From 師範代Shinya(新村真也)
先日、このブログ読者さんから、面白い新刊本の情報をいただきました。
それが、これです。
↓↓↓
(↑クリックすると、アマゾンの販売ページに行けます)
僕はさっそく、本屋さんで立ち読みしてみました。
そして、パラパラめくって30秒で、
「買おう!」
と決めました。
ちょっと見てすぐに、この本の価値が分かりました。
しばらく読んでみて感動したので、詳しくレビューしていきます。
この本のコンセプト
この本のコンセプトは、「語源で英単語を覚えよう!」です。
語源というのは、英単語のスペルを「小さなパーツ」ごとに分けて、そのパーツの意味を覚える学習方法です。(以前のブログ記事でも詳しくご紹介しています)
英単語のスペルは、適当に決まっているわけではありません。ちゃんと意味があります。
漢字と同じですね。「草かんむり」とか、「手へん」とか、ちゃんと意味がありますよね。
あんな感じです。
パーツの意味を覚えると、爆発的に語彙が増えます。
なぜなら、パーツを使って覚えると、英単語を丸暗記する必要がなくなり、定着スピードが何倍にもアップするからです。
知らない英単語の意味を推測することもできるようになります。
一見、似ている英単語の違いもハッキリ見えるようになります。
例として、この本の冒頭に書いてある部分を引用します。
まずは、この2つの英単語を見てください。
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lavatory(トイレ)
laboratory(実験室)
うわ~!出た!似てるもの同士のやつだ!こういうの、混乱するんだよなぁ~!
と思いましたか?
lavatory(トイレ)
laboratory(実験室)
この2つは、スペルも発音も似ているけど意味がまったく違います。
発音をカタカナで書くと、どっちも、「ラバトリー」です。
従来の学習法は、この2つを丸暗記するしかありませんでした。
でも、語源学習法を使えば、カンタンです。
用意はいいですか?
語源学習法を体験してみよう!
laboratory(実験室)のスペルには、「labor(労働)」という英単語が含まれています。
つまり、労働する場所だから、「実験室」なのです。
一方、lavatory(トイレ)のlava(lav)には、「流れる」「洗う」という意味があります。
そこから、洗濯物の「laundry」、湯水のようにお金を使うという意味の「lavish」、そして、流れる溶岩の「lava」、さらに、昔は洗濯物の香り付けやお風呂で使われていた花の「lavender」などに繋がっていきます。
さあ、ここまでの話を聞いて、いかがでしょうか?もう一度この2つの英単語を見てみてください。
↓↓↓
lavatory(トイレ)
laboratory(実験室)
全然違って見えませんか?
これが、「語源学習法」のパワーです。
従来の「英単語ひとつひとつを丸暗記していくタイプ」の学習法は、「足し算」です。
ひとつひとつ積み上げていって、高くしてく感じです。
一方、語源学習法は「かけ算」です。ひとつの語源を覚えると、連鎖的に他の英単語の意味もつながるようになります。
どっちが効率的で習得のスピードが速いかは、説明不要ですね。
僕は、この語源学習法を使って英検1級の英単語をお覚えたおかげで、だいぶ「省エネ」で合格できました。
約1年間で、語彙力が7,000語レベルから一気に1万5,000語レベルまで跳ね上がりました。
なので、語源学習法のパワーは身にしみて感じています。
新刊はパワーアップ!
著者は、語源学習本の第一人者、清水健二先生です。
清水先生は、昔からこの手の本を書いていて、今までに何冊も語源学習シリーズ本を出しています。
ちなみに、僕が英検1級を突破するのに使ったのは、この本でした。
↓↓↓
これも同じく、清水先生が書いています。
同じの持ってるのに何でまた買うの?
と思われたかもしれません。
でも、僕がこの新刊を買ったのは、ものすごい進化を遂げていたからです!
3つの進化ポイント
僕が以前使った本との比較すると、進化ポイントが3つあります。
①イラストが圧倒的に増えて見やすくなった。
②語源を覚える順番がうまくまとまっていて、スッキリ分かりやすくなった
③英単語のセレクト&語源の切り口が、より分かりやすくシャープになっている
という3点です。
特に、イラストが増えたのは、一番の進化ポイントです。
これにより、「お勉強している感」なく、マンガを見る感覚で読み進められます。
イメージ英文法の語源バージョンといった感じです。
ルールの丸暗記がキライな人には、とてもマッチしていると思います。
次回は、さらに詳しく突っ込んだレビューをしていきます。
・・・つづく。
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