from 師範代Shinya
(→前回のつづき)
※英語をゼロからやり直す時の最初の一冊として役立つ新しい英語テキストのレビューの続きです。
次は、収録されている英単語の種類を見てみましょう。
前置詞や冠詞などの準備体操ページが終わった後の、ユニット1(Day1)では、
「動作・状態・気持ち」
を表す基本英単語が載っています。
動詞では、
go, come, walk などの、おなじみの英単語に加えて、look, see などの、日本語にすると同じ訳になるけど、英語では場面に応じて使い分ける英単語も出てきます。
形容詞も入っていて、big と large の違い、tall と high の違いなども学べます。
これらの英単語は、見れば意味が分かるけど、自分で話そうと思った時に、「あれ?どっちを使えば良いんだっけ?」と迷ってしまいがちなものですよね。
このあたりの英単語チョイスが、子どもよりも、大人のやり直し英語学習者に役立つ内容だと感じます。
品詞で分けずに、目的で分ける作り
ふつうの英単語帳では、だいたい品詞で分かれていることが多いです。
名詞、形容詞、動詞、副詞、という順番で学んでいくような作りが多いですよね。
その点、この本の面白いとことは、「品詞で分けずに目的で分けている」ところです。
たとえば、Day1では、先ほどご紹介した通り、
「動作・状態・気持ち」
というカテゴリー分けです。
動作は動詞、状態や気持ちは形容詞です。
でも、自分のことを話すと言う点では、何をする、どんな気持ちなのかを英語化することは、共通点があります。
また、Day4では、「食べ物&飲み物」というカテゴリーになっています。
ここでも品詞がミックスされていて、eat, drink, cook, などの動詞や、tea, milk, fruit などの、飲食物の名詞が載っています。
日常会話ベースで考えたら、これらは品詞で分けて覚えるより、場面別でセットで覚えてしまった方が効率が良いですよね。
「英会話に使うための英単語」という視点で見ると、これはとても良い分け方だと思います。
言えそうで言えない英単語も
これは小学生向けの英単語帳ですが、けっこうあなどれません。「日常で使うけど、言えそうで言えない英単語」もけっこうあります。
試しに以下の日本語を見て、素早く英単語を口に出してみてください。
↓↓↓
・(道を)渡る、横切る
・スイカ
・池
・水族館
・神社
・ドイツ
・箸
・料理
・クラゲ
いかがでしょうか?これらは外国人との英会話で話題に上りやすいけど、いざという時にパッと口から出てこないことも多いのではないでしょうか。
こんな感じで進んでいってトータル7日間で完走する作りになっています。
とにかく、最初のハードルを徹底的に下げたいなら、この本から始めるのは良い選択肢だと思います。
ハードルを下げてあるとはいえ、今見ていただいた通り、似た英単語の使い分けや、言えそうで言えない日常英単語も入っているので、学びが多いです。
もしあなたが、手軽に始められて、挫折しない英語テキストを探しているなら、この本はオススメです。
また、もしあなたがお子さんやお孫さんと一緒に英語を勉強したい場合も、この本はピッタリだと思います。
僕も、上の娘を相手に使ってみましたが、楽しくできました。
娘は4才なので、まだこの本の年齢には早いのですが、イラストを見ながら絵本を読み聞かせるような感覚で使えます。
これからも、この本を娘とのコミュニケーションツールとして使っていこうと思います。
(完)
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From 師範代Shinya(新村真也)
(やり直し英語達成道場 師範代)
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