【大人になってから海外留学するってどんな感じ?⑩旅行との違い】

from 師範代Shinya

これまで、色々なスタイルの「大人の留学パターン」をご紹介してきました。

①語学留学

②語学+趣味

③資格試験対策

④ビジネススキル+職場体験

⑤語学+観光

⑥専門分野の研究

と6種類です。

他にも細かく分類すれば、何パターンもあるでしょう。

おそらく、学生の頃の留学のイメージは、①の語学留学か、海外の大学で学ぶというイメージしかなかったと思います。

短期間で日本の生徒と海外の生徒が入れ替わる「交換留学」なども僕が学生の頃にはよく聞きました。(今もよくあるのかもしれません)

大人になってからの留学は、学生時代とは感じ方が違うと思います。

学生時代に交換留学の経験があって、大人になってからもう一度留学した人たちに、体験談を直に聞かせていていただいたことが何度かあります。

「学生時代は、楽しかったけど、とにかくいっぱいいっぱいで余裕がなくて、あっという間に留学期間が終わってしまった。」

という声が多いです。

一方で、

「大人になってからの留学は、あの頃よりも心の余裕があって、たくさんのことに目を向けることができた。楽しさと学びの深さで言ったら、もしかして今回の方が大きいかもしれない」

と言う声も多い印象でした。

人生経験が学びを深める

僕は、大人の留学のメリットは、これまでの人生経験を活かせることだと思います。

日本で長年の経験を積み重ねてきた大人だからこそ、海外に行った時にその違いに気付くことができるのです。

たとえば、中高生の頃に海外のコンビニやスーパーに入った場合、置いてある商品やお店の見た目などに意識が向くことが多いです。

「店内が大きくて広い!」

「ポテチの袋のサイズが超デカい!」

などです。

でも、大人になってから同じ場所に行くと、お店や商品だけではなく、そこで働く店員さんたちの態度や雰囲気まで気になることが多いです。

「日本に比べて、店員さんの愛想がないな。」

「店員さんにフレンドリーに話しかけれた!これは日本では起こらないことだな」

などなど、人間に目が向くことが多くなるのです。

自分自身が大学時代にコンビニやスーパーでバイトした経験がある人は、より一層、日本との違いに目が行くと思います。

海外生活では、日常のちょっとした部分で文化の違いに気付きやすいです。

気付きが多くなれば、学びも深くなります。

留学先での学びの深さは、人生経験に直結すると思います。

海外旅行と留学の違い

同じ海外経験でも、留学と旅行はやっぱり違うと思います。

僕自身は、海外旅行を一度も経験したことがないまま、「大人の留学」を経験しました。

帰国してからしばらく経って、初めて海外旅行に行った時には、留学との違いを強く実感しました。

どちらが良い、悪いというのはないのですが、ジャンルが違うなと思いました。

同じ「海外で一定期間過ごす」という活動でも、色んな点で違います。

僕が個人的に感じた違いトップ3は、これです。

↓↓↓

①英語を使う頻度が違う

②現地で会う人たちの種類が違う

③人間関係の対象が違う

という感じです。

①英語を使う頻度が違う

①の英語を使う頻度は、海外旅行よりも留学の方が圧倒的に多くなります。(これは当たり前ですが)

僕は留学後に初めて海外旅行を経験した時に、「英語を話す頻度の低さ」に驚きました。

ほとんど英語を話せなくても、海外旅行は問題なくできるんだなぁ~、と思いました。

英語が必要になるのは、飛行機の乗り継ぎが遅れたり、スーツケースがなくなったりといったトラブルが起きた時だけです。

逆に、旅行中にこういうトラブルを経験した人は、「英語話せるようにならなきゃ!」と思うことが多いようです。

英語学習者の視点から見ると、海外旅行に比べて強制的に英語を使わざるを得ない環境が用意されている留学は、より良い体験になるでしょう。

②現地で会う人たちの種類が違う

海外旅行先で出会う現地の人たちは、レストランの店員さんや、ホテルのフロントの人、ツアーガイドさんなどがメインです。

この人たちは、年中、外国人旅行者を相手にしているので、僕ら日本人にも慣れています。(行く国にもよりますが)

一方で、留学先で出会う人たちは、もっと幅広いです。

・ホームステイする場合は、ホストファミリー

・学校の先生

・学校のクラスメイト(世界中から色んな人種)

・コンビニ店員さん

・スーパーの店員さん

などなど。

留学の場合は、日常生活を送る人たちを身近で見ることができます。

ホームステイ先も、お客さん扱いされるのは最初の数日間で、後は家族の日常生活の中に溶け込んで生活することになります。

海外旅行と比べると、交流できる人の幅が圧倒的に増えるのが、留学のメリットだと思います。

③人間関係の対象が違う

海外旅行では、人間関係を深める相手は「一緒に行った家族や恋人、友達」です。

一緒に海外での体験することで、思い出を共有して、仲が深まります。

僕は妻のサヤは、結婚前にフィリピンのセブ島に旅行に行き、ハネムーンではカリブ海クルーズで南米の国々を回りました。

この時の体験は、今でも強烈に残っていて、ことあるごとに「あの時はこうだった。どうだった。」と、思い出を語り合います。

また、行った先々でビデオカメラで撮影しているので、そのビデオを見返すたびに、記憶が鮮明によみがえります。

一方で留学の場合は、「現地で築く人間関係」がメインになります。

世界中から集まるクラスメイト、ホストファミリー、クラスの先生など、現地で出会った人たちとの関係が、思い出になるのです。

僕は、31才の時にカナダに留学して、その時のクラスメイトとは今でもFacebook上でつながっています。

そして、お互いの誕生日にメッセージを送り合ったり、近況写真にいいねを押し合ったりしています。

帰国してしばらくは、メッセンジャーの通話機能で会話することもありました。

転職や結婚など、人生の転機で報告し合える仲間が世界中にできたことが、何よりも大きな財産だったなと思っています。

もちろん海外旅行でも、バックパッカーのように、自力で世界を渡り歩くようなスタイルだったら、留学と同じかそれ以上の人間関係を築くことができるでしょう。

今回の違いは、あくまで普通の旅行会社経由の観光旅行のケースとの比較です。

以上、大人の海外留学について、長くご紹介してきました。

一応、ここで留学トークは終わりますが、次回はおまけとして、「海外に行かなくても英語漬けの留学環境が味わえる方法」をお伝えしますね。

(完)(→この記事のシリーズを1話目から読む

 
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