
from 師範代Shinya
僕は31才になるまで、ちゃんとした腕時計を使ったことがありませんでした。
1,000円ぐらいのチープなデジタル腕時計なら持っていた時期がありますが、電池が切れたら交換することなく、引き出しに眠ったままになっていました。
でも、31才の誕生日を目前に控えたタイミングで、初めて本格的な腕時計を買いました。
それ以来17年間、ずっと同じ腕時計を使い続けています。
シチズンのソーラー電池腕時計です。
買ったタイミングは、ちょうどカナダ留学する直前でした。
手に入れてすぐに海外へのお供に連れて行き、色々な体験を共有してきたので、愛着があります。
確か定価が12万円ぐらいで、ディスカウントストアで半額の6万円台でした。
当時の自分にとっては、1つのガジェットにかけた金額の大きさで言うと、最も高い買い物でした。
しかも腕時計は、電子辞書のように多機能なわけでもなく、英語の勉強に必要なアイテムというわけでもありません。
当時は車で移動することが多かった僕にとっては、今の時間のチェックはいつも車の中の時計で済ませていました。
また、当時常に持ち歩いていた電子辞書にも、時計表示機能はありました。
さらに、もっと手軽に携帯で時間を確認できます。
つまり腕時計は、別になくても良い存在だったのです。
「なくても困らないけど、30才を過ぎた大人の男なら、しっかりした腕時計を1本ぐらいは持っていても良いのでは?」
と思って、投資しました。
あまり安いアイテムは選べない
買った理由は、あくまで「大人の男にふさわしいアイテムを身につけるため」だったので、チープでプラスチッキーな腕時計は避ける必要がありました。
そこで、ベルトも本体も金属製で、価格と見た目のバランスの良い腕時計を探していたのです。
当時、この腕時計をお店のガラスケースの中で見たときには、ビビッと来ました。
金属製の腕時計のほとんどがシルバーカラーの中、この腕時計だけが黒光りして輝いていたのです。
宣伝文句を見ると、「ブラックチタン製」と書いてありました。
今でこそ、ブラックチタン製の腕時計は増えていますが、当時は珍しい素材だったと思います。
さらに、メンズの腕時計にしては文字盤が小さめというのも、珍しい仕様でした。
かといって、女性が着けるにはちょっと大きく、細部もゴツすぎるデザインです。
珍しすぎて当時の男性客たちからは選ばれず、半額ディスカウント価格になっていたようです。
でも、僕はこの、1本だけ小さめで黒く輝く腕時計に、心を奪われました。
そして、店員さんにガラスケースから出してもらって腕に試着した時に、「もう、これしかない!」と確信しました。
ソーラー電池の便利さ
この腕時計は、見た目だけでなく、機能性も当時としては最先端でした。
ソーラー電池で光を当てれば充電されて動くので、電池交換が必要ありません。
また、電波時計なので、毎日1秒の狂いもなくピッタリ合います。
電池が切れず、1秒たりとも狂わない。
この機能性は、当時としては画期的でした。
さらに、針の表面に蛍光塗料が塗ってあり、暗闇でボヤッと光ります。
そのため、真っ暗な環境でもだいたいの時間を確認できるという便利さも兼ね備えていました。
僕はそれまで、こんなに機能的な時計を使ったことがなかったので、使い込むほどに「よくできてるな~」とうなってしまいました。
とんでもない頑丈さ
ブラックチタン製の腕時計は、驚くほど頑丈でした。
ちょっとぶつけたぐらいでは、びくともしません。
おそらく、日常生活で普通に使う分には、何年使い続けても、ほとんど傷つかないでしょう。
僕は以前、この時計を着けたまま、アスファルトで転んだことがあります。
ツイストボードに乗っている時に、落ちたのです。
ツイストボードというのは、よく小学生が公園や道ばたで遊んでいる、スケボーのような乗り物です。
真ん中の部分をひねって動かすことができるので、普通のスケボーよりコントロールがしやすく、子どもでもカンタンに乗りこなすことができます。
僕はしばらく練習して乗れるようになったので、調子に乗って坂道を勢いよく下ったら、スピードが出過ぎて転んだのです。
アスファルトの道路に勢いよく手首を打ち付け、僕の手はすり傷だらけになりました。
でも、このブラックチタン製の腕時計のバンド部分は、わずかなかスリ傷がついただけで、無事だったのです!
この丈夫さには、本当に驚きました。
さらに、この腕時計は防水仕様になってるので、着けたまま海で泳いだ後も、何ともありませんでした。(後から時計屋さんに聞いたら、着けたまま泳ぐのはNGと言われましたが)
日付と曜日が出る便利さ
また、アナログ時計にしては珍しく、日付と曜日が常に表示されるところも、便利で気に入りました。
デジタル化が進んだ今でも、役所に提出する書類は紙ベースがメインです。
紙に記入する時には、ほぼ毎回、日付を書くことを求められます。
そんな時に、
「あれ?今日って何日(何曜日)だっけ?」
と確認したくなることが多いのです。
特に僕の場合は、これまでに受けた「強み発見手テスト」の結果、時間や曜日の感覚が薄いタイプだということが、判明しています。
だからこそ、時計に頼る必要があるのです。
その点でも、この腕時計は僕にとって、なくてはならない存在になっていました。
ところが・・・
「ソーラー電池で一生動き続けるはず!」
と思い込んでいたこの腕時計が、17年使い続けるうちに、じわじわと不調になっていったのです。
・・・つづく。
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From 師範代Shinya(新村真也)
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