From 師範代Shinya(新村真也)
以前、ブログ記事限定で公開した「僕の中学時代の思い出話」は、予想外に反響をいただきました。
自分の中では完全に、息抜きの「お楽しみ記事」という位置づけだったのですが、熱いメッセージをいただき、改めて「何が喜ばれるか分からないもんだなぁ・・・」と思いました(笑)
その記事の中で最後に書いた、「ネオジオミニ」がついに、届きました!!
僕は注文が少し出遅れたので、最初の出荷分に間に合いませんでした。なので、今回の在庫は第2出荷分です。
僕の同級生、T君が26年前に思い描いた、「夢のゲーム機」が、ついに現実のものとなって、僕の手の平に降臨しました!
しみじみ眺める
今までYouTube動画のレビューでさんざん見ていたのですが、改めて目の前で見ると、すごく小さいです。
とても精巧に作り込まれています。日本のミニチュア文化と職人魂が、見事に詰め込まれた一台です。
生産は海外だと思いますが、この発想は日本ならではだと思います。
電源を入れてデモ画面を見ているだけでも、楽しくなってきます。
ふうつに置物としても、十分過ぎるほどのクオリティーです。
意外にふつうにプレイできる
やってみて思ったのですが、こんなに小さなジョイスティックとボタンでも、意外にふつうにプレイできます。
ユーチューバーの人たちのレビューでは、「レバーやボタンが小さすぎて扱いづらい」という声がありましたが、僕はそうでもありませんでした。
あまり期待していなかっただけに、逆にビックリです!難しいコマンドの技もちゃんと出せます。
ネオジオゲームを知っている人向けに→「龍虎の拳」の超必殺技、「覇王翔吼拳」も、5回連続でノーミスで出せました。
他の格闘ゲームはまだやっていないので何とも言えませんが、とりあえず現時点ではゲーム機としても十分に楽しめるクオリティーだと感じました。
予想外の感覚
実際にプレイしながら、僕は不思議な気分になっていました。
届く前に予想していた感覚と、何かが違うのです。
僕は、自分の少年時代の夢を叶えるために、このゲーム機を買いました。
・これを買ってプレイしたら、あの頃の興奮と感動が蘇るのではないか?
・ノドから手が出るほど欲しかった高級ゲーム機ネオジオをプレイしたら、ものすごい喜びと達成感がこみ上げてくるのではないか?
という期待がありました。
僕がネオジオミニを買った理由はただ1つ、「ゲームに没頭していた頃の中学時代の感覚」をまた味わいたくて買ったのです。
でも、あれから26年経った今、こうしてプレイしてみると、ものすごく冷静な自分がいました。
ゲームをやりながら、ワーイ!ワーイ!と手放しで喜ぶ感覚ではなく、なんというか、懐かしさで心がじんわりしてくるような、不思議な感覚でした。
秋の紅葉を見たときのような、ノスタルジックな気分になったのです。
決して悪い気分ではありませんが、我を忘れてゲームに熱中していた頃の感覚を取り戻すことはできませんでした。
もちろん、ゲーム機として「よくできてるなぁ~」と眺めて楽しんだり、「こんな小さいゲーム機でプレイしている自分が楽しい」という感覚はあります。改めて、買って良かった!と思っています。
でも、「夢が叶った!」という熱い感覚ではないのです。なぜ??
それはおそらく、26年という歳月のせいだと思います。
僕は今、大人として楽しみながらプレイすることはできても、15才の頃の感性で熱くプレイすることはできないのです。
今しかない!
僕は、ネオジオミニをプレイしながら、ふと、「他の夢や目標も同じなんじゃないか?」と思いました。
よく、40代や50代の人が、「定年退職したら、好きなことをやるんだ!」と言っているのを聞きます。
・年金生活になったら、安い時期に海外旅行に行きまくるぞ!
・退職したら、憧れのアメリカへ留学しよう!
そんな風に思っている人は多いようです。でも、今の自分の目に映る海外の景色や人々と、10年~20年後の自分の目に映る海外の景色や人々は、おそらく違うと思います。
今、アメリカの景色を見てみたいと感じているなら、アメリカの景色を見て一番ワクワクできるのは今しかありません。
10年後、20年後でもそれなりに楽しめるとは思いますが、今の方がもっと熱いハートで、もっと素直な目で、もっとワクワクした感覚で、海外文化を楽しめると思うのです。
他にも、
・いつか外国人の友達を作ろう
・いつか英語を習おう
・いつか自分のやりたいことをやろう
と思っていても、それを最大限に楽しめるのは、「今」しかないと思います。
改めて、「今を生きる」ことの大切さを教えてくれた、ネオジオミニでした。
(※もちろん、ネオジオミニは気に入ったので、「今の自分」としてプレイしながら、ほんわか楽しんでいくつもりです)
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