from 師範代Shinya
今年、上の娘が3歳になりました。
僕は娘が生まれてからずっと、日本語をどうやって習得するのか?その過程記録を付け続けています。
記録といっても、そんなに本格的でスゴいものではありません。
スマホに短くメモしている程度です。
娘が発する言葉の中で、僕が驚くような高度な単語や文法を使って話すのを聞いた時に、日付と言葉の内容をメモします。
そのメモを定期的にチェックすると、人間がどんなペースで母国語を身に付けていくのか?その過程が分かるのです。
子どもと毎日接していると、ちょっとした変化があっても、すぐに忘れてしまいがちです。
初めてちゃんとした文章で娘が話すのを聞いた時には感動したのに、1ヶ月もするとそれが当たり前になってきます。
でも、過去にさかのぼって時系列で見ていくと、「あの時は、この単語や文法が言えたぐらいで感動していたのか!」と驚くことがあります。
成長の早い子どもの言語習得でさえも、伸び率を忘れてしまうぐらいです。
僕ら大人にとっての「英語学習の成果」は、子どもの母国語習得に比べて、伸びのペースが遅いことは間違いないでしょう。
さらに、自分自身の伸び率を客観的に見れるとは思えません。
実際にちょっとした伸びを感じても、すぐにその状態が当たり前になってしまいます。
そして、「まだ次の伸びは来ないのか?」と不満を感じるようになるのです。
だからこそ、僕ら大人も自分の中で小さな英語力の伸びを感じたら、すぐにメモすることをオススメします。
短くてもOK!
たとえば、
・今日は英会話レッスンの最中に、あまり深く考えずにすぐ「be going to ~」の文型が口から出てきた。これは初めての経験だ。嬉しい!
というように、短くても良いので、できたこと&ワクワク感情をメモします。
そのメモを1年後の「自分は全然伸びてないなぁ~」とヘコんだ時に見返すと、
「そうか!1年前は、be going to を使えただけでこんなに喜んでいたのか!そう考えると、今はけっこう伸びているのかも?!」
と客観的な視点を取り戻すことができます。
録音や録画すると、さらにリアルな伸びを実感
ちなみに僕の娘の観察記録は、メモだけではありません。
できるだけ、ビデオカメラを回して動画に残すようにしています。
たとえば、娘が今まで言えなかったレベルの言葉を発した場合、すぐにカメラを回します。
そして、忘れないうちに「もう一度言ってみて!」と声をかけるのです。
すると、7割ぐらいの確率でリピートしてくれます。
その時に、僕のリアクションも入っているので、後から見返した時に自分の喜びっぷりに驚くこともあります。
「この程度のフレーズを娘が言えたぐらいで、自分はこんなに喜んでいたのか!」
という感じです。
上達実感というのは、ちょっと時間が経つと、本当にすぐに忘れてしまうものです。
ちなみに、1年半前に娘を水族館に連れて行った時の映像を見返すと、どんな魚を見ても、
「あー」
しか言っていなくて、あまりの未熟さに驚きました。
今の娘はリピーティング能力がとても発達しているので、僕が魚の名前を言えば、一発でリピートしてくると思います。
また、イルカやクジラなどの分かりやすい水生動物の名前は、図鑑で覚えているので、ヒントなしでもすぐに言い当てることができるはずです。
文字のメモ以上に、「実際に話している姿を録画する」というのは、違いが分かりやすくて良いと思います。
自分の英語が未熟なうちに、記録を残す
僕が英語学習者の方にオススメしたいのが、「自分の英語がまだ未熟なうちに、記録を残すこと」です。
・音読している自分の姿
・外国人の先生と英会話をしている自分の姿
などを、スマホで録画するだけです。
すると、半年後、1年後に見返した時に、自分の成長を実感できると思います。
音声だけでも良いのですが、できれば動画がオススメです。
その時の自分の表情やジェスチャーなども一緒に記録することで、より上達を感じやすくなります。
・1年前の自分は、英語の音読も棒読みっぽくて、顔の表情も硬く、ジェスチャーも何もない。必死で英語を目で追っているのが分かる。
・今の自分は、イントネーションを強めに入れられているな。顔の表情も余裕がある。少し片手でジェスチャーを入れることもできている。あの頃とは、明らかに違う!
というように、より細かい部分に気付けるようになります。
英語学習で大事なのは、「自分のわずかな成長に気付くこと」です。
そのためにも、記録は大事です。
今見るのは恥ずかしくても、1年後に見返すために撮っておきましょう。
次回の記事では、娘がどのタイミングでどんな日本語文法を使いこなせるようになったのか?
その詳細をシェアします。
・・・つづく。
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(やり直し英語達成道場 師範代)
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