from 師範代Shinya
(→前回のつづき)
前回の記事では、「いきなり他の外国人客に話しかけない」というコツをお伝えしました。
外国人客は英会話の先生ではありません。僕たち日本人と愛想良く話す義務はないのです。
また、お酒も入っていて気が緩んでいるため、初対面の人に愛想良く接してくれる確率は低めです。
もちろん、中には典型的な明るいノリで誰とでも仲良く話す人もいますが、僕の経験上では、そういう人に当たる確率は低いです。
では、どうしたらいいのでしょうか?
外国人バーに来て、外国人に話しかけなかったら、英会話の練習にならないですよね?
それが、コツの3つ目につながってきます。
③バーテンの人と仲良くなる
最初に話しかけると良い相手は、他のお客さんではなく、バーテンの人です。
なぜなら、バーテンの人だけが、お店の中で唯一「あなたと話すことを仕事として行う立場の人」だからです。
よほどやる気のないバイトの人でもない限り、バーテンは初めてのお客さんを大事にします。
今後、常連客になってもらえるかもしれない大事な新規客だからです。
バーテンの人が日本人だろうと外国人だろうと、この傾向に変わりはありません。
やはり初回では、できるだけフレンドリーに話してもらえる人を選んで会話した方が無難です。
僕が一番最初に外国人バーに行った時も、一番フレンドリーに僕に話しかけてくれたのは、イギリス人のバーテンのJさんでした。
Jさんは奥さんが日本人なので日本語を勉強していて、僕が話に詰まると日本語に切り替えて話してくれました。
僕が慣れないうちは、いつもJさんが僕に英語で話しかけてくれて、ピンチになると日本語で話してくれました。
そして、通い始めて3回目あたりで、Jさんが僕を他のお客さんに紹介してくれたのです。
後ろのテーブル席の方で飲んでいた、ノリの良いアメリカ人男性のMさんを呼び寄せて、
「ヘイ!M!ちょっとこっちにおいでよ!」
と言って、カウンターにいた僕を紹介してくれました。
Mさんは僕に対してとてもフレンドリーに接してくれて、「良かったら、あっちのテーブルで俺たちと一緒に飲もうぜ!」と提案してくれました。
そのテーブル席には、このバーの常連客の人達がいました。
Jさんのおかげで、僕は常連客のコミュニティーにスムーズに入っていくことができたのです。
もし、僕が自分からMさんのグループに近づいていって、「Hi, I’m Shinya! Nice to meet you!」と言っていたら、警戒されていたかもしれません。
でも、バーテンのJさんの信頼を借りることで、僕はスムーズに入っていくことがでました。
バーテンの人は「キーパーソン」
バーテンの人は、バーの中では最も影響力があるキーパーソンです。
なぜなら、お客さん全員の顔と名前を覚えていて、それぞれの性格タイプもある程度把握しています。
バーテンの人の目には、「この人とこの人は、相性が良さそうだ」というのが見えることが多いです。
そして、相性が良さそうな人同士を紹介して、知り合うキッカケを作ってくれます。
バーテンの人に紹介してもらうことで、こちらはバーテンの信頼も借りることができるのです。
そのため、まずはバーテンの人と仲良くなることが、その後の常連客とのコミュニケーションをスムーズにしてくれます。
バーテンが日本人でもOK
ちなみに、バーテンは日本人でもOKです。
いきなり英会話をする必要はありません。
まずは日本語でも良いので、バーテンの人とたくさん会話して仲良くなっておけば、後からいくらでも外国人客を紹介してもらえます。
僕が2番目に見つけて通い始めたオーストラリアンバーは、元のオーナーがオーストラリア人で、その後オーナーが本国に帰った後、バーの経営を継いだ二代目が、日本人のMさんでした。
そのMさんも、オーナー兼バーテンをやっていて、最初に僕が訪れた時には、Mさんは気さくに話しかけてくれました。
僕は初回はほとんどMさんとの会話に終始しました。
そして2回目以降になると、Mさんはたまに僕を外国人客に紹介してくれるようになりました。
Mさんのおかげで、僕は短期間でそのバーのコミュニティーに馴染むことができました。
3番目に見つけたアメリカンパブも、同じようにバーテンの人経由で常連客コミュニティーに入っていくことができました。
数ある戦略の中でも、この「バーテンの人と仲良くなる」というのは、一番ハードルが低くて、一番大事なステップだと思います。
そして、ある程度コミュニティーに馴染んだら、いよいよ最後の戦略に入っていきます。
・・・つづく。(今週はセブ島プチ留学をしているため、明日は「カナダ留学編」(過去に僕がカナダ留学に行った時の話)のリメイク版を配信します)
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From 師範代Shinya(新村真也)
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