from 師範代Shinya
「毎日英語の勉強をやらなきゃ…」
そう思うたびに、なんだか胸の奥が重くなる。
最初の数日は頑張れる。
でも、仕事が立て込んだり、家の用事が増えたりすると、あっという間に英語の時間が消えてしまう。
気づけば「3日坊主どころか、1日坊主かもしれない」と自分を責めてしまう・・・
もし、あなたにそんな経験があるなら、安心してください。
確かに、英語学習は継続が大事ですが、必ずしも「毎日コツコツ」だけが伸びる秘訣というわけではありません。
僕が今まで多くの生徒さんを見てきて分かったのは、「毎日できなくても、英語はちゃんと身につく」という事実です。
特に、仕事の忙しさに波があるタイプの生活をしている人は、毎日コツコツを目指すと、できなかった日の罪悪感が大きくなって、ストレスを感じてしまいがちです。そのストレスが、かえって英語学習の効率を下げてしまうケースも見てきました。
罪悪感は、英語学習の最大の敵です。
あなたがもし「まとめてやって、しばらく離れるタイプ」でも、全然大丈夫。
むしろ、そのやり方だからこそ効率よく伸びる場面もあるんです。
そして、この「ドッカン型」のやり方には、ちゃんと科学的な裏付けがあります。
自分のタイプを見極めることが大事
英語学習を続けるうえで、一番の落とし穴は「他人のやり方を聞いて、そのまま真似してしまうこと」です。
生活リズムも性格も違うのに、同じペースでやろうとすると、ほぼ確実に息切れします。
学習タイプをざっくり分けると、次の3つがあります。
① 1日3〜6時間もドッカンとまとめてやって、しばらく離れるタイプ(実はけっこういる)
② 少しずつ毎日コツコツ続けるタイプ(僕はこのタイプ)
③ 1日3〜6時間もやる生活を、半年〜年単位で続けられるタイプ(かなりレア)
もしあなたが①に当てはまるなら、無理して毎日やる必要はありません。
むしろ、年間スケジュールの中で忙しい時期をあらかじめ休み期間と決めてしまう方が、ずっとラクに続きます。
ドッカン型にも科学的な根拠がある
「英語はコツコツが効果的」というのは間違いないのですが、ドッカン型で効果が出ないか?というと、そうではありません。
実は、短期間集中学習(intensive learning)の効果を示す研究はたくさんあります。
【カナダの研究】集中プログラムは習得スピードが早い
Collins, Trofimovich, White, Cardoso & Horst (2009) の研究では、中学生に英語を集中型(毎日3時間×1か月)と分散型(週数回)で教えたところ、「集中型のほうが文法力と語彙力の定着が早かった」という結果が出ています。
【第二言語習得の分野】初期スキルの伸びに特に効果的
Lightbown & Spada の研究によれば、集中学習は「発音や基本構文の理解」など、初期段階での伸びに特に有効。短期集中はブースターのような役割を果たします。
【脳科学】集中→休息のサイクルで記憶が強化される
脳は短期間に集中的に得た情報を「意味のあるかたまり」として記憶します。その後、数日休むことで記憶が整理され、より長期的に残りやすくなります。
つまり、「短期間で一気に英語脳にスイッチを入れ、その後少し離れてから戻ることで、むしろ記憶が定着しやすい」という研究結果です。
大事なのは「戻ってくる習慣」
ドッカン型の最大のリスクは「間隔が空きすぎて、そのままやめてしまうこと」です。
でも、それを防ぐ仕組みをあらかじめ作れば問題ありません。
①休み期間に入る前に「再開日」をカレンダーに書いておく
②学習仲間や先生に「○月○日に再開します」と宣言しておく
③ 再開時は必ず軽い復習から始める
この3つをやるだけで、ドッカン型でも英語力は積み上がっていきます。
まとめ:毎日型じゃなくてもOK
英語学習のゴールは「毎日続けること」ではなく、「自分のペースで長く続けること」です。
毎日型に合う人もいれば、ドッカン型のほうが伸びやすい人もいます。
大事なのは、「自分に合ったやり方を見つけること」と、「一度離れても戻ってくる習慣を作る」こと。
もしあなたが今、「毎日できないから向いていない」と思っているなら、安心してください。
そのやり方でも、ちゃんと成果は出ます。
英語は、あなたのライフスタイルに合わせて進めればいいんです。
楽しみながら勉強しましょう!
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From 師範代Shinya(新村真也)
(やり直し英語達成道場 師範代)
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