from 師範代Shinya
(→前回の続き)
前回までの記事でお伝えしたことをまとめると、
・電子辞書のハード面での進化は、ここ数年間ほとんど止まっている。
・ソフト面でも、行き着くところまで来てしまった感がある。勉強目的のガジェットとしては、これ以上の多機能を追求する必要はなさそう。
・今後も、革命的な技術が投入される確率は、限りなく低い。
・電子辞書市場は、すでに成熟期を終えている。今後もゆるやかに縮小していき、カシオ一社が細々と作り続けていく未来が見える。(学校など、スマホ禁止の環境で使うために一定の需要はあるので、完全にはなくならないような気がする)
ということです。
これらを踏まえて、僕たち大人の英語学習者が今から新しく電子辞書を買おうとした場合、この3点を意識すると、自分にピッタリのモデルが選べると思います。
①新型にこだわる必要はない。数年前の型落ちモデルでも、機能も収録辞書もほとんど変わらない。
②全体的に安く手に入るのであれば、「一番安いエントリーモデル」よりも、「英語系の辞書が充実しているモデル」を選んだ方が、満足度が高くなって使用頻度が増える上に、長く使える。
③ガジェットは、使ってナンボ!電子辞書を買う目的は「英単語力アップ」なので、
「スマホの辞書アプリを使うより、電子辞書を使う方が断然良いじゃん!」
と思えるモデルを買った方が、長い目で見て投資元を回収できる。
ということです。
電子辞書に投じたお金をムダにしない一番良い方法は、「自分の英語力を上げること」です。
僕の体験談
僕は自分が30歳の時に、初めてカシオの「英語専用モデル」の電子辞書に買い替えました。
当時の店頭販売価格は、約7万円でした。
正直、かなり勇気がいりました。
当時の僕の英語力は、英検2級でした。
その後カナダに留学して、現地では英語学習の友として活躍し続けてくれました。
留学先の他国のクラスメイト達に見せたら、「何これ?スゲー!!」と驚かれました。(電子辞書は、日本と韓国にしかないそうです)
帰国後、この電子辞書をフル活用して勉強を続け、英検準1級に合格しました。
さらに数年間使い続けて、34歳の時に英検1級に合格しました。
この電子辞書を買って4年後に、英検1級まで合格できたのです。
投資元は十分に回収できたと感じています。
もし、今英検2級を持っている人に、
「英検1級合格のために7万円払えますか?」
と聞いたら、おそらく多くの人たちが「YES!」と答えると思います。
電子辞書に投資したお金を活かせるかどうかは、自分次第なのです。
ちなみに、僕はこれまで電子辞書を5台買っています。
その中で一番使っていた期間が短かったのが、エントリーモデルの「生活教養モデル」でした。
一番安かったけれど、一番使った期間が短いので、投資元を回収できていません。
そんな体験を踏まえて僕があなたにオススメする電子辞書は、「英語系の辞書が充実しているモデル」です。
シャープの電子辞書
まず、シャープの電子辞書の中から選ぶなら、「高校生モデルの最上級グレード」一択です。
新型だと6万円ぐらいするので、できれば1~2つぐらい前のモデルがオススメです。
型落ちモデルなら、アマゾンで2万円台で買えるものもあります。
この記事を書いている時点で、僕がオススメするのはこれです。
↓↓↓
シャープ PW-S1-K カラー電子辞書 Brain 英語強化 高校生モデル
僕がよく使っている3大辞書
①ジーニアス英和大辞典
②ロングマン現代英英辞典
③オックスフォード現代英英辞典
の3つがすべて入ってこの価格は、とてもコスパが良いと思います。
ただし、本体がバッテリー駆動なので、ハード面での寿命は短めだと思われます。
10年経つ頃には、さすがにバッテリーがヘタッてしまっているでしょう。
カシオの電子辞書
一方で、カシオの電子辞書は乾電池式です。
10年以上使っても、電池持ち時間はまったく変化しません。
カシオの中から選ぶなら、
①高校生用の上位モデル(2機種のうち、上位版)
②英語専用モデル
③プロフェッショナルモデル
の3つです。
こちらも、型落ちの中から選ぶのがオススメです。
もし、「ジーニアス英和大辞典」まで欲しい場合は、②か③を買う必要があります。
参考までに、型落ちモデルのアマゾン販売リンクをを紹介しますね。
↓↓↓
①高校生用の上位モデル(2機種のうち、上位版)
CASIO XD-SX4920 EX-word(エクスワード)高校生 英語・国語強化モデル (ホワイト)
②英語専用モデル
カシオ 電子辞書 英語コンテンツ充実エクスワード XD-SX9800WE
③プロフェッショナルモデル
カシオ 電子辞書 プロフェッショナル エクスワード XD-SX20000 200コンテンツ
ちなみに、もし僕が今買い替えるなら、②英語専用モデルか③プロフェッショナルモデルにします。
プロフェッショナルモデルは所有欲が満たされますが、僕が12年間使ってきて感じたのは、「自分にはちょっとオーバースペック」だということです。
翻訳や同時通訳のような「専門性の高いシーンでバリバリ英語を使う仕事」をしている人でない限りは、プロフェッショナルモデルのポテンシャルを引き出すのは難しいでしょう。
以上の情報を元に、ぜひあなたにピッタリな一台を選んで、英語学習ライフを充実させてください。
電子辞書は、持っていると確実に「英語に触れる時間」を多くしてくれるガジェットです。
さらに、「買った以上は、元を取らねば!」という気持ちにさせてもらえます。
勉強モチベーションアップのために、1台持っておいて損はないガジェットだと思います。
Good luck!
(完)
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From 師範代Shinya(新村真也)
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