【ネイティブの話す生の英語を早口でも聞き取れるようになるためのセミナーを開催しました】

 from 師範代Shinya

先日、久しぶりの月イチZoomセミナーを開催しました。

今回のテーマは、

2時間で「ネイティブの話す生の英語」を早口でも聞き取れるようになる

です。

このセミナーは、僕自身が過去に衝撃を受けた時の体験を元に作りました。

僕が英語学習を始めて数年経った頃、着々と音読トレーニングを続けながら、自分の中に発音のストックが積み上がっているのを感じていました。

上達している実感があり、英会話スクールのネイティブの先生や、外国人バーの友達とも会話が続くようになり始めていました。

特にリスニング力は、自分でもだいぶ上がっている実感があったのです。

そんなある日、たまたまTVで、

「レッドカーペットでハリウッドスター達にインタビュー」

みたいな企画をやっているのを見かけました。

アメリカ人のインタビュアーが、ハリウッドスターに英語で話しかけているところに字幕が付いているシーンだったのですが、それを見た僕は衝撃を受けました。

ハリウッドスター達の返答の英語が、まったく聞き取れなかったのです!!

インタビュアーの話す英語の質問は、割とクリアで聞き取れました。

でも、スターの返答はまったく違う言語に聞こえるほど、聞き取れませんでした。

字幕を見ると、そんなに難しいことを言っているように見えません。

でも、それを英語でどういう言い回しでしゃべっているのか?さえも分かりませんでした。

僕はその番組をたまたま録画していたので、巻き戻して何度も聞き返しました。

でも・・・分からなかったのです。

これは、自分の中でかなりの衝撃でした。

僕は当時、TOEICのリスニングもだいぶ聞き取れるようになってきて、自分のリスニング力に自信がつき始めていた頃でした。

その自信が、粉々に打ち砕かれました・・・

テキストの英語と違う発音

そのテレビ番組の中のセレブ達は、僕がふだん音読トレーニングで使っているテキストの付属音声とは、明らかに違うしゃべり方をしていました。

なんというか、モゴモゴしゃべったり、急にものすごい早くしゃべったりして、僕が聞き慣れている英語とは、根本的に何かが違ったのです。

僕はそのビデオで特に聞き取れない部分を3箇所、ボイスレコーダーで録音して、英会話スクールに持っていきました。

そして、ネイティブの先生に聞かせてみたのです。

「これって、何て言ってるの?」

すると先生は、ニコッとしながら、

「あ~これは確かに難しいだろうね」

と言いました。

その後、スター達が何と言っているのかを、ゆっくりしたスピードとハッキリした発音で、リピートしてくれました。

「えぇ??そんなこと言っているの?」

答えは、思った以上にシンプルでした。

ほとんどが、僕が知っている文法と英単語で作られた文章だったのです。
ただ、発音の部分だけがネックになって聞き取れていませんでした。

ネイティブの耳

僕はこの時、さらに衝撃を受けたことがあります。

それは、ネイティブの先生が僕の録音を聞いて、一発で聞き取れたことです。

「もう一度聞かせて」

とは一度も言いませんでした。

僕のボイスレコーダーの音は、テレビのスピーカーから出ている音を録音したものです。

当然、元の音よりも音質が落ちます。

さらに、映像がなくて音だけなので、耳だけに頼って理解する必要があります。

そんな厳しい条件なのに、ネイティブの先生は一発で聞き取れたことが衝撃的でした。

「これが、ネイティブの耳かぁ!スゴいな!やはり、第2言語としての自分の英語リスニングと、母国語としてのネイティブのリスニング力には、決定的な違いがある」

と気付いたのです。

明らかに凹んでいる僕を見て、先生が励ますように言いました。

先生:「大丈夫だよ、シンヤ!この発音が聞き取れなくても、海外旅行とかで困ることはないから。外国人が、このスピードでシンヤに話しかけてくる確率は低いと思うよ。」

僕:「いや、でも、これが聞き取れるようになりたいんだよねぇ~。やっぱり無理かな?」

先生:「もし、この手の発音を聞き取れるようになるのを目標にしたいなら、同じような教材を使うのが一番手っ取り早いと思うよ。つまり、海外の有名人にインタビューしているシーンの切り取りで、さらに台本が付いているやつ。たぶん、探せばあるんじゃない?」

僕:「そうか!そういう教材を使えばいいのね!」

セレブインタビューズ

僕はその後、さっそくネットで色々と情報を検索して、「セレブインタビューズ」という教材を見付けました。

CNNの番組内で、セレブたちにインタビューする様子を切り抜いて、その音声に英語の台本と日本語訳を付けた教材です。

僕は、さっそくその教材を使って、リスニングの練習を始めました。

思った通り、全然聞き取れませんでした。

「これで、こう言っているのか!信じられん!ちゃんと発音してくれよ!」

と突っ込むシーンが何度もありました。

でも、音読教材としてガッツリ使いこむうちに、だんだん聞き取れるようになっていきました。

そのリスニングスキルは、カナダに留学していた頃に、大いに役立ちました。

また、ネイティブの生英語が聞き取れなくても「自分の英語力が低い」とか「上達していない」とネガティブに捉えることはなくなりました。

「あー!出た出た!また例のネイティブ英語発音か!はい、はい!」

と受け流しながら、別物として見ることができるようになったのです。

ナレーション英語 VS ネイティブの生英語

普通の英語テキストに付いている音声データは、滑舌の良いプロのナレーターが、正しい発音でくっきりハッキリ発音したものです。

一方、ネイティブの生英語は、わざと崩したり、はしょったりして、ちゃんと発音しません。それがまた、クールに聞こえるのでしょう。

これは、日本語でも同じです。

NHKのアナウンサーの日本語発音と、ロックミュージシャンの日本語発音は、明らかに違いますよね。

ロック系ミュージシャンのインタビュー映像を見ると、あまり滑舌良くしゃべっている人はいません。

けだるそうに、ぞんざいな発音でしゃべるからこそ、ファンの若者にとってクールに聞こえるのです。

じゃあ、第2言語として日本語を学んでいる外国人が、ロックミュージシャンのしゃべり方をマネするべきか?と聞かれたら、おそらくほんとどの人が「NO!」と答えるでしょう。

お手本にするなら、やっぱりNHKのアナウンサーの日本語を勧めます。
その後、場面に応じて崩す発音を覚えていけば良いのです。

僕は英語でも、同じだろうなと気付きました。

そこで僕は、自分が有名人の発音をカンペキにできるようになることを目標にするのではなく、「聞き取れるレベルになったらOK!」として、トレーニングを切り上げることにしたのです。

それ以来、僕はYouTubeなどで生のネイティブ英語を聞いていて、

「あぁ!これは聞き取れない!ぜんぜんそう言っているように聞こえない!」

と感じたものは、そのフレーズだけを抜き出して練習し、聞こえるレベルにまでなった時点で終わりにします。

そうやって、聞き取れるレベルの英語ストックを積み上げていくと、どんどん耳が反応できるようになっていきました。

もちろん、まだ「ネイティブの耳」には遠い位置にいると思っています。
でも、少なくともリスニング力だけで見ると、ナレーション英語とネイティブ英語の中間ぐらいにはいる気がしています。

そこで今回、僕はZoomセミナーで、僕がふだんやっている手法を伝授することにしたのです。

2時間で「ネイティブの話す生の英語」を早口でも聞き取れるようになるセミナー

公開後、定員12人の席は、あっという間に埋まりました。

当日は、ペアワークなども取り入れながら、英語学習者同士で交流する時間も設けました。

その結果、「他の英語学習者の方々と話せて、モチベーションが上がった!」という声をいただきました。

また、今回のセミナー日程に都合がつかなかった方々から、

「録画のアーカイブ版の販売はありませんか?」

とお問合せをいただいたので、録画版をリリースすることにしました。

録画版でペアワークはできませんが、ネイティブの生英語を聞き取れるようになるためのメソッドを習得することができます。

ちなみにこの手法は、音読トレーニングをアレンジして行うメソッドのため、もしあなたが「音読は苦手」とか、「まったく新しい手法を探している」という場合は、合わないかもしれません。

ただ、やればやっただけ効果がある手法です。

決して「ラクしてネイティブが英語聞き取れまくり!」というものではありませんが、本気でネイティブ英語を聞き取れるようになりたい人にとっては、有効な方法です。

【12月10日まで】申し込めますので、もし興味があったら、ぜひお試しください。

↓↓↓

最後に、今回のセミナー参加者の声の一部をご紹介します。

 

Isamuさん

 初めはネイティブの音声がほとんど聞き取れず、これが本当に聞き取れるようになるのか疑問でもあり、もし出来るのだったらどのような学習の仕方で聞こえるようになるのか、わくわくして受講しました。  

 リスニングの勉強の仕方が具体的で、音声速度を変えながらオーバーラッピングをどのくらいしていくのかが良く分かりました。あいまい発音と変則リズム&スピードもこのやり方で練習したら良いのかが分かり、大変為になりました。

 また、英語学習の隙間時間に取り組めそうなのもポイント高かったです。後は、どのようにネイティブ英語の素材を手に入れて良いのかとかも教えてもらって良かったです。  

 後は、教えて貰った事を普段の自分の英語学習に取り入れて続けていくことが出来るのかが、重要だと思いました。

 

hiroさん

今日のテキストは、細かい説明があったので、後半には聴き取りのパーセントも上がりました。日々の練習も同じようにやればいいのは分かりました。

実際の会話は練習無しの本番なので、日々の練習を繰り返してたら 聴き取れるようになるのかなぁ⁇ その辺のあたりをもう少し教えて欲しかったです。(変化の度合いとかを)

 

Kyokoさん

使用した音源は、自分では考え付かない物だったので良かった。聞こえない理由を2点挙げて、それぞれに練習できたのも良かった。

セミナーの中で、確かに最初聞こえなかったネイティブ音声が聞こえるようになったことと、Speak Now で、今回の自分の録音を添削してもらえる企画は嬉しかった。

ただ、進め方はいつもの音読と同じだったので、目新しい学習法ではなかった。 結局、ネイティブの英語が聞き取れるようになるためには、聞こえない音を今回の方法で自分の中に積み上げていくしかないという事も、音読の授業で既に学んだ事だった。

 

Taeさん

久しぶりにセミナーを受け、共通の仲間と色々と話せてモチベーションがアップし、またがんばろうと思えた。

リスニングの詳しいやり方を教えてもらい、即、実践しようと思う。元々の私の文法理解度レベルが低いのだと思うが、例題を難しく感じ、リスニングしながら意味をとるのが難しかった。

 

keroさん

速い英語や曖昧な発音、音の結合や脱落などで変化した音にどのような手順で取り組めば少しずつ聞き取れるようになるのかを具体的に練習できて、取っ掛かりができた事です。

やり方がわかったので、あとは自分でコツコツ練習したら、聴いて理解できる音のストックが増えていくかな?と思えました。

 

次回のzoomセミナーは、12/28~30に自習会&音読納め大会を行う予定です。

ご参加お待ちしています!

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