From 師範代Shinya(新村真也)
・TOEICの点数をアップさせたい。
・将来、仕事で英語を使うかもしれない。
この中のひとつでもあなたが当てはまるなら、今日ご紹介するテキストと、その「使い方」はお役に立てるでしょう。
この方法を使えば、「TOEICの点数」と「仕事で使える英会話力」の両方を同時にアップできます。
中級者向けの最強テキスト
僕のオススメは、「TOEIC公式問題集」です。
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なーんだ!もう知ってるよ!
と思いましたか?
そうです!このテキストは有名です。今さら説明する必要がないくらいです。でも、「知っていること」と「できること」の間には、大きな差があります。
このテキストを本当に使いこなしたら、スゴいことになります!!
念のためこの公式問題集をカンタンに説明すると、TOEICテストを作っている会社のETSが作っている、「もっとも本番のTOEICテストに近い問題集」です。
TOEICテストは、毎回試験の後に問題用紙を回収するので、「過去問題集」が存在しません。
その代わりに、この「公式問題集」が一番近い役割を果たしています。
世の中には、TOEICの問題集が山ほどありますが、一番人気でプロたちがこぞってオススメしているのは、この「TOEIC公式問題集」です。
使い方が違う
この「TOEIC公式問題集」は、存在自体は有名で、持っている人は多いのですが、本当の意味でこの本を使いこなしている人は少ないのが現状です。
この本を買う人は「試験対策」がメインなので、「問題を解く」ことに使うのがふつうです。
よくあるパターンは、
方法①
サラっと1回だけ問題を解いて、答え合わせして、間違ってる場所をチェックして終わり。
もう少しやり込む人の場合は、
方法②
同じ問題を最低3回解く。3回目までに間違いがゼロになるようにする。3回目までに間違いゼロにできなければ、ゼロになるまで解き続ける。
というパターンです。
どちらの場合も、「問題自体に慣れる」ということを目的にしています。もちろん、この方法は有効です。あくまでテストの点数を上げることだけを考えるならば、最短コースだと思います。
でも、もしあなたが、テストの点数だけではなく、「本当に使える英語力もアップさせたい」場合は、この2つとは違う、3つ目の方法を試してみてください。
3つめの方法
方法③
一つの英文を30回以上音読することで、「知識」を「技術」に変えながら身体に入れていく。
リスニングのパート③&④の例文は、ある程度まとまりとストーリー性のあるものです。
その場面を、感情移入しながら、音読トレーニングで仕上げていきます。
そこで使われている構文や英単語を、「自分で使えるレベル」まで持って行くのです。
超役立つ!TOEICの例文
TOEICテストの例文は、僕たち社会人にとって、明日からでもすぐ使える表現や英単語が満載です。
職場で同僚同士の会話、電話での会話、会議、友達同士の会話など、社会人の日常生活で必ず遭遇する場面での「自然な会話」が繰り広げられるのです。
これは、僕ら社会人にとっては、もう何度か体験している場面なので、とてもイメージしやすくなります。
いろんな国の発音が学べる
英語をビジネスで使う場合、ひとつの国の人たちとだけやりとりする機会はとても少ないはずです。
一口に「ネイティブ」と言っても、いろいろな国があります。アメリカ、オーストラリア、イギリス、ニュージーランド、カナダなどです。
そしてそれぞれの国によって発音やイントネーションが微妙に違います。
英語を「国際共通語」として使いこなそうと思ったら、「私はアメリカ発音しか分かりません!」という姿勢では、苦しくなります。
英語学習の早い段階で、それぞれの国の特有の発音に慣れておく必要があります。
その点、TOEICテストのリスニングで声を出すナレーターの人の出身国は、1つだけではありません。
アメリカ、カナダ、オーストラリア、イギリスの4カ国のナレーターを使っているので、それぞれの国の発音の違いを学ぶことができます。
ちなみに、「アメリカを出たことのない人」が、「初めてアメリカに訪れたイギリス人」と会話をすると、あまりの発音の違いから、お互い理解できない・・・なんてことが起こるそうです。
僕の経験では、アメリカ人とオーストラリア人の友達と一緒に3人で出かけたとき、ふたりの意志疎通がうまくできていないのを目撃しました。
(その後、どっちの発音が「世界基準」かでモメて、ケンカになっていました)
ネイティブ同士でさえもそんな状況です。同じ英語でも、アメリカ人がオーストラリア人の英語を聞くのは、「東京の人が初めて東北弁を聞く」ようなものなのかもしれませんね。
あなたも音読トレーニングを通して、それぞれの国の発音の違いに慣れておけば、実際にオーストラリア人やイギリス人と接したときに、理解度がアップするはずです。
友達の「クセ」
以前、こんなことがありました。
僕が講師として勤めていた英会話スクールの同僚が、アメリカ人からオーストラリア人に変わりました。
それからしばらく、僕はそのオーストラリア人の新しい同僚の話す英語が聞き取れず、意志疎通に苦労していました。
でも、いつも一緒にいるうちに、だんだん彼の話し方のクセが分かるようになりました。そして、半年たつころには、ほぼ100%聞き取れるようになりました。
これは、オーストラリア英語に慣れたのに加えて、「彼独自のしゃべり方のクセ」に慣れたと言えます。
同じ人のしゃべるのを何度も聞いていると、その人のしゃべる英語はだんだん聞き取りやすくなってくるのです。
TOEICテストもでも同じ
TOEICテスト本番で流れるナレーションは、基本的にいつも同じ人たちです。
そして、この「公式問題集のCDの声」と同じ人たちです。なので、公式問題集を音読トレーニングで仕上げておくと、ナレーターの人の声が「親しい友達」レベルになって、ものすごく聞き取りやすくなります。
それぞれのナレーターの「発音のクセや傾向」が分かるようになれば、リスニングのパート①&②の短い文を読み上げるパートでも、聞き取れる確率がアップします。
一石二鳥
以上の理由から、「TOEIC公式問題集を音読トレーニングで仕上げる」ことは、
① TOEICテストの点数アップ
② 仕事で使える英会話力
の2つを同時にアップさせる効果があります。
あなたはきっと、公式問題集の例文を30回以上音読している人を見たことはないと思います。
この本を、「するめ」のように噛みつくして、中にある味と栄養分を100%吸収してみてください。
きっと、驚くほどの変化を感じられるはずです。
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From 師範代Shinya(新村真也)
(英語の達人養成ジム 師範代)
P.S.
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