from 師範代Shinya
(→前回のつづき)
セブ留学中にIKさんが経験した2つ目の大きな出来事は、現地で出会った女性に恋をする体験でした。
わずか3ヶ月間の滞在期間のうちに、恋愛体験までするケースはとてもレアだと思います。
お相手は台湾からの留学生で、食堂で話すうちに仲良くなって、2人きりでショッピングに出かけるまでになったそうです。
もう今後の人生で恋愛をすることはないと思っていたIKさんの心に、その女性が火をともしたのです。
最終結果としては、告白してみたもものあまり真意が伝わらず、失恋するという結果になったそうです。
でも僕はこの話を聞いて、本当にスゴい!と思いました。
何がスゴいかというと、IKさんが「英語で告白する体験」をしたことです。
英語で告白する経験をしたことがある日本人男性は、どのぐらいいるでしょうか?
僕はかなりレアだと思います。
告白するシチュエーションに持っていくためには、少なくとも2人きりでデートするという状況が必要です。
さらにそれだけではありません。
告白前までに、それなりに話を盛り上げて良い雰囲気を作る必要もあります。
つまり、そこまで持っていく英語力とコミュニケーション力が必要なのです。
日本人男性の留学恋愛体験はレア
僕がこれまでたくさんの英語学習者の方々から留学体験を聞いてくる中で、「留学先で恋をした」という話を聞いたことは、ほとんどありません。
10代の学生が数年間、海外に留学するようなシチュエーションであれば、じっくり時間をかけて仲良くなった外国人の彼女ができる可能性はあります。
でも、大人の男性が数ヶ月の滞在期間に外国人女性に対して恋をして、デートまで持ち込むというのは、かなりハードルが高いです。
(逆に「日本人女性が外国人男性から猛アプローチを受けた」という話はよく聞きます)
日本人男性が海外で恋愛するのが難しい理由の1つは、やはり言葉のカベだと思います。
日本語でさえ、自分の思いをうまく伝えられない男性が多いのに、英語でやるとなると、かなり難しいです。
さらに、言葉のカベだけではありません。
文化のカベも超えなければなりません。
恋愛や結婚は、その国の文化が色濃く出るジャンルです。
日本人男性は、自分から積極的にガンガン女性にアプローチする文化に生まれ育っていません。
そのため、どうしても外国人女性からは「押しが弱い」と思われる確率が高くなりがちです。
そういった心理的なハードルも乗り越える必要があります。
IKさんは、その心理ハードルを乗り越え、言葉のカベも超えて、意中の女性に英語で告白したのです!
これは、スゴいことです!
恋愛のパワー
IKさんは意中の女性に告白した後に、もどかしい体験をしました。
相手の女性も「実は私も・・・」みたいに言ったように聞こえたそうですが、ハッキリとは理解できなかったそうです。
IKさんも、そこから先うまく言葉がつなげられずに、よく分からないままその日のデートは終了しました。
その後、彼女はなぜかIKさんと距離を置きます。
IKさんは理由が分からず、彼女と2人で話す機会を設けます。
でも、彼女に聞きたいことがうまく伝えられず、自分の気持ちもうまく伝えられずに、すごくもどかしかったそうです。
恋愛では特に、自分の気持ちを伝えたり、相手の気持ちを聞きたくて質問する機会が増えます。
そんな時は、「日本語で思い浮かんだ言葉が、英語では言えないもどかしさ」を強烈に感じます。
それでも、何とかしたい!何とか伝えたい!
そんなモチベーションがわき起こってくるのです。
恋愛以外のシチュエーションだったら、「ま、いっか」とカンタンに諦めてしまうような場面でも、恋のパワーで突き動かされます。
これが、「英語を上達させたかったら、外国人の恋人を作ると良い」と言われる大きな理由の1つだと思います。
僕の体験談
もう10年ぐらい前になりますが、僕も外国人女性とデートをしたことがあります。
日本に住むアメリカ人女性と箱根ドライブに行きました。
当時の僕のTOEICの点数は950点でした。
すでに英会話スクールの講師になっていた時期です。
それでも、車内でのトークを続かせるのはかなり苦労しました。
ましてや、良い雰囲気に持っていくなど、かなりハードルの高さを感じました。
まったくロマンチックな雰囲気にはならず、それどころかデート中に僕の失言で彼女が怒り出す、という大失敗をしてしまいました。
自分が何を言ってしまったのかは、覚えていません。
というより、何に対して怒られたのか?もよく分かりませんでした。
でも彼女が激怒しながら、
「Stop being an asshole!」
と大きな声で僕に言ったことだけは、今でも覚えています。
asshole というのは、文字通り訳すと「ケツの穴」という意味です。
でも日常会話ではもっぱら「イヤなやつ」という俗語として使われます。
僕はこの単語を当時、言葉として意味は知ってはいましたが、まさか自分が言われるとは思っていませんでした(笑)
その時にはうろたえてヘコみましたが、今となっては良い思い出になっています。
おそらく、アメリカ人女性から本気で「asshole!」と言われた経験のある日本人男性は、かなりレアなはずです。
告白と同じように、相手とケンカになるためには、ある程度の深いコミュニケーション力が必要です。
「ケンカするほど深い交流ができた」ということで、今では自分の中にある英語武勇伝の中にこっそり加えています。
IKさんも、今は失恋の痛みが残っていてツラいと思いますが、数年後には「英語で告白した」ということ自体が、貴重な人生経験の一部に感じられるようになると思います。
・・・つづく。
p.s.IKさんがセブ留学を決めたDUO3.0完走チャレンジ第3回の動画はこちら。どんな心境の変化があったのでしょうか・・・?↓↓↓
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From 師範代Shinya(新村真也)
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