from 師範代Shinya
(→前回のつづき)
※iPadを使った英語学習を超快適にする、「速読速聴英単語シリーズのiBooks版」のレビューの続きです。
まず、このiBooks版は、前回にもお伝えしたとおり、まったく新しいアプリではありません。
数年前にはすでに出ていたようです。
実はアプリは最新ではないからこそ、逆に良いことがあります。
それは、「バグが修正されること」です。
アプリというのは、出たばかりの頃は必ずと言って良いほどバグが出ます。
使っているうちに、特定の操作をするとエラーでアプリが止まったり、落ちてしまう、誤動作するなど、問題が発生するのです。
そして、アプリを作る人達は、ユーザーからのフィードバックを元にしながら、バグを修正してアップデートを繰り返し、だんだん洗練させていきます。
アプリというのは、年月が経つほどに良くなっていくのです。
もちろん、場合によっては改悪になることもあります。
開発者側が良かれと思ってやったことが、逆にユーザーにとっては使いづらい・・・なんてこともあるからです。
でも、基本的にはアプリは良い方向性へアップデートされていきます。
この速読速聴英単語iBooks版も、カスタマーレビューの評価を見ると、アマゾン上で売られている紙バージョンの本に比べて、低めです。
・Basic2400= アマゾン星4.0、iBooks星3.0
・Daily1500=アマゾン星4.5、iBooks星3.0
・TOEIC TEST STANDARD 1800 = アマゾン星4.0、iBooks星3.5
(テキスト名をクリックすると、iBooks版のページに行くことができます)
という感じです。
(※ちなみに、TOEIC TEST STANDARD 1800は、紙の本ではVer.2が出ていますが、iBooks版はVer.1のみ売られています)
なぜiBooks版が低いのか?の理由を探ってみると、レビューの文章によく書かれているのが、
「アプリがよくフリーズしたり、落ちたりする」
とありました。
確かに、アプリの不具合で多いのは、フリーズと落ちることです。
ただ、今はこの不具合は解消されているようです。
少なくとも、僕の環境(iPadエアー第5世代)では、一度もアプリのエラーは起きていません。
iPadは機種が古いものを使っている場合、アプリがアップデートしても、本体の処理スピードが追いつかずに落ちてしまうことがあるかもしれません。
手持ちのiPadとの確かめるためにも、無料版をダウンロードしてしばらく使ってみることをオススメします。
ということで、僕の環境ではサクサク快適に動きます。
その上で、このアプリの細かい機能をレビューしていきます。
すべてが1画面に収まる
これがiBooks版の一番の特徴と言っても良いでしょう。
紙の本で言えば、見開き1ページ分が、すべて1画面に収まっています。
いちいちページをめくらなくても、必要なものはすべて1画面に入っているのです。
左側に英文、右側に日本語訳、という感じです。
ここまでなら、紙の本をPDF化したデータと変わらないかもしれません。
でも実は、もう一つ大事な機能が1ページに収まっています。
それは、「音声再生機能」です。
音声再生アプリを立ち上げる必要なし
実は、iPadを毎日使っていて少し面倒に感じるのは、
「2つのアプリを立ち上げて、横に並べること」
です。
慣れれば素早くできるのですが、それでも、ひと手間増えるのは間違いありません。
でも、このiBooks版なら、1画面内に音声再生ボタンも装備されています。
しかも、再生ボタンの位置は、画面上で左上です。
人間の目線は、最初に何かを見たときに、
・左上 → 右上 → 左下 → 右下
という順番で、Z型に動くようにできている、と言われています。
再生ボタンが左上にあることで、とても見付けやすく、ボタンも押しやすく感じます。
実際に使ってみると分かりますが、音声再生アプリを別途立ち上げるよりも、ずっとラクに感じます。
音声再生アプリの立ち上げは、1回ごとで見ればちょっとした操作です。
でも毎日積み重なると、バカにできない時間と労力になる気がします。
iBooks版の小さな工夫が、大きな労力削減になっているのです。
地味に嬉しいポイント
あと、これは実際に使っている人たちから聞いた話ですが、紙の本バージョンでは、重要英単語が赤く色分けされています。
実はこの赤がけっこう鮮やかで、見ていて目がチカチカして読みづらいと感じる人がけっこういるのです。
確かに赤は目立つ反面、目に与える刺激が強く、注意を引きつける色なので、人によっては読みづらいと感じる要素になります。
一方、iBooks版の方は、重要英単語の色がすべて青色に統一されています。
彩度を抑えた控えめな青で、黒文字との違いが分かりつつ、目への負担を減らす色味になっています。
これは地味な変更点ですが、紙の本バージョンが目に刺激が強すぎると感じる人向けには、嬉しいポイントでしょう。
毎日英文を見るからこそ、こういう小さな違いは大きな満足感につながると思います。
そして、このiBooks版の実力はそれだけではありません。
さらに、アプリならではの便利機能が満載です。
しかも、音読トレーニングをする人の目線から見た工夫がたくさん入っています。
次回の記事では、僕が感動した、iBooks版ならではの便利機能をご紹介します。
・・・つづく。
p.s.今回紹介した神アプリでも受けられる「Daily1500の音読セミナー(体験版)」はこちら↓↓↓
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From 師範代Shinya(新村真也)
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