【久しぶりの本屋さん巡り⑤「海外の折り紙キット」で知った、意外な英単語の違い】

 from 師範代Shinya

(→前回のつづき)

※僕が紀伊國屋書店で買った「海外製折り紙キット」のレビューの続きです。

もう1つ、開けてすぐに気付いたのが、紙質の違いです。

アメリカの折り紙キットに入っていた折り紙は、ものすごく薄くて表面がツルツルしているのです。

触った感覚は、「包装紙」です。

妻のサヤも、同じことを言っていました。

プレゼントを開けた時に、真っ先に破り捨てられる、あの包装紙の触感なのです。

僕はジーンズショップで働く前には、イトーヨーカドーのバッグ売り場で働いていました。

当時はクリスマスなどのギフト需要が高まる時期に「包装カウンター」というものが店内に設置されて、毎日ものすごい数のギフト包装の作業をしました。

各売り場から1~2名ずつ応援メンバーが派遣されて、1時間おきに人員が入れ交わる仕組みなのですが、僕はこの包装カウンターがけっこう好きでした。

色んなサイズや形の箱を、ひたすら包装紙で包みまくる作業は、職人魂を刺激されました。

その時に、包装紙特有の、あの薄くて両面がツルツルした感触が、指先に記憶として刻み込まれました。

今回、海外製折り紙を触ってみて、あの時の包装紙の感覚が蘇ってきたのです!

しかも、裏面は白ではなく色がついている、両面タイプです。

けっこう彩度が高くてどぎつい色です。

日本にも両面タイプの折り紙はありますが、色使いは落ち着いているのが普通です。こういう派手な配色のものは見たことがありません。

このあたりにも、文化の違いを感じます。

新しく学んだ英単語

今回の折り紙キットで僕が一番驚いたのは、表紙の作品になっている魚の「コイ」の英語表現でした。

僕はこれまで、コイ=carp だと思ってきました。

確かにそれは間違いないのですが、教本のもくじを見ると、「Carp」と「Koi」の2つが載っていたのです。

「え?何が違うの?」

と思いながら、すぐにそのページに飛びました。

すると、Carp も Koi も、両方とも魚の形をしていたのです。

ただ、微妙に折り方が違っていました。

Carp は、シンプルな折り方で、柄も割と地味(このキットの中では)なものでした。

一方、Koiの方は、ちょっと手の込んだ折り方で、ヒレの部分を細かくヒダ折りにしてゴージャス感を出したり、前面の顔のあたりも細かい折り方になっています。

しかも、使われている紙の柄は、明らかにKoiの方が派手でした。

まさか、英語の世界では、Carp と Koi は違うものでは?

と思いながら、僕はネットで情報をチェックしてみました。

すると・・・

Carp と Koi の違い

「Carp」 で画像検索すると、単色のコイの写真がたくさん出てきました。よく公園の池などで見かける、灰色のタイプです。

一方、「Koi」で検索すると、赤&白のまだら模様のコイや、金、銀などのゴージャスな色使いのコイが出てきました。

さらに詳しく調べてみたところ、Carp という英単語には、「薄汚い、よどみに住む魚」という連想を伴うそうです。(ジーニアス英和辞典より)

一方でKoiは、「日本庭園にいる高級魚」というイメージで、英語圏の人たちの間ではまったくの別物の認識があることが分かりました。

ということは、野球の「広島カープ」は、良い意味で名付けたはずなのに、ネイティブが聞いたらマイナスイメージに聞こえるかもしれませんね。

観賞用のKoiを世界に輸出している日本では、なぜかコイを種類によって言い分ける表現がありません。

これは、ネイティブからすると「Carp と Koi を同じ単語で表すなんて!なぜ?日本はコイにこだわりがあるんじゃないの?」と不思議に感じるでしょう。

収録作品の半分が外国人の作

折り紙作品として、わざわざ Carp と Koi を分けて作ってしまうなんて、視点は英語文化でしょ?日本人の折り紙作家だったら、絶対にコイ作品を種類に応じて2パターンも作ろうとは思わないはず!

と思って作者名を見たら、やはり外国人の名前が入っていました。

すべてのページの作品の作者をチェックしたところ、この本には、半々ぐらいの配分で外国人の折り紙作家による作品と、日本の伝統作品(折り鶴や風船など)が入っていました。

すべてを日本の伝統作品にしてしまうと、マニアックすぎて理解されず、売れなくなると判断したのかもしれません。

僕にとっては、日本の伝統作品はこれまでに折り尽くしているので、まったく興味がわきません。

残り半分の外国人の作家が考案した作品に興味を感じます。

日本人の発想では絶対に作ることがなさそうな「Chinese Wheel(中国の輪)」など、見たことがないものがたくさん並んでいます。

写真を見ているだけで楽しいです。

僕はまだ、この折り紙キットの作品を折っていませんが、開けて読んだだけで、すでにたくさんの学びを得ました。

文化の違いを学べた時点で、かなり満足です。

冠詞がない指示文

ついでに、折り方説明の英文の中に「a」や「the」などの冠詞が付いてないことにも気付きました。

ネイティブの先生に確認したところ、「これは指示文でよくあるパターンで、ミスプリントではない」と言っていました。

ここも僕の中で「へ~!」というポイントでした。

また、折り紙でしか使われない専門用語である「山折り」や「谷折り」も、そのまま直訳で、

Mountain fold

Valley fold

となっていて、面白いと感じました。

今まで英語版の折り紙教本を読んだことがなかったので、これは勉強になりました。

世の中には、色んなマニアックなジャンルの趣味があって、世界レベルで見るとそれなりに愛好家の数も多いと思います。

折り紙愛好家の人口も、世界レベルで見ると相当多そうな気がします。

折り紙キット、買って満足です。

ちなみに、同じモノをアマゾンで検索したら、値段が10倍近くしてビックリしました。

↓↓↓

逆輸入しているからでしょうか?

ちなみに、紀伊國屋では1,800円でした。

だいぶ値段が違いますね!

紀伊國屋の英語本コーナー、オススメです!

(完)

 

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