from 師範代Shinya
※僕が伸び悩みを感じた時の体験談の続きです。
(→前回の続き)
前回までの記事で、英語力の伸び悩みを楽しむ秘訣として、
①ガンバるのをやめて、力を抜く。(義務感で勉強しない。ユルくやると決める)
②こだわりを手放す。(目標を達成したい!英語力を落としたくない!周りからダメなやつと思われたくない!といった気持ち)
という2つの戦略をお伝えしました。
英語学習から完全に離れる必要はありませんが、やっている時の気持ちを変えることはできます。
もし、どうしても気持ちを切り替えられない時には、思い切って英語学習から離れた方が良い場合もあります。
僕のオススメの手順は、こんな感じです。
伸び悩み時期に試す戦略の手順
①気持ちだけを切り替えることで、今までと同じ学習メニューを楽しめるかどうか試す。「楽しめる」までいかなくても、「焦りは感じないで、淡々とメニューをこなす状態」になれるかどうかチェックする。(1~2週間ぐらい様子を見る)
②それでも心境が変わらない場合、学習メニューと時間を少し減らして様子を見る。(1~2週間)
③それでも変わらない場合、使っているテキストを変える。
④それでも変わらない場合、思い切って英語から完全に離れる。期間を決めて休む。
以上4つの戦略を順番に試してみると、どこかで気持ちがラクになるはずです。
③&④に関して、少し詳しく説明しますね。
③使っているテキストを変える
僕が好きな言葉に、「現実に行き詰まった時こそ、理想を追うチャンス」というものがあります。
僕が大好きな喜多川泰さんの本「株式会社タイムカプセル社」という本の中に出てくる言葉です。
「現実に行き詰まった時は、どうせ何をやっても事態はすぐに好転しない。だったら、理想を追っちゃおうよ!やりたいことやっちゃおうよ!」
というメッセージです。
英語学習も同じです。
伸び悩みで行き詰まった時ほど、原点に帰るタイミングかもしれません。
たとえば、あなたが英語学習を始めた当初には、
「外国人の友達を作って、楽しくおしゃべりしたい」
と思っていたとします。
でも、いつの間にか世間の価値観に影響されて、「英語を○○年勉強したら、TOEIC○○点&英検○○級ぐらいもっていないと恥ずかしい」といった感じになっている場合。
今の英語学習メニューは、ひたすら問題集を解いたり、試験に出るムズカしい英単語を暗記することに費やしている可能性が高いでしょう。
そのメニューをガラッと変えて、カジュアルな会話で使える例文やフレーズ集などをやってみるのです。
あるいは、自分が好きな海外のドラマや映画のセリフを音読するのも良いかもしれません。
自分が英語学習を始めたモチベーションの原点に帰ることで、また英語を楽しめる感覚を取り戻せる確率がアップします。
たとえTOEICや英検に出る英語でなくても、英語学習を続けていれば、英語力は底上げされます。
その結果、伸び悩んでいた点数も上がったりすることもあるのです。
「こだわりを手放したとたん、欲しかった結果がやってくる」
というパターンもあるのです。
(ただ、それを期待している時には、手放したことにはなりません。要注意です)
④思い切って英語から完全に離れる。期間を決めて休む。
英語力が伸び悩んでいる時には、思い切って休むことも必要です。
その時には、復帰のタイミングを正確に決めるのがオススメです。
決めずに離れると、そのまま戻って来れなくなることもあります。
期間は「重症度」によって違いますが、もし英語がモーレツに嫌いになりかけている時には、3ヶ月ぐらい休んだ方が良い場合もあります。
そこまでではない場合は、2週間~1ヶ月程度がオススメです。
その間は、できるだけ英語のことを考えないようにします。
最初は勉強していない自分に対して、罪悪感を感じたり、焦りを感じるでしょう。
でも、その時期を過ぎると、だんだん落ち着いてきます。
そして、冷静になるにつれて、自分が本来、英語学習を通してやりたかったこと、実現したかったことが、だんだん見えるようになってきます。
この冷却期間があるかないかで、その後の英語学習の効率も変わってきます。
たとえ今までと同じ学習メニューに戻る場合でも、心境が変われば、記憶の定着率も変わります。
人は焦っているときには、本来の実力が出しづらくなるからです。
そして、しばらく離れてから戻ってみると、意外に英語力が落ちていないことに驚くかもしれません。
行き詰まりを感じるところまでガンバれたということは、一定のレベルに達している証拠でもあります。
そこまで来ていると、1~3ヶ月英語から離れても、大きく落ちることはありません。
むしろ、頭がスッキリしてシャープになるので、英語力が上がったように感じることさえあります。
たまには休むことも、大事です。
以上、伸び悩み時期を楽しむ秘訣をお伝えしてきました。
1つずつ試してみて、自分の中でしっくり来るものを見付けてみてくださいね。
(完)
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