From 師範代Shinya(新村真也)
今日はおすすめテキスト第3弾!最後は、「上級者向け」の英語テキストです。
現在、TOEICテストで860点以上&英検準1級か1級を持っている人向けのテキストをご紹介します。
今はまだでも、いつかこのレベルにたどり着きたいと思っている方も、ぜひご覧ください。
上級者がぶつかる3つの問題
上級者になると、たいてい次の3つの問題に直面します。
① 目標がなくなって、ボンヤリする
もうTOEIC問題集はカンタン過ぎて、解く気になりません。ここから先はテスト勉強をしても、「新しいことを学ぶ」というより、「細かいミスをなくしていく」作業になるので、やっていてあまり面白いものではありません。
英検も1級まで合格してしまうと、その先が見えなくなります。
② 何をテキストにすればいいのか分からない
このレベルになると、本屋さんで売っているテキストでは、物足りなくなります。
本屋さんには、「売れやすい本=初心者&中級者向けの本」がメインで置いてあります。
そうなると、選択肢が急激に狭くなるのです。
③ 上級者用の本は内容が堅い&むずかしい
数少ない選択肢の中で選ぼうとすると、
「内容が日本語で読んでも難しくて読みづらい本」
になりがちです。
たとえば、上級者用の英単語本では、「ネイティブでさえも知らないような英単語」が収録されていたりします。
また、まとまった文章&読み上げCDが録音されているものは、だいたい「英字新聞」や「専門雑誌」の切り抜きです。
それも、ふつうの大衆紙ではなく、「News week」や「Times」といった、ネイティブの中でも教養のある人たち向けの「高級誌」や「専門誌」の抜粋が多くなります。
そうなると、どうしても内容はお堅いものになります。日本語でもふだん読まないような内容を英語でやっても、なかなか頭に入ってきません。
これら3つの理由から、上級者になると、モチベーションが落ちる要因がたくさん待ち受けているのです。
(もちろん、あなたがもし高級英字新聞を読むことに興味があって楽しめる場合は、まったく問題ありません)
でも、たとえテキストの選択肢が狭まっても、このレベルに達した人は、それまでに「英語学習を習慣にすることに成功した人」なので、続ける体質は備えています。
だからこそ、その「習慣の力」を衰えさせてしまうのは、とてももったいないのです。
視点を変える
上級者になったら、もう「英語のテキスト」から卒業していいと思います。
発想を変えて、視点を「国内」から「海外」に向けるのです。つまり、上級者になったあなたには、「ネイティブ向けの本」を読む準備が整ったと言えます。
選択肢は無限大!!
「英語のテキスト」という発想から離れ、「ネイティブ向けの本」に目を向けると、あなたの目の前にはものすごく広い選択肢が見えてきます。
え?ネイティブ向けの本?
なんか、難しそうだな・・・
と思いませんでしたか?
大丈夫です!ネイティブ向けの本は、僕らが思っているよりずっとカンタンに読めます!少なくとも、日本にある上級者向けテキストよりも読みやすいものが多いのです。
ただし、ネイティブ用の本選びにもコツがあります。
ネイティブ用の本選び3つのコツ
① 「ベストセラー本」を選ぶ
ベストセラー本というのは、「たくさんの人たちに売れている本」です。
ベストセラー本は、「読む人の教養レベルを問わずに楽しめる」からこそ、たくさんの人たちに受け入れられています。
なので、英語のベストセラー本は、僕たち英語学習者にとっても読みやすいものが多いのです。
② 日本語の翻訳版が出版されている
海外のベストセラー本は、日本でも翻訳されて売れている確率が高いです。
翻訳版があると、英語版を読んでいて分からない表現が出てきても、意味をすんなり理解することができます。
先に日本語版を読んでおいて、内容が気に入ったら英語版を買う、という流れがオススメです。
③ CD版もあるものを買う
日本は電車が発達していますが、海外(とくに西洋)は、クルマ社会です。
クルマ移動が多いので、日本みたく電車内で本を読む人は多くありません。そこで、海外ではたいてい、本の発売と同時に「同じ内容を読み上げたCD」を発売します。(別売り)
買った人はこのCDをクルマの中でかけながら、運転中に「耳読書」をするのです。
これは、「オーディオブック」と呼ばれています。
「運転時間が長い人はオーディオブック」、「文字を読みたい人は本」という選択肢があることで、本の売り上げを大きく伸ばすチャンスが生まれます。
僕ら英語学習者は、「本とCDの両方」をゲットすれば、音読トレーニングができるのです!
CDのクオリティーが高い
ほとんどのオーディオブックは、「著者自身」が吹き込んでいます。著者の声を聞くことで、親近感がわいてきます。
また、著者は自分の書いた本を読み上げているので、「雇われナレーター」と比べて、「感情移入の度合い」がぜんぜん違います!!本のメッセージがビリビリと伝わってくるのです!!
この声のトーンの違いは、実際に何度も聞いていると、その効果を実感するでしょう。
以上、3つのポイント、
② 日本語翻訳版があるものを選ぶ
③ オーディオ版(CD)があるものを選ぶ
をクリアしていれば、どんな本でも最高の英語学習テキストになります。
興味が一番!
以上3つのポイントに加えて、何よりも大切なのは、あなたの自身の「興味」です。
あなたの興味のあるジャンルは、背景知識があるので、多少むずかしくても読めることが多いです。
もしあなたが、「興味のない内容のベストセラー本」と「興味のあるマニアックな専門書」のどちから迷ったら、まずは「マニアックな専門書」の方を買ってみてください。
自分の大好きなジャンルを英語で音読することほど、楽しいことはありません!
僕のオススメ本
僕がオススメするベストセラー本は、こちらです。
↓
① 小さいことにくよくよするな!(日本語版)
小さいことにくよくよするな!―しょせん、すべては小さなこと (サンマーク文庫)
(英語版)
↓
(オーディオブック版)
↓
どんな内容?
ストレスコンサルタントの著者が、「人生を穏やかに生きる」ためのツボとコツを、全部で100個の戦略にまとめています。
読み終わると、スーッと気持ちがラクになって、肩の力が抜けていきます。
1つ1つの戦略は別々の内容なので、タイトルを見て気になったものから読んでいくことができます。
1つの戦略につき、1~2ページ程度でまとまっているので、毎週1つの戦略を音読していくと、ピッタリな長さでやりやすいです。
この1冊をすべて音読し終わる頃には、あなたはきっと今よりずっと少ないストレスで生きているでしょう。
著者チリャード・カールソン氏(アメリカ人)の英語は聞き取りやすく、クリアな発音なので、音読トレーニングにピッタリです。
※カールソン氏は若くして他界しているので、このCDは生前の「幻の声」と言えます。
② ミリオネア・マインド(日本語版)
↓
ミリオネア・マインド 大金持ちになれる人―お金を引き寄せる「富裕の法則」
英語版
↓
Secrets of the Millionaire Mind: Mastering the Inner Game of Wealth
オーディオブック版
↓
Secrets of the Millionaire Mind CD: Mastering the Inner Game of Wealth
どんな内容?
著者のハーブ・エッカー氏が、「世界のお金持ち」の考え方&行動パターンを調査して発見した「共通点」をひとつひとつ丁寧に紹介しています。
その「共通点」を、当時無一文だったハーブエッカー氏自身がマネすることで、億万長者になりました。
その経験を元に、他の人たちにもその「共通点」を教えるセミナーを世界中で開催。その結果、たくさんの億万長者を生み出した「実例」が本の中でもたくさん紹介されています。実際の体験談がリアルで、引き込まれます。
「貧乏人の考え方 VS お金持ちの考え方」
の対比がおもしろく、楽しみながら学べます。
この本を音読し終わる頃には、あなたの「ファイナンシャル・インテリジェンス(お金の知性)」は今とはまったく違う次元に引き上げられているでしょう。
僕自身もこの本を読むことで、「お金」に対する見方が180度変わりました。
読むたびに勇気と元気をもらえる本です。
著者のハーブエッカー氏の声は、ものすごくパワフルで、めちゃくちゃ感情がこもっています!
あまりに感情移入が強いので、怒鳴ったり泣いたりするシーンでは、こっちが聞きながら笑ってしまうほです。
落ち込んでいる時でも、彼の声と熱いメッセージを聞くと、元気を取り戻せます。
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From 師範代Shinya(新村真也)
(英語の達人養成ジム 師範代)
P.S.
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