。

自分の体験が語れるトピックを選んだおかげで、僕は深掘り質問と反論の両方に素早く答えることができました。

「実際に婚活パーティーに3年間通い続けているけれど、いまだに結婚相手が見つからない」

というような個人体験談を混ぜ込んだら、面接官のリアクションがすごく大きくて、話しが弾みました。

聞かれる内容も、面接のための質問というより「興味があるから聞いている質問」という感じの内容に変わってきて、だんだんやりとりが楽しくなってきました。

とはいえ、友達や同僚とのカジュアルな会話調にならないように、常にテンプレに当てはめてしゃべり続けました。

面接の時間は、思ったよりずっと楽しく過ごせました。

言いたいことは全部言い切れて、面接官とのやりとりも思った以上に楽しく感じました。

悔いのない回

会場を出る時には、僕は気分が良くなっていました。

長い待ち時間を耐えた甲斐がありました。

ここまでやり切ったら、もう悔いはありません。

受かっても受からなくても、それが今の自分の実力だと納得できます。

スッキリした気分で会場を後にできました。

結果

そして2週間後に出た結果は、「合格」でした。

ネット上で先に結果を見たのですが、見た瞬間には飛び上がって叫んでしまいました。

「やったーーーーー!!もう2度とあの遠い会場に行かなくていいんだ!」

と思ったら、喜びがこみ上げてきました。

以上が、僕の英検体験談になります。

正直に言って、英検1級に関しては事前準備に加えて「運の要素」がかなり大きくなります。

他の級でも振られるトピックによって答えやすさは変わるのですが、トピックはいくつかあるので、1つでコケても、他で挽回できるチャンスがあります。

一方、英検1級の場合は1トピックですべてが進むので、トピックが自分に合わなかったらアウトです。

英検の合格=準備+運

これが、僕が最終的に導き出した答えです。

運だけでも、準備だけでも足りません。

どうせやるなら、自分のコントロールできる準備の部分だけでも整えてから受験すれば、悔いは残らないと思います。

(完)

p.s.現在、「英検の面接に苦手意識がある」「同受けていいかわからない」方のための英検模擬面接講座(zoom)を検討しています。もし興味があれば、こちらのアンケートで教えていただけないでしょうか?ご要望が多ければ、実施する予定です↓↓↓

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