【オンライン英会話を30,000分達成して気づいた「続ける秘訣」②始めたきっかけ】

from 師範代Shinya

(→前回のつづき)

一番最初に、まずは無料体験レッスンを受けることにしました。

今はどうか分かりませんが、当時DMM英会話では無料体験レッスンが2回まで受けられる仕組みでした。

しかも、クレジット情報や個人情報を一切入れる必要がなく、ただニックネームとメールアドレスだけでOKだったのです。

これは良心的だと思いました。

よくあるパターンでは、無料だけど先にクレジットカード情報だけ登録が必要で、無料期間を過ぎて退会手続きをしないと、自動的に課金されて引き落とされる仕組みが一般的です。

しかも、退会手続きがやたら複雑で、途中で心が折れるようになっていたり。

僕はこれまで、そういう苦い経験を何度かしていたので、DMMのユルいルールは、ありがたく感じました。

最初の登録の時点で、僕の中でのDMMに対する信頼度が、一気に上がりました。

最初の2回は、ノンネイティブの先生

体験レッスンで選べるプランは、ノンネイティブの先生のレッスン2回分でした。

ノンネイティブと言っても、公用語が英語の国なので、日本人よりずっと英語力が高い先生たちです。

僕の場合は、アフリカのジンバブエという地域の先生を選びました。

なぜジンバブエにしたかというと、英語講師になる前の仕事でジーンズショップの店長をしていた時に、ジンバブエ産の布地を使った服を扱っていたからです。

ジンバブエってどんな国だろう?とその時に疑問に思いながら仕事をしていた体験を思い出しました。

あれから十数年の時を経て、ジンバブエに住んでいる人と会話できる日が来るとは!!感動モノです。

僕が予約したのは、20代前半の黒人男性の先生でした。

途上国なので、きっとパソコン等のガジェット類のスペックは低めだろうなと事前に予想していました。

案の定、先生の画像は粗く、昔のファミコン全盛期のスーパーマリオのようなギザギザ感のある画質でした。

でも、先生が笑顔であることはギリギリ伝わるレベルの画質だったので、愛想の良さが伝わってきました。

声はしっかり聞こえてきて、問題なく英会話が楽しめました。

ジンバブエの先生はとにかく明るく、元気が良くて、楽しそうに僕の話を聞いてくれたり、こちらの質問に答えてくれたりしました。

とても楽しくあっという間の25分間でした。

2回目は同じ先生が見つからなかったので、また別のアフリカの30代後半の男性の先生を選びました。

その先生は低い声で穏やかにゆっくり話すタイプで、聞いているだけで癒やされました。

僕もその先生のペースに合わせて、ゆっくりしゃべってみたら、とても心地よく会話ができました。

「これは良い!もう、ここでいいや!明日からまたレッスン受けたいから、このまま本コースに申し込もう!」

と思い、本コースのプランを選びました。

コースは何種類かあったのですが、僕は以下の条件で選びました。

①1日1レッスン受けられる(25分間)

②ネイティブの先生のレッスンも受けられる

ネイティブプランを選んだ理由

英会話の相手としてだけなら、ノンネイティブの先生でもまったく問題ありません。

英語を公用語にしている国に生まれ育った先生に、僕の話す英語が高度過ぎて通じないなんて確率は、限りなくゼロだからです。

それに、世界に出たら英語人口の7割はノンネイティブです。

ノンネイティブとの会話に慣れる方が、役に立ちます。

それでも、僕がネイティブの先生のレッスンを選んだのは、理由が2つあります。

でも、僕は英語講師という職業柄、生徒さんたちから質問を受けることがよくあります。

中には、

「どっちの言い回しの方が、ネイティブの耳には自然に聞こえるか?」

「この言い回しだと、誤解を受ける可能性があるか?」

「この前置詞を into ではなく in にした場合、意味として通じるか?」

など、ネイティブでないと分かりづらいような質問が来ることがあります。

その質問をぶつける相手としては、やはり英語圏で生まれ育ったネイティブの方が的確な答えが返ってくるだろう、というのが1つ目の理由です。

英文チェックはネイティブに

2つ目の理由は、「自分で書いた英文のチェック」です。僕は自分のセミナーのテキストを自作することがあります。

最初に自分で考えた後に、スペルチェッカーや文法チェッカーのアプリでミスをチェックします。

最近だと、チャットGPTを使って、AIにチェックしてもらうことが増えました。

そして最終チェックとして、ネイティブの先生に細かく見てもらっています。

教材として生徒さんに渡す以上、「ネイティブの耳に自然に聞こえる英文」になっている必要があるからです。

今のところ、チャットGPTにお墨付きをもらった英文(もしくはチャットGPTに出力させた英文)でも、ネイティブに見せると「この表現は微妙だなぁ~」というリアクションが返ってくることがあります。

「文法としては合っている。英単語のチョイスも悪くない。でも、ネイティブはこういう場面でこういう言い回しはしない。こういう言い方を聞いたことがない。」

というものが、けっこうあるのです。

おそらく、AIは文脈を読むのが苦手だからでしょう。

ということで、僕にとってはネイティブの先生に自分の教材を最終チェックしてもらう工程は、とても大事なのです。

だから僕は、DMM英会話でもネイティブプランを選びました。

ところが!

最初のネイティブレッスンで、いきなり恐怖の谷の底に突き落とされることになるとは・・・まったく予想できませんでした。

 

・・・つづく

 

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