from 師範代Shinya
(→前回のつづき)
予想外にカジュアルで砕けたプレゼンの後、英語の先生たちによるパネルディスカッションが始まりました。
カリスマ講師の安河内哲也先生を筆頭に、大学教授やジャーナリストなど4名の方です。
それぞれまったく違う世界で人生を歩みながらも、英語という共通点を中心にして生きてきた4人の方々が、お互いの持論を展開し合う生討論。
めちゃくちゃ楽しく聞かせていただきました。
特に印象に残った内容は、中学校の英語の教科書を作るプロセスの話でした。
学校の英語の教科書を作る大変さ
学校の教科書は、原稿執筆から実際に出版されるまでに、どのぐらいの年月がかかると思いますか?
僕は今回、初めて知ったのですが、なんと3年もかかるそうです。
さすがに3年たつと、情報も古くなってしまいます。
特に面白かったのが、有名スポーツ選手についての英文の原稿を書いたら、出版するまでの3年の間にそのスポーツ選手の不倫報道が出てしまった・・・というエピソードでした。(けっこうよくあるそうです)
そうなると、不倫したスポーツ選手を学校の教科書に登場させるのはいかがなものか?ということになり、ギリギリで原稿が差し替えになるそうです。
そのため、教科書に載せる題材はどうしても無難な英文にならざるを得なくなります。
その結果、古典文学など、作者がもう死んでしまってスキャンダルになりようがない、安全な題材が好まれるそうです。
僕はそれを聞いて、「なるほど!」と思いました。
おそらく、中高生が興味を持って読める英文は、今ニュースで話題になっている時事ネタとか、実際に今の時代に使われている英文表現だと思います。
でも、上記のような出版側の事情があると、どうしても古典文学などになってしまうのでしょう。
読者目線ではなく、出版する側の目線で題材選びをせざるを得なくなるのは、教科書の出版業界の定めなんだなぁと感じます。
そこで、
「学校の教育現場にジャパンタイムズ・アルファJを導入したら、子ども達が興味を持って読める英語の授業ができるのではないか?」
という話になりました。
確かに、リアルタイムの話題を一瞬で英文記事にできる新聞社の強みを活かして、生徒達が時事ネタで英語を読めたら、きっと授業が面白くなる気がします。
時事ネタを使って英文を読むメリットは、2つあります。
①最初に日本語で読んだり聞いたことのあるニュース内容であれば、英文で読んだ時に多少分からない部分があっても、意味を推測しながら読み進められる。
②自分が日本語でも知りたいと思える、興味がある内容であれば、初見の英文を読む意欲がわいてくる。
もし、学校の教育現場で学習者向けの英字新聞が活用されれば、教室が活気づいて、先生側としては授業がやりやすくなる気がします。
また、先生も常に使うテキストが変わるため、新しい情報の英文を事前に読み込まなければなりません。
結果的に授業準備が先生の多読トレーニングにもなって、一石二鳥になると思います。
ここしばらく、「英語教員のTOEICスコアが低い」みたいなニュースで批判されることが多かったので、先生たちが多読で読むスピードを上げれば、TOEICスコアが上がる確率がアップします。
交流会
パネルディスカッションの後には、参加者同士の交流会がありました。
オシャレでおいしいご飯がふるまわれ、くじ引き大会などのワクワクイベントも用意されていました。
交流会では、色んな先生方とお話して名刺交換する機会がありました。
先生だけではなく、出版社の方や、英語教材を作っている会社の社員の方など、色んなジャンルで英語教育に関わっている人たちと交流できました。
僕は人と話すことに時間を使うあまり、ご飯はほとんど食べる時間がありませんでした。
でも、大満足の素敵な時間でした。
ユニークなおみやげ
帰りに、おみやげの袋を頂きました。
さっそく中を見てみると、予想外のものが入っていました。
・ジャパンタイムズ・アルファJの創刊号のコピー一部(これは想定内)
・ジャパンタイムズ・アルファJの解説チラシ(これも想定内)
・ジャパンタイムズ・アルファJのオリジナルトランプ(これは想定外)
・ジャパンタイムズ・アルファJのロゴが刻印されている、オリジナルどら焼き(これは完全に想定外)
特にトランプは、思ったよりしっかりした作りで、表面がツルツルしていて、マジックに使いやすそうです。
また、ジョーカーがアルファJの新聞を手に持っているという、凝りようでした。
これはぜひ、どこかでマジックショーに使おうと思います。
どら焼きは、帰り道で小腹が減ったのでさっそく食べました。
夕飯をほとんど食べていなかったので、とてもありがたいおみやげでした。
今回イベントに参加することで、アルファJについてだいぶ細かい知識を得られたので、また後日詳しいレビュー記事&動画を作りたいと思います。
(完)
ジャパンタイムズ・アルファ・Jのサイトはこちらをクリック (※無料で試し読みできる記事もあります)
YouTubeではジャパンタイムズ・アルファの編集長の高橋さんににインタビューしています↓↓↓
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From 師範代Shinya(新村真也)
(やり直し英語達成道場 師範代)
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