
from 師範代Shinya
(→前回のつづき)
前回の記事では、瞬間英作文トレーニングで成果が出ない理由の1つとして、「英会話の実戦経験不足」をお伝えしました。
実戦の英会話では、
①話す内容を考える
②考えた内容を英語化する
という2点を同時平行で行う必要があります。
瞬間英作文トレーニングでは、①は練習しないため、いきなり本番で話そうとすると、①に脳のリソースを割かれて、②の英語化がおろそかになってしまいがちです。
逆に、これまで英会話の実戦経験をたくさん積んできた人が、②の英語化の部分でつまずいているだけだった場合は、瞬間英作文トレーニングの効果がすぐに感じられて、実力を発揮できる確率が高いです。
ただ、日本人でそういう環境の人は少数派だと思います。
アドリブで英語を話す環境を手に入れるために、できれば週に1回でも良いので、オンライン英会話レッスンを受けるのがオススメです。
レッスン中にうまく話せなくても良いのです。
オンライン英会話レッスンを受ける目的は、①の自分の言いたいことを考えて、②の英語化につなげる練習をすることです。
最初から①と②の連携がスムーズである必要はありません。
むしろ、スムーズではないからこそ、練習する意味があるのです。
とはいえ、オンライン英会話レッスンを受けるのもかなり抵抗がある人が多いでしょう。
その場合にオススメなのが、一人で①と②を行う方法です。
方法1.ひとりごと英会話
これは、あなたも聞いたことがあるかもしれませんが、ひとりで英語をブツブツ話す手法です。
目の前にある風景を英語で描写したり、頭の中に浮かんでいる考えをどんどん英語化しながら話していく手法です。
リアルな英会話は、相手が聞いてきたことに対する回答を考えて、アドリブで話します。
一方でひとりごと英会話は、自分で思いついた内容をアドリブで話します。
ひとりごと英会話の最中に脳内でやっていることは、
①内容を考えて、
②それを英語化する
という点で、英会話と同じなので、同じようなトレーニング効果があります。
「知っている」と「やっている」の違い
ひとりごと英会話は「やり方を知っている」「聞いたことある」人は多いと思いますが、「実際にやっている人」はとても少ない印象です。
ちょっとやってみたけど、続かずにやめてしまった・・・という声もよく聞きます。
「知っている」と「やっている」の間には、大きな違いがあります。
いくら勉強法自体を知っていても、実際にやらないことには、自分の英語力は1ミリも伸びません。
でも、実際にひとりごと英会話をやっている人は少なく、さらにその中で「続けられている人」の数は、さらに減ります。
ひとりごと英会話が続かない理由
続かない原因は、「英語を話すこと自体が目的になっている」からだと僕は思います。
つまり、こんな感じです。
「よし!今からひとりごと英会話をやるぞ!さて、何を話そうか?え~と、特に話すことが思いつかないな・・・」
と思考が止まってしまったり。
そのまま思いつかないと、
「とりあえず、昨日の夕飯で食べたものについて話してみるか。」
と、適当に話題を決めて話そうとします。
でも、これだと長続きしません。
なぜなら、「つまらくて、面倒くさいから」です。
話すことがないのに、無理矢理ネタを探そうとすることほど、退屈な作業はありません。
また、適当に話題を決めたり、自分が英語で話しやすそうな話題にしても、それは本当に自分が心を込めて話したいトピックではないので、気持ちが乗らないのです。
人間の脳は、「今、これを伝えたいんだ!」という強い気持ちと結びついていないと、スイッチがONにならないのです。
もし無理矢理練習して言えるようになったとしても、実際に使うシーンがなければ意味がありません。
たとえば、先ほどの「昨日の夕飯で食べたものについて話す」というテーマも、実際の英会話で話すシーンがどのぐらいあるでしょうか?
人によって話す話題は違うと思いますが、少なくとも僕は、オンライン英会話レッスンを受け始めてから5年間で、一度もネイティブの先生から聞かれたことがないし、自分から話したこともありません。
さらに言えば、日本人同士の会話でも「昨日の夕飯何食べた?」なんて話を、この5年間でしたことがありません。
もちろん、料理が趣味とか、グルメな人だったら、話すこともあるでしょう。
ただ、僕は自分が英語で「昨日の夕飯のメニュー」を話すことに対して、脳のスイッチがONになりません。
このように、自分がふだん話していない、興味がない話題を英語で話そうとしても、やる気が起きないのです。
そこで、次回の記事では、一番手軽に「自分が話したい内容」を見つける方法をお伝えします。
・・・つづく。
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From 師範代Shinya(新村真也)
(やり直し英語達成道場 師範代)
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