
from 師範代Shinya
僕は、上の娘が生まれて以来、言語習得の記録をつけています。
何年何月に、どんな言葉を使えるようになったか、という記録です。
人間が生まれてから、母国語を操れるようになるまでに、どんな過程をたどっているのか?
大人のやり直し英語の勉強にも応用できる部分はあるのか?
といったことを、本や研究で学ぶのではなく、娘の観察を通して、リアルに体感してみたい、というのが理由です。
と言っても、毎日記録をつけているわけではなく、明らかに進化したと感じる出来事があった時だけ、ピンポイントで記録しています。
3才の誕生日を迎えた時点で、かなり大人と会話ができるようになってきていましたが、そこから1年間での大きな進化をシェアします。
僕がこの1年間つけてきた記録メモは、こちらです。
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この1年での大きな変化
2024年5月①
話し始める前に、「あの~」を連発するようになった。
これは、英語では「Well,」とか、「Let me see,」と同じ。
何を言おうかと考えている時に、間を埋める言葉を覚えたことで、より自然な会話をしているように聞こえるようになった。
ただ、現時点では、「あの~」が多すぎて、逆に不自然に聞こえる。
2024年5月②
試しにアルファベット表をリピートさせたら、見事にカタカナ発音になった。もう、この時点で母国語の影響が色濃く出ていることが判明。
2024年5月下旬③
日本語で「私の顔は丸いです」というセリフをリピートさせたら、カンペキに再現できた。もう単語だけではなく、文章全体のリピートも可能。
試しに「I have a round face.」という英文をリピートさせてみたら、一部のみリピートできた。
つまり、これは完全に音だけで再現しているのではなく、脳内で意味を理解し、推測を助けにしながらリピートしていることを意味する。
英語に関しては、うまくリピートできないことが恥ずかしいらしく、照れている表情を見せる。
この時点で人間は、「言葉がうまくできないと恥ずかしい」という認識が芽生えるのか?
だとしたら、大人が英語をうまく話せないことを恥ずかしく思うのは、もう本能レベルなのかもしれない。
2024年6月
東京都知事選の新聞記事の内容を読み上げたら、正確にリピートしてきた。点や丸の位置で区切ってリピートさせると、ちゃんと付いてこれる。
いくら日本語とはいえ、さすがに都知事選の記事内容を理解しながらリピートしているとは思えない。
あくまで、「耳コピー」に頼っているのだろう。
でも、母国語の日本語であれば、耳コピーもかなり精度が高くなっている。
すべてが音だけというわけではなく、語尾の「~だった」などの、日常会話でも使われる言い回しは、すでに娘の中で自動化が進んでいるからこそ、できているのだと思われる。
「数え方」を正しいルールで発音できることに仰天!
2024年12月
生き物を数える時に、1匹(いっぴき)、2匹(にひき)、3匹(さんびき)、などの発音を、カンペキに使い分けてきた。
数に応じて、~ぴき、~ひき、~びき、というように、発音が変わる部分を、しっかり再現している。
これには、おそらくルールが存在すると思うが、そのルールを意識しているとは思えない。
でも、今後おそらくもっと複雑な、1日(ついたち)、2日(ふつか)、3日(みっか)などの発音も覚えていくだろう。
やはりこれは、暗記なのだろうか?それとも、無意識でルールを脳内で再現して、初めて発音する時にも「~ぴき」か「~びき」か、「~ひき」かを区別できるようになるものなのか?
以上が、娘の2024年(3才時点)での、言語力の目立った変化でした。主に、スピーキングの進化を感じた年でした。
そして、今年2025年に入って4才になり、今度は急激にリーディングのスキルが上がってきました。
次回の記事では、娘のリーディング力の変化の記録をシェアします。
・・・つづく。
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From 師範代Shinya(新村真也)
(やり直し英語達成道場 師範代)
※もくじは、こちら
自己紹介は、こちら
シンヤ先生、ご無沙汰しております。
娘さんの言語発達記録、とても興味深く拝読いたしました。これからも楽しみにしています。
ちなみに、私の孫は5歳と7歳で、よくおしゃべりします。なんの不自由もないようなので、私の英語学習と同じくらいの年月なのになあと、少し嫉妬を感じます。
この間、上の孫が『今度、法事に行った時にバァバにこれを見せてあげるね。バッチもあげるね』と言ってきました。彼女にとっては、法事も『ホウジ』という音でしかないはずなのに、的確に使ってくるのに、驚きました。
やはり、大人と子供の言語能力の習得課程は大きく異なるんだろうなあと実感しました。
Kyoppyさん
お久しぶりです。
ありがとうございます。
お孫さん、スゴいですね!
法事なんて言葉を記憶して使うなんて。
しかも、使い方が的確ですね。
音だけで記憶して、使いどころもしっかりイメージできている証拠ですね。
子供の言語能力の発達過程は、本当に不思議です。