from 師範代Shinya
最近、すごく話題になっているAIおしゃべりツールの ChatGPT というサービスがあります。
あなたはもう使ってみましたか？
今のところ、基本的な機能はすべて無料で使えます。
（この手のサービスによくあるパターンで、会員数が増えた後、無料で使える範囲がせまくなっていくかもしれないので、早めにトライした方がいいかもしれません。）
Chatという名前が示す通り、ネット上でAIを相手におしゃべりを楽しめるツールです。
「あ～、iPhoneのSiriみたいなもんか！」
と思われがちですが、ChatGPTは、これまでにないスゴイ機能が満載！ということで、色んな業界で話題になっています。
英語学習業界もその１つです。
実は、僕が ChatGPTの存在を知ったのはだいぶ遅めでした。
ユーチューバーやニュース番組で人々が特集し始めた２週間たった頃に初めて知り、すぐ登録して使い始めました。
使い方はとってもシンプルです。
チャットボックスに文章を打ち込んで送信するだけで、その内容に対する返信がすぐに返ってきます。
返信内容は、AIがネット上のあらゆる情報を元にして作成されます。
僕はまだ使い始めて間もないのですが、現時点で感じている印象と、英語学習での使い方のアイデアをお伝えします。
ChatGPTは何がスゴいの？
これまでにもSiriなどのおしゃべりAIツールはあったのに、なぜ今、ChatGPTが話題になっているのでしょうか？
僕が調べた限りでは、おそらくこの５つが人々の心をつかんだと思われます。
↓↓↓
①こちらの書いた文章を、かなり高い精度で理解してくれる。
②返信してくる文章が、すごく自然な感じ。機械っぽさがあまりない。
③どんなジャンルの質問も、即座に返してくれる。
④文章作成などの作業もお願いできる。しかも、かなり高いレベルで文章を作ってくれる。
⑤日本語が自然。
という感じです。
特に僕がスゴいと思ったのが、⑤です。
日本語はすごく曖昧な言語なので、AIが内容を正確に認識したり、自然な日本語の文章にして出力するのが難しいと感じていました。
これまで僕が使ってきたAI翻訳機の日本語訳も、どうしても不自然になりがちでした。
こちらの意図が伝わらずに、とんちんかんな答えが出てきたり。
「意味は分かるけど、こんな言い回しはしないよね。」というような文章が出てきたり。
僕の中でのAI翻訳や文章作成は、そんなイメージでした。
でも、ChatGPTはすごい自然な日本語を返してくるのです。
もちろん、質問の仕方によっては、変な答えが返ってくることもあります。
でも、文章の自然さと精度は、これまでのAIよりもかなり上がっていることは間違いありません。
作業を代行してくれる
ChatGPTのスゴいところは、その文章作成力を使って、作業を代行してくれることです。
たとえば、「こういう条件を盛り込んだ、仕事の企画書を作ってください」と具体的に指示すると、パッパッと素早く企画書を作ってくれます。
しかも自然な日本語なので、一見AIが作ったことがバレにくいです。
この機能を使えば、ゼロから文章を書くのが苦手な人でも、とりあえずAIに書かせておいて、後から誤字脱字などを確認する程度で済みます。
これは、かなり作業の手間が短縮されます。
英語学習での活用法
AIの文章能力が高いということは、語学学習にも活用しやすいです。
使い方のアイデアは無限にあると思います。
ChatGPTが登場する前の、従来ののAIや検索エンジンでは、
・英会話の練習相手としてAIとおしゃべりする
・英単語の意味を調べて教えてもらう
・２つの英単語のニュアンスの違いを調べる
・日本語から英語に翻訳する（逆方向も）
・文法ミスやスペルのミスをチェックする
などの活用法がありました。
これらをChatGPTにやらせても、もちろん効果はあります。
ただ、せっかくならChatGPTにしかできないことをやってみたいですよね。
現時点で僕が魅力を感じている使い方は、上記の他に５つあります。
①自分が読みたいと思える内容の英語の文章を、自分の今の英語レベルに合わせたちょうど良い長さと難易度で作ってもらう（音読や多読で使う用）
②自分が覚えたい英単語を使った例文を、何パターンか作ってもらう。
③英検のライティング問題のネタ出し＆例文を作ってもらう
④空港、ホテル、レストランなど、旅行で必要なシーンでの実践会話例文を作ってもらう。（海外旅行の直前にフレーズを丸暗記する用）
⑤自分が覚えた英単語の理解度をチェックするテスト問題を作ってもらう
他にも探せばたくさん活用法はあると思いますが、とりあえず上記５つは今までのAIサービスにない機能なので、とても面白いです。
次回は、この５つを詳しく解説していきます。
・・・つづく。
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