from 師範代Shinya
(→前回のつづき)
「ナマの英語=野球の実況中継」の素材を使っていながら、「中学英文法のすべての文法項目を網羅する」ように作られたこのテキストは、僕の知る限りでは唯一無二だと思います。
僕はこれまで、野球が趣味だったり、職業にしている方々から「野球をテーマにしたオスス英語メテキストを知っていたら、教えてほしいです」というリクエストをいただいてきました。
そのリクエストに応えるために、アマゾンやスポーツ専門の出版社などのサイトをチェックしまくってみたのですが、結局「これだ!」と言えるものは見つかりませんでした。
だからこそ、今回新しく出たこの本「大谷翔平の SHOW TIME ENGLISH」の価値と希少性の高さを感じるのです。
これは僕の個人的な予想ですが、おそらく野球は日本のスポーツとしてはメジャーなものの、
「野球好きな人で英語を勉強したい人」
もしくは、
「英語学習者で野球が大好きな人」
という、2つの興味を持っている人の数が、市場を作るほど多くなかったのかもしれません。
出版もビジネスなので、売れる見込みがなければ、本を作れないからです。
さらに、コロナ禍による自粛ムードにより、スポーツ観戦をする人の数も減りました。
でもここ数年で、そんな状況が変化してきました。
・大谷翔平選手が大活躍して、メディアで野球の話題を取り上げられる頻度が増えた。
・その結果、「今まで野球に興味がなかったけど、大谷選手の活躍には、日本人として興味がある」という人の数が増えた。
・YouTubeなどのSNS上で、大谷選手の試合が気軽に見れるようになった。
・YouTube上で、メジャーリーグの実況中継の英語を聞く人が増えた。
・これまで野球に興味がなかった英語学習者も、大谷選手の試合動画を通じて、英語の実況中継を聞く機会が増えた。
という状況が生まれています。
これにより、野球をテーマにした英語テキスト市場が、活性化されていると思われます。
そして最近、ついに今回の「大谷翔平の SHOW TIME ENGLISH」が登場したのです。
この本が爆売れして、野球テーマの英語テキスト市場が活性化されれば、この本の続編が出たり、他の出版社も同じテーマで本を作ろう!というムードになって、どんどん選択肢が増えていくかもしれません。
使い方によって変わるレベル感
この本の表紙には、「英検3級以前からTOEIC990点満点まで、全レベル対応」と書いてあります。
確かにこの本は、使い方によって、あなたに必要な英語のレベルが変わります。
・初級~中級者なら、音読トレーニングの素材として使う。
・上級者なら、瞬間英作文トレーニングの素材として使う。
トレーニング法を変えるだけでも、負荷が全然違ってきます。
また、リスニングする場合も、使い方によってレベル感が変わってきます。
このテキストは実際の試合を素材として使っているため、著作権の関係上、「英語の音声データ」が付属していません。
でも、元の試合の音声と映像は、YouTubeやメジャーリーグのサイトで無料で聞くことができます。
また、今は便利な「AI音声読み上げサービス」も無料で使える時代です。
AIが、リアルなネイティブ発音で英文を読み上げるデータをダウンロードできるのです。
僕がオススメなのは、「音読さん」というサイトです。
英文を打ち込むかコピペして、自分の好みの英語発音の種類(アメリカ発音、イギリス発音、オーストラリア発音など)と、声の種類(男女、年齢、トーンの違いなど)を自由に選んで、自分オリジナルの音声データを作ることができます。
しかも、利用料は無料です。(無料会員の場合、月間で使える文字数に制限がありますが、有料プランにすると上限が引き上げられます)
AIはスピード調整ができる上に、ナレーターのように滑舌よくクリアに話してくれるので、お手本として最適です。
レベル別:リスニングの方法
①初級者は、AIの読み上げ音声(ナレーター風)を聞きながら、同時に台本で英文と日本語訳を確認する。
②中級者は、台本なしでAIの読み上げ音声(ナレーター風)を聞きながら、どれだけ聞き取れるかに挑戦する。
③上級者は、台本なしで本物の実況者の読み上げ音声(感情の起伏&周囲の雑音あり)を聞きながら、どれだけ聞き取れるかに挑戦する。
といった使い方ができます。
実際に僕が自分でトライしてみたレベル感を、次回お伝えします。
・・・つづく。
今回紹介した「大谷翔平の Show-Time English」はこちら
(↑クリックすると、アマゾンの販売ページに行けます)
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