【意志力に頼らない!仕組みで続ける英語学習】

from 師範代Shinya

「今日は疲れたから、英語は明日にしよう…」

そんなふうに後回しにした経験、あなたもありませんか?

僕も最初は同じでした。

夜に勉強しようと決めても、仕事の疲れや家庭の用事で「今日は無理だ」となり、結局続かない。

気づけば、積ん読になったテキストが増えていくだけでした。

でも安心してください。

英語が続かないのは、あなたの意志が弱いからではありません。

心理学の研究では「意志力は有限の資源であり、必ず消耗するものだ」とわかっています。

大切なのは、意志力に頼るのではなく、「仕組み」を作ることです。

今日はその方法を、心理学の理論と僕の体験を交えてお伝えします。

 意志の力は筋肉のように疲労する

アメリカの心理学者ロイ・バウマイスター博士の研究で、人間の意志力(ウィルパワー)は「筋肉のように疲労する」と言われています。

例えば、仕事で気を遣い、帰宅後に家族のこともやって…となれば、夜にはもう「勉強に使える意志力」は残っていない。だから「夜にやろう」と決めると挫折しやすいのです。

これは僕自身も痛感しました。

夜に机に向かおうとすると、「今日は疲れたし…」とスマホを手に取ってしまう。

そのままSNSやYouTubeを見て終わり。

翌朝「またできなかった」と自己嫌悪。そんな日々が続きました。

以前の記事で、「クロノタイプ(体内時間)」の話を書いた時に、僕の身体は「夜型」であることをお伝えしました。

僕は夜になると、集中力が高まりやすいのを感じるのです。

朝は夜ほど集中力が高まらず、昼は眠くなり、夜はシャキッとする感じがあります。

とはいえ、たとえ夜でも「意志の力を消耗し切っている時」には、気楽で頭を使わないエンタメに走りたくなります。

仕事が激務だったり、帰宅後にやることがたくさんあると、意志の力がどんどん減っていきます。

この悪循環を断ち切るには、2つの対策が必要です。

①意志力が減っていない時間に勉強すること

②意志力を使わず自動的に行動できる仕組みを作ること

です。

 僕の失敗と転換点:夜から朝へ

夜に勉強しては挫折していた僕が試したのが、「朝食前の5分音読ルール」でした。

・最低5分だけ音読すればOK

・内容やページ数は問わない

・とにかく朝起きて、何かをする前に英語テキストを開く

というルールです。

朝起きてすぐのタイミングは、まだその日の意志の力を消耗していないので、割と抵抗感なく英語テキストを開けました。

最初は「5分で意味あるのかな?」と疑っていましたが、実際にやってみると大きな違いがありました。

たった5分だけやるつもりでも、気づけば10分、15分と続けてしまうことが多かったのです。

意志の力を最も必要とするのは、「最初の一歩」です。

テキストを開いて音読を始める瞬間が、一番意志の力を使います。

でも、一度動き始めてしまえば、その後続けるのはラクだと分かりました。

特に朝イチの時間帯は、スマホにメールや電話の着信が来ないので、気を散らすものがありません。

環境的に、続けやすい要素が揃っているのです。

こうして「夜に挫折」から「朝に自動化」へと切り替えたことで、僕の英語学習は大きく安定しました。

その後は、できるだけ意志の力を使わない「仕組み作り」を工夫し続けました。

 意志力に頼らず続ける仕組みの作り方

心理学の研究と僕の体験を踏まえて、意志力を節約しながら英語を続ける仕組みをご紹介します。

 1. 時間を固定する

「朝食前に5分」「通勤前にアプリ1問」など、毎日必ずやる時間を決める。

→ 意志力を使わず、条件反射で動けるようになります。

もしあなたが夜型なら、「すべて片付けてから」にすると日によってムラが出やすくなります。

ちなみに僕は夜型なので、以前は「夕食の後すぐにテキストを開く」と決めていました。

「毎日必ず行う作業が終わった節目」に固定すると、意志の力を消費せずに済みます。

特に夕食後は一時的に体力が回復するので、個人的には一番良いタイミングでした。

2. トリガーを決める

既にある習慣に勉強を結びつける方法です。

・コーヒーを淹れたら1文音読

・歯磨きの後にリスニング1分

など、すでに行っている習慣が、トリガー(合図)になることで、自動的に行動が始まります。

僕の場合は、英検1級に向けて勉強していた頃、風呂の中で英単語帳をやるようにしていました。

この時期は、「風呂に入った瞬間に英単語モードに脳が切り替わる」のを毎回感じました。

英単語帳のページは湯気でフニャフニャになりましたが、英単語はガッチリ記憶されて、無事合格できました。

 3. 選択肢をなくす

教材を机の上に置きっぱなし、アプリをスマホの1ページ目に置く。

→ 「どの教材にしよう」と迷うのも意志力を消耗します。迷えない環境を作りましょう。

毎日の勉強メニューを「その日に決める」というのは、意志の力を消費します。

メニューを決める日と、実行する日を分けて考えることで、迷いがなくなります。

僕は一度教材を決めたら、しばらくは他の選択肢を除外して、余計なことを考えずに続けるようにしています。

学習法を見直すタイミングはあらかじめ「3ヶ月ごと」と決めてあるので、その間は迷わず続けられました。

 4. 1回の最低勉強量を小さくする

「最低5分」「1文だけ」など、笑ってしまうくらい小さいルールにする。

→ 成功体験が積み重なり、自然に勉強時間が増えていきます。

ポイントは、たとえ5分でも、たとえ1文だけでも、「今日もやったぞ!」と自分をホメてあげることです。

「たった5分しかできなかった」と自分を責めてしまっては、意味がありません。

「英語学習を習慣にする」ということを目的にする場合、減点式よりも加点式の自己ジャッジの方が、効果が高いです。

 「やる気になる」のを待たなければ、続く

多くの人は「やる気が出たら勉強しよう」と思っています。
でも実際には、やる気を待っていても来ません。

心理学的には、やる気というのは、「やり始めた後に徐々に出てくるもの」だからです。

必要なのは「やる気」ではなく「仕組み」です。

仕組みがあれば、気づいたら英語テキストを開いている。

気づいたら音読を始めている。これこそが、習慣の本当の力です。

 まとめ

英語学習を続ける秘訣は、意志力に頼らず仕組みを作ること。

・意志の力は有限で、1日の終わりに近づくほど少なくなる

・朝の時間に小さなルールを設定する

・トリガーと環境を工夫して、自動化する

僕も「やる気に頼る勉強法」から、「仕組みづくり」に切り替えたことで、突破口を見つけられました。

あなたも今日から「5分ルール」や「トリガー設定」を試してみてください。

安心してください。仕組みさえ作れば、英語は自然に続いていきます。

※僕のセミナーでは、こうした「仕組みで続ける習慣化の方法」を実際に取り入れています。

・朝決まった時間にメールが届き、今日の学習メニューを自分で考えることに意志の力を使わずに済みます。

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