from 師範代Shinya
(→前回の続き)
※脳医学者の先生が書いた本「老害脳」を読んだ感想の続きです。
「外国語学習をすることで、自分の脳が老害脳化するのを防げる」効果は、この本の中では⑤の「理解系タイプ=小言が多い」に効果を発揮するとなっています。
全部読んだ感想としては、僕は英語学習は「
9つすべての老害脳タイプに効果があるのでは?」と感じます。
ここからは、この本に書いてある9つのタイプに対する、僕の個人的な考えを元に書いていきます。
老害脳タイプ①思考系タイプ
知らないものや新しいものに、否定的・消極的
治療法:意図的に新しいことに取り組む、睡眠時間を増やす
※個人的な考え:英語学習をしていると、自然に新しい経験できるチャンスが増えます。
英会話カフェに言ってみる、英会話スクールに通い始めるなど、これまで行かなかった所に行ったり、新しい出会いがあったりします。
また、それまではおっくうに感じていた海外旅行に久々に行ってみたくなったり、大人の短期留学にチャレンジしたくなったり。
そういう心境の変化が、新しいもに取り組むきかっかけになると感じます。
自分に当てはまるタイプ②感情系
老害脳タイプ②感情系タイプ
感情的で怒りっぽい
治療法:自分で自分をホメる。買ったことのないもの買う。(特に洋服)
個人的な考え:僕は最近、久しぶりに新しい洋服を一式揃えて着ることで、新しく生まれ変わった気分になりました。
同じように、英語学習によって新しい自分に生まれ変わる感覚を味わえます。また、「1つのことをやり続けられる自分」という、自信もつきます。
洋服の方が手軽で即効性がありますが、英語は時間がかかる部分、自分に与えるインパクトが大きいです。
英語ができなかった自分から、英語ができる自分になることは、大きな変化です。
また、即効性という点でも、英語学習は「一歩を踏み出した時点」で、新しく英語を勉強している自分に変わる感覚を味わうことができます。
僕は自分が28才の時に英会話スクールに通い始めた瞬間に、新しい自分になれた気がして、初日からテンションが上がりました。
これも、新しい服を着た時と同じような効果だと思います。
「結果が出なければ意味が無い」なんて自分で自分に厳しくしないで、「新しい習い事を始めた自分は偉い!」とホメてあげた方が、老害脳化を防げます。
老害脳タイプ③記憶系タイプ
自分の考えが正しいと信じて疑わない
治療法:知らない情報にわざと接する。前日寝るまでに、次の日の予定を立てておく。
※個人的な考え:英語は日本語とは文法体系も発音もまったく違い、共通点がほとんどありません。
そのため、英語を勉強すること自体が、「新しい情報に接すること」につながります。
また、英語は、異文化交流のツールです。
英会話で外国人と話していれば、自然に自分が知らない情報を得られます。
もし英会話が苦手な人でも、英語の文章を読むこと自体が、異文化を自分の中に取り入れることになるのです。
すると、新しいことに対していつも心をオープンにすることができて、自分と違う意見を持つ人達を受け入れる幅が広がります。
違う意見を受け入れられるようになると、心に余裕ができます。
老害脳タイプ④伝達系タイプ
(聞いてもいないのに)昔話や自慢話が多い
治療法:上品な言葉を使う。同世代の人達と接して、自分を客観視する。
個人な考え:日本語で上品な言葉を使うと、自慢話をしづらくなるのと同じような心理効果が、英会話をすることで得られると思います。
なぜなら、英語はストレートな表現が多く、特に自分の持っているボキャや文法だけで自慢しようとすると、けっこうチープな表現になりがちです。
たとえば、「同期の中では、俺と同じ成果を出せるやつは誰にもいなかった」と言おうとした場合。
これは要するに、「俺が一番なんだぜ!」と言いたいわけですが、ちょっと遠回しな言い方をすることで、自分が恥ずかしさを感じないレベルで自慢しているわけです。
英語でも、こういう遠回しな言い方はできますが、かなりのボキャと文法力が必要です。
自分の手持ちボキャと文法だけでとっさに話そうとすると、
I was the best employee.
(私が一番の社員だった)
みたいな短い言い回しになります。
言った後に、気恥ずかしさを感じるぐらいのストレートな言い回しです。
しかも、過去形だと今は違う感じがするので、現在完了を使うと、
I have been the best employee.
(私は過去からずっと今も、一番の社員だ)
みたいになってしまい、超自慢ぽくなるので、おそらく自分でも気づけます。
西洋文化では、自己アピールしてナンボみたいなところがあるので慣れがあると思いますが、日本文化ではあまりにストレートな自慢は気恥ずかしく感じます。
そこをうまく利用すれば、英会話で自慢している時に、自分で気づけるのです。
※次の脳番地⑤番タイプは、本にも載っていて、前回やったので省きます。
・・・つづく。
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