from 師範代Shinya
今から2年前の2020年12月に、僕は生まれて初めてのMacBookを買いました。
マックの歴史上、最も価格が安くて、最も高性能だと話題になった、「M1チップ」を搭載したMacBookエアーです。
この時の僕の心境は、
「安くなったし、前から気になっていたマックに手を出してみるか」
という感じでした。
マックは必須ではないけれど、もしWindowsとマックを両方使いこなせるバイリンガルになれたら、カッコいいなと思ったからです。
趣味で英会話を始めた時と同じ心境でした。
とりあえずお試しの気分だったので、メモリもストレージも一番少なくて一番安い「吊るしモデル」を買いました。
当時の僕は、ケータイをiPhoneにしてから6年目で、英語学習用にiPadを使い始めてからは、2年たったタイミングでした。
ここまで来たら、最後にMacBookに手を出すのは時間問題でした。
僕の中では、iPhoneもiPadも使えるから、MacBookも問題ないだろうと思っていました。
ところが・・・
すべてがWindowsと正反対のMac
僕は想像以上に、MacBookの操作に苦労しました。
というのも、それまで20年以上使い続けてきたWindowsと、あまりに違いすぎたからです。
まず、ウェブページを閉じるアイコンの位置が、Windowsと真逆です。
Windowsは右上に×マークがありますが、マックは左上です。
これが当初、想像以上に使いづらいと感じました。
つい、クセで右上にカーソルを持っていってしまうのです。
そして、「あっ!違った!そうだった!」と気付いて、すぐにまたやり直します。
このちょっとした摩擦が、作業効率を大きく落として、イライラにつながっていきました。
もちろん、違うのはこれだけではありません。
保存したファイルの場所を探すのも、一苦労でした。
操作法や用語があまりに違いすぎて、自分がダウンロードした書類を探せないのです。
行き詰まるたびにiPadでネットを開いて「MacBook ○○のやり方」と打ち込んで、出てくる記事を見ながら操作するしかありませんでした。
答えが見つかるたびに、
「なぜ、Windowsと真逆なんだ?ライバルだからわざとか?そんなところで戦わないでくれ!!ユーザーにとっては迷惑なんだよ~!」
と叫んでいました。
ちなみに、僕がMacBookを使い始める前は、
「iPadやiPhoneを持ってれば、同じ感覚で使えるに違いない」
と思っていましたが、それも間違いでした。
iPadとiPhoneは、タッチパネルで直感的に操作できます。
でも、MacBookはタッチパネルがないので、カーソルを動かして操作しなければなりません。
この操作法の違いのために、毎回やり方を調べなければなりませんでした。
英語と日本語の違いに近い
この「操作法が真逆」というのは、僕が一番最初に英語を学び始めた頃の感覚に似ていました。
英語の語順は、日本語とは真逆になることが多いです。
日本語:昨日、公園に 行きました。
英語:I went to the park yesterday.
(行きました 公園に 昨日)
というように、見事に逆になります。
最初はこれが僕にとっては、大きなストレスでした。
新しい文法ルールを学ぶたびに、
「なんで英語は、ここまで日本語と違うんだ!わざと真逆にしているんじゃないか?」
と叫んでしまいました。
マックの使い方を学び始めたときにも、この時の英文法ルールの感覚を思い出しました。
そんなこんなで、MacBook1年目の体験は、あまり良いものではありませんでした。
こんなに摩擦が多かったら、とても仕事では使えません。
次第に僕のMacBookは「ネット閲覧専用マシン」になっていきました。
ネットのブログ記事などを読むと、僕と同じようにWindows派からマックに手を出した人たちの一定数は、操作法の違いのストレスに耐えられずに、挫折してマックを売り払っていることが分かりました。
僕は、「自分もそうなるかもしれない」と思いつつ、「ここで諦めたくない!」という気持ちもわき起こってきました。
そこで、英語学習で挫折しそうになった時のことを思い出して、脱出法を探ることにしました。
この試みが、うまくいきました!
英語学習が楽しくなったきっかけと、MacBookを使うことが楽しくなったきっかけが、同じだったのです!
そして今では、Windowsに近いぐらいの頻度で、MacBookを仕事でも活用できるようになりました。
場面によっては、MacBookでないとやりづらいとまで感じるようになったのです!
次回は、このきっかけを詳しくお伝えします。
・・・つづく。
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